ターミネーター3 | p・rhyth・m~映画を語る~

p・rhyth・m~映画を語る~

メインブログ【くた★むび】



原題:Terminator 3: Rise of the Machines
監督:ジョナサン・モストウ
キャスト:アーノルド・シュワルツェネッガー/ニック・スタール/クレア・デインズ
配給:ワーナー・ブラザース/東宝東和/コロンビア映画
公開:2003年7月
時間:109分




ターミネーター』製作時に制作会社と折半した版権のうち自分の所有分を,プロデューサーで,当時妻でもあったゲイル・アン・ハードに1ドルで譲り渡したJ・キャメロン。離婚後,G・A・ハードがその版権を別の制作会社に700万ドルで売却したため『ターミネーター』の続編がJ・キャメロンの関与無しに次々と作られるようになった。

当時,「物語は『ターミネーター2』で完結しており,続編を作るべきではない」と言っていたJ・キャメロン。この作品以後のシリーズにも彼の名はクレジットされるが,作品製作には携わっていない。12年ぶりに公開されたこの第3弾の監督は,後に『サロゲート』で不思議な世界を見せてくれるジョナサン・モストウ。

『ターミネーター2』でのT-1000との死闘から10年後。スカイネットが自らの意志を持ち,核戦争が起きるはずだった1997年8月29日の“審判の日”は回避されたかに思われた。母サラ・コナーを白血病で失い,青年に成長したジョン・コナー(ニック・スタール)は,未だに胸のどこかにある不安と,時折見るターミネーターの夢を払えないまま,新たな人生の目的を模索するように放浪生活を送っていた。

そんな時,2032年から新たに2体のターミネーターが送り込まれる。1体は未来のジョンの副官となる者たちを抹殺するためにスカイネットが送り込んだ究極のターミネーターT-X(クリスタナ・ローケン)。そしてもう1体は,10数年前にコナー親子を護ったT-800の改良版T-850(アーノルド・シュワルツェネッガー)。リストにある人間たちを次々に殺害していくT-Xは,獣医助手のケイト・ブリュースター(クレア・デインズ)を狙ってやって来たエミリー動物病院で,偶然忍び込んでいたジョンも発見し殺害しようとするが,そこへT-850が現れて2人を救う。

未来のスカイネットはやはり存在し,その“審判の日”がまさに今日だと知って愕然とするジョン。唯一スカイネットの暴走を止められるのは米空軍に勤めるケイトの父ロバート(デヴィッド・アンドリュース)だと聞かされ,エドワーズ空軍基地へ向かうのだったが…。

『ターミネーター2』から12年越しの公開となったが,その間に進化したVFXをはじめ,洗練されたアクションもスピードも,シリーズ最高レベルを感じさせる。意外な(?)ラスオチにまっしぐらなストーリーも,個人的にはかなり好みな1本。


映画クタ評:★★★★


右矢印A・シュワルツェネッガー作品まとめ


◆シリーズ一覧◆

ターミネーター』(1985年)

ターミネーター2』(1991年)

ターミネーター4』(2009年)

ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015年)

ターミネーター/ニュー・フェイト』(2019年)


カチンコもっとカチンコ
『ターミネーター3』
▼お友達ブログ▼