ソルト | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Salt
監督:フィリップ・ノイス
キャスト:アンジェリーナ・ジョリー/リーヴ・シュレイバー/キウェテル・イジョフォー
配給:コロンビア映画/S.P.E
公開:2010年7月
時間:100分




このコーナーでは『マレフィセント』以来となるアンジーの登場だが,個人的には「アンジーといえばソルト!」って位の押し作品。全編に彼女の多彩な魅力が満載されている。

イヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は,相手のどんな嘘でも見破る優秀なCIAエージェント。ところがある日,CIA本部でロシアから逃亡してきた謎の密告者オルロフ(ダニエル・オルブリフスキー)を尋問していた彼女は,突如,窮地に陥ることに。密告者が,アメリカの仕業に見せかけた訪米中のロシア大統領暗殺計画と,その為にロシアから送り込まれたロシアのスパイがニューヨークに潜伏中であること,そしてその名前がイヴリン・ソルトであると告白したのだ。何かの罠だと必死に訴えるソルトだったが,CIAに二重スパイを疑われる。追いつめられたソルトは,ついに決死の逃亡を企てるのだったが…。

ソニー・ピクチャーズの会長とのランチで,アンジーは最初『007』のヒロインを打診されたという。彼女の答えは「やりたいのはボンドよ!」と。そこでボンドにボーンの要素も入れて誕生したのが,世界最強の女性エージェント・ソルト。

動きの綺麗なムエタイと,クラヴ・マガという荒々しい格闘技をミックスしたアクションをマスターし,アパートの12階の外壁を渡り,高速を走るトラックを飛び移ったりと,何でもノースタントでこなす。後半では男装まで見せてくれる。

ストーリー的にも,冒頭の北朝鮮での拷問シーンに始まり,ソルトの真実を映し出しながら,最後まで読めない彼女の思いとスパイ戦の展開がスピーディーに描かれていてゆく傑作。

セル版には「劇場版」に加え「デイレクターズ・カット版」「別エンディング」の3バージョンが収録されていて,違いを見較べながら3回も楽しめちゃう♪


映画クタ評:★★★★★


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