ボーン・コレクター | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:The Bone Collector
監督:フィリップ・ノイス
キャスト:デンゼル・ワシントン/アンジェリーナ・ジョリー/クィーン・ラティファ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ/ソニー・ピクチャーズ
公開:2000年4月
時間:118分




『マレフィセント2』の公開を記念して,6夜連続でアンジェリーナ・ジョリー特集。まず今夜は,24歳のアンジーが眩しい『ボーン・コレクター』。彼女が初めて劇場公開作の主演を射止めた作品だが,主役のデンゼル・ワシントンは事前にアンジーの出演するTV映画のテープを見て,その演技力に「驚愕した。これほど力のある女優が今まで眠っていたなんて信じられない」と語ったという。

ヒーローがベッドに寝たきりという,珍しい刑事アクションで,A・ジョリーのブレイクのきっかけともなった1本。原作は,ベストセラー作家ジェフリー・ディーヴァーが1997年に発表し,現在も続いている“リンカーン・ライム シリーズ”の第1作目。監督は後に『ソルト』でもアンジーと組むことになるフィリップ・ノイス。

ちなみに,タイトルが紛らわしいが『ボーン・アイデンティティー』に始まる“ジェイソン・ボーン シリーズ”とは全くの無関係。『ボーン・コレクター』とは,ストーリーの鍵となる古書のタイトル。

リンカーン・ライム(デンゼル・ワシントン)は全米でも有数の犯罪捜査官だったが,4年前の事故で寝たきりになっていた。パトロール警官のアメリア・ドナヒー(アンジェリーナ・ジョリー)は男の惨殺死体を発見,証拠を残し写真にした手際のよさをライムにかわれ,捜査チームの一員に任命される。犯罪現場に残っていたのは奇妙な骨と紙片。それを分析するため,ライムの部屋が科学捜査班の対策本部となる。

現場の証拠を元に次の犯罪を予測したライムだが,時すでに遅く第2の犯罪が行なわれる。タクシー運転手に化けた犯人は,ライムたちに挑戦しているようだった。無線でドナヒーに指示を送り,二人三脚で事件に挑むライム。捜査線上に浮かんだのは1900年代初頭の出版社のロゴマーク。事件がいよいよ混迷の度を深める中,ライムとドナヒーは屈せず事件の解決に挑んでいくのだったが…。

まだ初々しく,アクション女優でもないアンジーの可愛らしさはもちろんだが,45歳のデンゼル・ワシントンが『フライト』と較べると寝たきりなのにツヤツヤしている。PCや機材と,ストーリー展開にやや古さは感じられるが,よく作り込まれたサスペンスだと思う。


映画クタ評:★★★★


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『ボーン・コレクター』
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