トイ・ストーリー | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Toy Story
監督:ジョン・ラセター
キャスト:トム・ハンクス/ティム・アレン/ドン・リックルズ
配給:ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
公開:1996年3月
時間:81分




クリスマスウイーク。街のイルミネーションが鮮やかになると,今年もいよいよ暮れてゆくんだなぁって,弾むような,切ないような,せわしないような…。そんなココロをあったかくしてくれる『トイ・ストーリー』シリーズを3夜連続で紹介。

CG工房として有名なピクサーが,ディズニーのバックアップを受けて作り上げてくれた世界初の全編フルCGの長編アニメ映画。今では世界中の老若男女に最も愛されているキャラクターたちによる,勇気と友情と笑いと感動の物語の始まり♪

カウボーイ人形のウッディ(トム・ハンクス/吹替:唐沢寿明)はアンディ(ジョン・モリス)の大のお気に入り。だがそれも誕生日プレゼントでアクション人形バズ・ライトイヤー(ティム・アレン/吹替:所ジョージ)を手にするまでの事だった。No.1の座を奪われたウッディは何とかバズをこらしめようとするが,バズはバズで自分が本物のスペース・レンジャーだと思い込んでいる有り様。そんな2人が,ふとしたいざこざから外の世界に飛び出してしまう。なんとか我が家へ帰還しようとする2人だが,なんとアンディの隣に住む悪ガキのシド(エリック・フォン・デットン)に捕まってしまう。アンディの引っ越しが迫る中,はたしてウッディとバズはアンディの元へ戻ることができるのか…。

子供部屋から飛び出してしまった2人のオモチャの奮闘が生き生きと描かれているが,自分がオモチャだという事に気づき愕然とするバズや,シドの部屋に住むいびつな人形たちなど,子供向けとは割り切れない描写も多く,大人でも,いや大人だからこそ存分に楽しめる作品だと言える。フルCGアニメという技巧に溺れることなく,しっかりと練られたシナリオが嬉しい。もちろん,技巧の部分も実に驚異的で,特に屋外の雰囲気などは実写と見紛うようなクオリティー。まさに,何歳になっても,何度でも見たくなるような作品。

公開当時は驚いたトム・ハンクスの起用も,吹き替え版の唐沢寿明&所ジョージと共に,ソフト化やTV放送を重ねられる度にすっかり定着した感がある。


映画クタ評:★★★★★


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◆シリーズ一覧◆

トイ・ストーリー2』(2000年)

トイ・ストーリー3』(2010年)

トイ・ストーリー4』(2019年)

バズ・ライトイヤー』(2022年)