監督:スティーヴン・スピルバーグ
キャスト:ハリソン・フォード/カレン・アレン/デンホルム・エリオット
配給:パラマウント映画/CIC
公開:1981年12月
時間:115分
明日夜から4週連続で地上波放送される『インディ・ジョーンズ』シリーズ。その予習として【くた★むび】では急遽編成を変更し4夜連続で紹介。こんな形で一挙放送される機会は滅多にないので,ぜひ触れてほしい人気シリーズだ。
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』を監督したジョージ・ルーカスが,興行的失敗を感じハワイに逃避していたところに,『未知との遭遇』(1978年・コロンビア)の撮影を終え休暇を取っていたスティーヴン・スピルバーグが合流。「『007』シリーズのような作品を作りたい」と言うスピルバーグに「それならこんなアイデアがあるよ」とルーカスが明かしたのが,この『レイダース』だったという。以降,シリーズ4作のすべてが〈監督:スピルバーグ×製作総指揮:ルーカス〉のタッグで作られ,世界的ヒット作となってゆく。
『レイダース』の「レイダー」は「盗賊」のこと。また『失われたアーク』とはモーセの十戒の書かれた石板の破片を納めた聖櫃(せいひつ)と呼ばれる箱のことで,神秘的な力を宿すユダヤの秘宝の1つとされている。
舞台は1936年。プリンストン大学で教鞭を執る考古学者インディアナ・ジョーンズ教授(ハリソン・フォード)は,愛用のハットと鞭を手にして秘境や遺跡を探検する冒険家で,世界中の宝物を探して発見するという凄腕のトレジャーハンターとしての顔があった。しかし,苦労して手に入れた宝を横から奪っていくフランス人考古学者ルネ・ベロック(ポール・フリーマン)には何度も苦い思いをさせられていた。
第2次大戦勃発直前の混乱期に勢力を増しつつあったナチス・ヒトラーは、最大の武器として多大な力を発揮するという伝説的なアーク《聖櫃》の行方を執拗に追っていた。そのことを知ったアメリカは,阻止しようとインディにアーク発掘を要請する。聖櫃の在り処を示す手がかりとなる“ラーの杖飾り”を求めてネパールへ行き,恩師の娘で,かつて恋人でもあったマリオン(カレン・アレン)と再会したインディ。共に,友人の発掘王サラー(ジョン・リス=デイヴィス)を頼ってエジプトのカイロに到着するのだったが…。
今から36年前の作品なのだが,古さや映像技術のたどたどしささえも“妙味”として,往年の冒険映画のエッセンスを感じさせる。1936年設定というのも,映像を自然に思わせるから不思議。スピルバーグやルーカスのファンをニヤリとさせる『スター・ウォーズ』をはじめとするパロディも満載で,冒頭に登場する複葉機の胴体に書かれた文字「OB-CPO」がオビ=ワン・ケノービとC-3POに掛けられたものだったりと,良き時代の映画の遊び心の宝庫でもある。
第54回アカデミー賞では録音賞,美術賞,編集賞,視覚効果賞を受賞。とにかく,あまり細かく難しく考えずに,展開のスピード感に任せて,存分に楽しんでみて♪
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◆シリーズ一覧◆
『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年)
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年)
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年)
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023年)
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『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』
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