万能鑑定士Qの事件簿VII | 本との出会いは、師との出会い。

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智慧は、先生から指導されて身につけるものではなく、自ら学ぶものです。ですから、先生が本であっても、生徒の意欲が高ければ、学習の成果が期待できます。書店には、素晴らしい先生方が、時代を超えて、いつでも待っています。

万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)
/角川書店(角川グループパブリッシング)

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 冒頭から、何だか『プラダを着た悪魔』みたいなストーリーだぞ!って思ったら、やっぱりそうだった。最後の最後で『プラダを着た悪魔』というタイトルまで出てきた。

 『プラダを着た悪魔』は、ファッションには何の興味もなかったアンディが、ファッション誌の編集長であるミランダの秘書に採用され、悪魔のような要求に耐えていくうちに頭角を現し、やがて信頼を獲得して第一秘書の座を射止めるまでの過程が魅力的なのだが、同じようなファッション誌の第二秘書という境遇に潜入した莉子は、持ち前の知識を活かし、何の苦労もなく秘書としての仕事をこなし、無くなった宝石の行方までをも突き止め、編集長の信頼を獲得するというストーリー

 しかし、莉子は、編集長の脱税を暴くために送りこまれた潜入捜査員だったのだ。編集長の信頼を獲得した莉子は、第一秘書に昇進し、組織の最深部に潜む秘密に迫る。マルサが追う事件の真相とは何か?莉子は、その真相を暴くことができるのか?

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