かめおかゆみこ です。
女性のための「『聴く』を磨く」体験講座
日時／２０１７年１１月１９日（日）１０時～１６時
午前…基礎編。午後…実践編。通し参加割引あり
会場／静岡県富士宮市・大富士交流センター
詳細／こちら！
※フェイスブックページになります。うまくアクセスできない
場合はこちら（芦澤さん）までお問い合わせください。、
富士宮「『聴く』を磨く」体験講座初開催記念
「『聴く』を磨く」Ｑ＆Ａ。
これまでの回のリンクは、この記事ラストにあります。
かめおかゆみこの「『聴く』を磨く」講座のテーマは、「聴ける
心とからだをととのえる」です。その視点からお返事できる
内容であれば、どんな質問も、ウェルカムです。
さて、本日の質問です。
★過去の傷つき体験にしばられる…
＞過去に失敗したこと、忘れられない出来事があると、
＞また同じことになるのではないか、傷つくのではないか
＞という不安や恐怖から動けなくなることがあります。
ありがとうございます。
おおきなテーマですので、今日の回答ですべてが解決はし
ないかもしれませんが、ひとつの参考としてお読みください。
さまざまな、過去の感情にしばられて生きてきた私が、
その気持ちをてばなせるようになったおおきな理由は、
脳のかんちがい に気づいたことでした。
かんちがいって、したことありますでしょう？
たとえば、私は、ズッキーニという野菜のことを、
きゅうりの一種だと想っていました。太いきゅうりなら、
大味でおいしくなさそう、と勝手に想っていたんですね。
ところが、のちに、かぼちゃの一種だと知って、大びっくり！
かんちがいしたままなら、ずーっと、きゅうりの一種だと、
（一生）想いつづけていたかもしれません。
これと同じことが、ほかのことにも当てはまるんです。
過去に失敗した（と感じた）ことを、ずっとひきずって
いるひとがいます。同じ失敗をするのがこわくて、前
に踏み出せないでいるひともいます。
それどころか、そうした記憶を強化して、「自分のや
ることは何もかもうまくいかない」と、拡大解釈して
いるひとさえいます。
でも、よく考えてみてください。あなたが失敗したと
想っていること。それって、本当に「失敗」だったん
でしょうか？
そもそも、「失敗」ってなんでしょう？ 一度も失敗す
ることなく、生きてきたひとなんているんでしょうか？
よく、「失敗つづきの人生だった」と言うひとがいます
が、それが本当ならすごいことですよ。
朝、起きて、階段を踏みはずして、こけ落ちて、ねんざし、
顔を洗おうとして、まちがって熱湯を出してしまい、やけどし、
炊飯器のスイッチが入っていなくて、お米が炊けておらず、
あわててパンをぱつくき、のどに詰まって窒息しそうになり、
出かけるときに、左右、まちがったくつを履いてしまい、
しかも、電車に乗るときに、片方を線路に落としてしまい、
そのために、電車を止めてしまって、駅員に叱られ、
さらに、会社にも遅刻して、上司にも叱られ…。
少なくとも、このくらいはやらないと、
「失敗つづき」とは、言えませんから。
おわかりでしょうか？
私たちは、記憶を、無意識のうちに、選択しているんです。
脳は、フォーカスしたものをピックアップしますから、
「失敗だった」と想うと、その要素だけをひろい集めるんです。
２４時間のうち、「失敗」したのが、３０分だったとして、
残りの２３時間３０分は、何の問題もなかったのに、
「失敗つづきだった」と言ったとたんに、
まるで、２４時間、うまくいかなかったように、
脳がかんちがいしてしまうんです。
このパターンを、１年、５年、１０年つづけると、
どうなると想いますか？
仮に、毎日、３０分ずつ失敗しつづけたとしても、
１年で、３０分×３６５日＝１０９５０分＝約１９日。
実は、とくに問題のなかった時間＝３４６日。
５年だと、約９５日／１７３１日（うるう年１回ふくむ)
１０年だと、約１９０日／３４６２日(うるう年２回ふくむ）
えーと。私は算数に弱いので、計算まちがいがあっても
スルーしていただきたいのですが、(ヲイ！)
どう考えても、
「失敗つづき」というには、誇大広告すぎませんか？
私は、この、脳のかんちがいに気づいたことで、
自分の過去を解放してやることができました。
たしかに、傷ついた体験はあったかもしれないけれども、
実際には、それはほんのみじかい時間に過ぎず、
あとは、「それにとらわれつづけている」、
言い換えれば、自分でそれを選択しつづけている
時間があったにすぎなかったのだと。
あなたも、まず、そのことに気づいてほしいんです。
そのときに、けっして、自分を責めないでください。
なんたって、脳がかんちがいしてただけなんですから。
そして、できれば、こんなふうに言って、
解放してやることをオススメします。
できるだけおおきな声で、できたらアクションもつけて、
「どっひゃああああ！ まぢかよ～！！」
「あちゃ～」とか、「ひょええええ～」とか、
できるだけオーバーに、発散しちゃってください。
脳を、責めるのではなく、ゆるしてやってください。
そして、あらためて自分に問えばいいんです。
「この先も、このかんちがいを、
つづけたいか、つづけたくないか？」
これは、自分への質問です。そして、自分との対話です。
ゆっくりじっくり、話し合って、進んでみてくださいね。
そのときに、これまでも書いてきたように、
起きたできごとを、「事実・考え・感情」に分けて、
ふりかえってみることもいいでしょう。
そこにも、脳のかんちがいが、かくれている可能性が
ありますからね。
おしまいに、こころをサポートするための、
「ハートの（ケア）ワーク」をご紹介しておきます。
ほんの１分で、こころが落ち着きますよ。活用してください。
これまでのＱ＆Ａ
Ｑ＆Ａ０１★「からだを動かすワーク」って？
Ｑ＆Ａ０２★自分に自信をつけるには？
Ｑ＆Ａ０３★罪悪感を軽くするには？
関連メルマガ記事「罪悪感を超えていく」
Ｑ＆Ａ０４★怒りとの向き合いかた
Ｑ＆Ａ０５★ジャッジをてばなすには？
Ｑ＆Ａ０６★緊張しないためには、どうしたらいいですか？
Ｑ＆Ａ０７★何故、「やらない自分」がいるのか？
Ｑ＆Ａ０８★自分でできるのに、なぜ、ひとに頼んでしまうのか？
Ｑ＆Ａ０９★不安をなくすには？
Ｑ＆Ａ１０★モチベーションを下げないようにするには？
Ｑ＆Ａ１１★八方美人と想われてしまいました…
Ｑ＆Ａ１２★話し下手を直す方法はありますか？
関連メルマガ記事「本当に、自分のことばで伝えていますか？」
Ｑ＆Ａ１３★やりたいことを見つける方法
Ｑ＆Ａ１４★「本気で生きる」って、どういうこと？
Ｑ＆Ａ１５★過去の感情をひきずってしまう…
関連メルマガ記事「癒されていない感情と、どう向き合うか」
Ｑ＆Ａ１６★「自分さえ我慢すれば」は、正しい？
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
ちょうど今日で、１０月も終わりですので、
Ｑ＆Ａも、とりあえず、ひと区切りしようと想います。
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