ターミネーター2 | p・rhyth・m~映画を語る~

p・rhyth・m~映画を語る~

メインブログ【くた★むび】



原題:Terminator 2: Judgment Day
監督:ジェームズ・キャメロン
キャスト:アーノルド・シュワルツェネッガー/リンダ・ハミルトン/エドワード・ファーロング
配給:トライスター・ピクチャーズ/東宝東和
公開:1991年8月
時間:137分




前作の6年後に公開された続編。前作のエンディングでカイルとの子を宿して旅立ったサラのその後と,工場に残され,極秘に回収されていたターミネーターの右腕とチップがもたらすスカイネットの誕生や“審判の日”の秘密が語られてゆく。前作のヒットもあり,製作費は一気に15倍,興収700億円以上と,シリーズ最大の人気を得た作品。CGIはILMが担当し,特にT-1000の映像は,観る者の目に驚きと衝撃を与えてくれた。第64回アカデミー賞では,視覚効果賞など4部門を受賞している。

原題の副題『Judgment Day』とは,物語中でスカイネットによって引き起こされる核戦争の日(1997年8月29日)を指していて,30億人の人命が失われるこの日は以降のシリーズでも“審判の日”と呼ばれることになる。

1994年のロサンゼルス。10年前のターミネーターとの死闘を知る者はなく,やがて自我に目覚めたコンピュータ“スカイネット”によって人類との戦争が起きるという未来を知るサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)は狂人扱いされ,警察病院に収監されていた。カイル・リースとの間に生まれた息子のジョン(エドワード・ファーロング)は,養父母の下で育てられていた。

そんな中,2体のターミネーターが未来からやって来る。1体は10年前のものと瓜二つだが,今度はジョンを護るために未来のジョン自身がプログラムを書き換えて送り込んだT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)。そして,もう1体はスカイネットがジョン抹殺を命じた変幻自在の液体金属体を持最新モデルT-1000(ロバート・パトリック)。サラから聞かされていた話が真実であると知ったジョンは,サラの救出へと向かう。

T-1000の執拗な追跡の中,スカイネット誕生に繋がるコンピュータ素子を開発することになるサイバーダイン社のマイルズ・ダイソン(ジョー・モートン)の存在を知り,終末を招く未来を防ごうと奔走するサラたち。しかし不死身のT-1000に苦戦し,ついに絶体絶命の危機に追い込まれてしまうのだった…。

撮影当時13歳のエドワード・ファーロングのこましゃくれた可愛さが,見る者とストーリーを加速させてゆく。クール過ぎるT-1000と,感情を覚え始めるT-800の対比がアクセントを作る。そして,“母親”となったサラの苦悩と強さと愛が,物語にリアリティと重厚さをもたらす秀作。


映画クタ評:★★★★


右矢印J・キャメロン作品まとめ

右矢印A・シュワルツェネッガー作品まとめ

右矢印リンダ・ハミルトン作品まとめ

右矢印アカデミー賞受賞作品まとめ


◆シリーズ一覧◆

ターミネーター』(1985年)

ターミネーター3』(2003年)

ターミネーター4』(2009年)

ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015年)

ターミネーター/ニュー・フェイト』(2019年)


カチンコもっとカチンコ
『ターミネーター2』
▼お友達ブログ▼