15★「かめおかゆみこ」ができるまで | かめおかゆみこの≪表現するからだとことば≫塾

かめおかゆみこの≪表現するからだとことば≫塾

あなたが輝く≪表現≫をサポートします!・心身の解放(ゆるめること)・感情の解放
と切り換え・表情トレーニング・身体表現・声の表現・話しかた・聴きかた等々、28年
にわたるワークショップ体験をもとに、あなたオリジナルのセッションを提供します!

かめおかゆみこ です。

 

 2003年11月1日に創刊した、日刊メルマガ「今日のフォーカス

チェンジ」が、きたる7月10日に、5000号を達成します。ウインク

 

その記念に、自分の人生ドラマをまとめています。


題して、「『かめおかゆみこ』ができるまで
01★黒曜石が採れた村      02★「いのちの場」で     

03★自然と絵本と空想と     04★「トリップ」する子ども

05★「世界」の終わり        06★2つの交通事故

07★頭のよくなる薬        08★居場所を見つけた!

09★演劇部設立!         10★バトルな季節

11★もっと学びたい…       12★あこがれの存在

13★授業さぼって事件       14★悲喜こもごもの地区大会

 

 

15★初めてのひとり旅

 

ときは、高校2年生にさかのぼります。

授業さぼって事件で地区大会を見た私は、どうしても、全道大会

を観たくてたまらなくなっていました。ラブラブ

直接、指導をしてくれるひとのいない私にとっては、同じ高校生の
舞台が、一番の学びの場であり、また、一日に何本も舞台が観ら
れる「大会」は、私にはたまらない「ごちそう」だったのです。

当時、住んでいた佐呂間から、その年の全道大会のある街まで
は、約300キロ離れていました。東京-名古屋の距離です。びっくり

地区大会でさえ日帰りできないのに、2日間の大会を観るとなる
と、前後を入れて、4日がかりです。もちろん、学校も休まなけれ
ばなりません。

そのためには、超えるべき関門がふたつありました。

ひとつは親で、ひとつは学校です。

親のほうは、わりとすんなり行きました。我が両親は、こそこそせ
ずに、正面突破すれば、無茶な話でも聴いてくれたのです。おねがい

それでも、そんな長距離のひとり旅ははじめてです。さすがに旅
館にひとりで泊まることは許可されず、約60キロ離れた、札幌の
親戚の家から通うという条件で、OKが出ました。

 

まあ、反対されても、たぶん、私は決行しちゃうひとなので、勝手

にドロンされるより、条件つきでみとめたほうが安全だと、判断

したのではないかと思います。アセアセ

 


そして、次は学校です。顧問の先生に相談しても、絶対に反対さ

れると思ったので、手段を変えました。当時、生徒に理解がある

ことで知られていた、担任の先生に相談したのです。

 

実は、私はほぼ毎日、部活日誌をもらうために、放課後、職員室

に行き、そのつど、顧問の先生とバトっていました。爆  笑

 

たぶん、ほぼ名物と化していたと思います。ほかの先生たちは、

そのようすを見て見ぬふりしていたのです。担任の先生も、それ

をよく知っていました。

「先生、〇月〇日から土日をはさんで4日間、学校を休みたいん

ですけど」と、私が言うと、「どうした? 何があるんだ?」と聴い

てくれたので、私も正直に「全道大会に」と、こたえました。

 

すると、担任の先生は、にやりと笑って、「わかった。遠いから、

学割をとっていきなさい」と言ってくれました。学割の名目は、

適当に書きました。(スミマセン、時効のハナシです)てへぺろ

 

 

そうして通った全道大会は、ますます、私の演劇への想いに

火をつけました。翌年、高校3年の夏、私は、今度は、全国大

を観にいきたいと言い出しました。ラブ

 

高校演劇の場合、前年のブロック大会で選ばれた作品を、翌

年の夏に全国大会で発表するシステムになっています。それ

で、その年は八戸で開催されることになっていました。

 

これが、四国とか九州だったらあきらめていたかもしれません

が、何せ、青森です。北海道から一番近い県です。海はわた

りますが!波

 

夏休みということで、学校を休まなくてもいいこともあって、親は

比較的すんなりみとめてくれました。さすがに、親戚の家は近く

にはなく、はじめて、ひとりで旅館に泊まることになりました。

 

自分で交通経路を調べ、旅館の手配もしました。どきどきでし

たが、高校演劇の最高水準を観られる、というよろこびのほ

うが、まさっていました。ピンクハート

 

そして、はじめて参加した全国大会では、北海道代表の学校

の泊まる旅館と、たまたま同じになり、一緒に食事の席にまぜ

てもらうなど、あたたかい対応を受けました。

 

北海道の高校演劇の先生たちもたくさん参加していて、とり

わけ代表校を出した札幌地区の先生たちに、お世話になり

ました。みんな、「遠くからきたんだね」と歓待してくれました。

 

こうして、はじめてのひとり旅から、無事に帰って来たのを見

て、母は、「これなら大丈夫」と、はじめて安心したと言います。

 

そうして、いよいよはじめての、秋の地区大会に参加したの

です。(いまにして思うと、私は、地区大会に参加する前に、

全国大会を観てたのですね)爆  笑

 

 

さらに、地区大会が終わると、私は、今度は、「ふたたび、全

道大会を観に行きたい」と、言い出しました。

 

3年生の11月です。本来なら、とっくに、大学受験の体勢に

切り替えていなければならない時期です。

 

さすがに、親も反対しました。でも、私はねばりました。

「だって、これは、一生に一度しか見られないんだよ!

 

明らかに詭弁です。その年の全道大会は、つねに一生に一

度しかありませんからね。爆  笑

 

結局、私のねばり勝ちでした。たまたま、開催地の街に親戚

がいたので、2年生のときのように、通わずにすみました。

 

 いまのシステムはわかりませんが、当時の全道大会は、初

日にリハーサル。リハーサルのあとは、全体交流会

 

それぞれの学校が、5分程度のミニ発表をするのですが、こ

れが、めっちゃ熱がこもっているのです。本番より気合が入っ

ている?!と想えるほど。(笑)

 

そして、2日間にわたって、朝9時から夜9時まで、1日9校×

2日で、18校の上演がおこなわれます。さらに、舞台と舞台

のあいだには、会場との「幕間討論」がありました。

 

昼休み時間もまともにありません(笑)。私は、1校も見逃すま

いと、客席にはりつき、みじかい休憩時間にロビーに出て、パ

ンをかじり、また客席にもどりました。

 

最終日は、審査発表なのですが、私はこれは観ずに帰路に

ついたと記憶しています。私にとって、結果はどうでもよかっ

たのです。すべての舞台が、私にとっての宝物でした。

 

 

 

 

星かめおかゆみこの、13年以上つづく日刊メルマガ

「今日のフォーカスチェンジ」の詳細は、こちら 流れ星

 

花火かめおかゆみこ関連の講座・イベントは、こちら!

義理チョコかめおかゆみこへの講演・講座のご依頼は、こちら!