監督：パトリック・ヒューズ
ｷｬｽﾄ：ライアン・レイノルズ／サミュエル・L・ジャクソン／サルマ・ハエック
配給：ライオンズゲート・フィルムズ／REGENTS
公開：2022年4月
時間：116分
今夜紹介するのは，『デッドプール』シリーズのライアン・レイノルズと『アベンジャーズ』シリーズのサミュエル・L・ジャクソンが共演し，ひょんなことから殺し屋を護衛する羽目になったボディガードの奮闘を描いた2017年の映画『ヒットマンズ・ボディガード』の続編。残念ながら前作は日本では劇場未公開となり，現在でもNetflixでの独占配信となっているため，今夜は劇場公開された続編のみを扱うことにした。
とは言っても，前作の内容はダイジェスト紹介されるので，いきなりこの続編を見ても全然大丈夫！ 監督は『エクスペンダブルズ3／ワールドミッション』のパトリック・ヒューズ。
かつては超一流“トリプル-A”のボディガードとして名を馳せていたマイケル・ブライス（ライアン・レイノルズ）。しかし，宿敵の殺し屋ダリウス（サミュエル・L.ジャクソン）を警護した一連の騒動からメンタルに問題を抱えセラピー通い。手に余ったセラピスト（レベッカ・フロント）から，仕事を忘れてイタリアでのバカンスを薦められる。そこに突然，ダリウスの妻で詐欺師のソニア（サルマ・ハエック）が現れ，訳も分からぬうちに銃撃戦に巻き込まれるマイケル。そのまま，マフィアに捕まったダリウスの救出を手伝わされるハメに。
クレージーなソニアに振り回されながらもダリウスを救出するが，殺したマフィアのカルロ（ミルトス・イェロレムー）が情報提供者だったことから，インターポールの捜査官ボビー（フランク・グリロ）に捜査への協力を命じられる。ターゲットは最先鋭装置を駆使してEUへのサイバーテロを企てるギリシャの大富豪アリストテレス（アントニオ・バンデラス）。ダリウスとソニアは無罪放免，ブライスはボディガードの資格回復を賭けて，危険な任務に挑むのだったが…。
こうして言葉であらすじを書くと，硬派なアクション作品にも思えるが，そこはライアン・レイノルズ。殴られる，撃たれるなんて序の口で，車にはひかれる，ガラスに突っ込む，激しい拷問を受ける，船から落とされる，さらには死んだと思われて水葬されそうになるなど，“タフ”なんて言葉を通り越した超人並みの生命力。
そんなマイケルを振り回すダリウス＆ソニアのハチャメチャっぷり。なのにこの３人の息の合ったチーム感が最高。マイケルの義父役で登場するモーガン・フリーマンのストーリーに奥行きを与える存在感。アリストテレスの名悪役と，どれをとっても笑いと面白さの連続。『デッドプール』好きならぜひチェックしてほしい１本だ。
さて，フォックスがディズニーに買収され，X-MENシリーズの制作もディズニーが引き継ぐと発表されていたが，『デッドプール3』の来年公開が決定。ヒュー・ジャックマンがウルヴァリン役に復帰することでも話題となっている。
ｸﾀ評：★★★★★
「ｸﾀ評」５つ星★作品まとめモーガン・フリーマン作品まとめサミュエル・L・ジャクソン作品まとめライアン・レイノルズ作品まとめアントニオ・バンデラス作品まとめ
もっと『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』
▼お友達ブログ▼