タイタンの逆襲 | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Wrath of the Titans
監督:ジョナサン・リーベスマン
キャスト:サム・ワーシントン/ロザムンド・パイク/ビル・ナイ
配給:ワーナー・ブラザース
公開:2012年4月
時間:99分




昨夜紹介した『タイタンの戦い』の2年後に公開されたのがこの『タイタンの逆襲』。原題の『Wrath of the Titans』は直訳すると「巨神達の怒り」の意味。前作から10年後の世界が舞台となっている。監督は『世界侵略:ロサンゼルス決戦』(2011年・コロンビア)や『ミュータント・タートルズ』のジョナサン・リーベスマン。

半神半人(デミゴッド)の英雄ペルセウス(サム・ワーシントン)が,怪物クラーケンを打ち破ってから10年。亡き妻イオの忘れ形見へレイオス(ジョン・ベル)と穏やかな漁師の生活を営むペルセウスの元にゼウス(リーアム・ニーソン)が現れ,冥府の迷宮“タルタロス”が開き,怪物たちが世界に溢れ出す危機が迫っていると告げる。人間からの崇拝を失い力の衰えつつあるゼウスは,デミゴッドとしての強さを見込んでペルセウスに助力を請うが,息子との暮らしを守りたいペルセウスはゼウスを追い返してしまう。

”タルタロス“の修復のため,ポセイドン(ダニー・ヒューストン)と共に冥界の王である兄ハデス(レイフ・ファインズ)の元を訪れるゼウスだったが,ハデスと,ゼウスの正統な息子アレス(エドガー・ラミレス)の裏切りに合い,冥府の虜囚となってしまう。一方,冥府から現れた怪物キメラに息子と住む町を襲われたペルセウスは,勇敢な女王アンドロメダ(ロザムンド・パイク)や,ポセイドンと人間の間に生まれたアゲノール(トビー・ケベル)と共に,神の血を引く者として,そしてへレイオスの父親として,冥界への危険な旅に乗り出すのだったが…。

よくまとまったストーリーだが,まとまって凡庸になってしまった感じ。たとえ弱っているとはいえ,ゼウスはじめ神々が弱すぎるし,妙に人間じみてしまったのが残念。“タルタロス”に至ってはもう『インディ・ジョーンズ』か『メイズ・ランナー』かって気分になるし,ギリシア神話の色んな話が混在改変されちゃったのも「おいおい!」って思わせられる。

神話というより,アクション・アドベンチャーとして楽しむのがお薦めの1本。『タイタンの戦い』位に強烈なインパクトを持つ敵キャラが続々と登場すれば,もう少し楽しめたかもしれない。


映画クタ評:★★★★


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◆シリーズ一覧◆

タイタンの戦い』(2010年)


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『タイタンの逆襲』
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