- 万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)
- /角川書店(角川グループパブリッシング)
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『ビブリア古書堂の事件手帳』を読んで、ライトノベルも侮れないと思っていたところに、読書メーターで相性が良い方が読んでたので、気になっていました。たまたまBookoffでⅠとⅡが108円で売ってたので迷わずゲットしました。
最初は、文章が変だと思ったのですが、いつの間にかどんどん引き込まれて、新浦安を乗り越し、舞浜でも降りそこない、葛西臨海公園まで行ってしまった程でした。若くて美しい女性が主人公で、草食系?の男子が支えるという構図は、ビブリア古書堂と同じなのですが、これは、若い世代の支持を受けるためのお約束なのでしょうね。
Ⅱで事件が大きく動くようなので、現時点での評価は控えますが、ビブリア古書堂よりも事件のスケールが大きくて、誰が、何のために、どうやって起こしたかが、全て謎です。プロットは、このような事件が起こるとしたら、どのような犯人が、どのような目的で、どのような条件が揃った時なのか?ということを逆から創造したような感じです。奇想天外な物語り程、細部にリアリティがないと現実味がなくなり過ぎてしまいますが、そういう意味でも抜かりがない侮れない作品だと思います。
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