53.[α-4]連邦準備理事会(FRB)は健全なのか!? | 司法書士試験受験生の奮闘記&世の快刀乱麻を断つの巻

53.[α-4]連邦準備理事会(FRB)は健全なのか!?

さて、今回は、連邦準備理事会(FRB)について見てみましょう。

連邦準備制度(FRS)のテーマの前回までの記事
1.[α-1]最近、よくニュース、新聞で耳にするFRBって何?
12.[α-2]FRBの株主構成は?
51.[α-3]アメリカの連邦準備銀行(FRB)は【民間】です!!



今から約一年前の記事ですが、初めてご覧になる方もいらっしゃるでしょう。



〔FEDフォーカス〕FRBに対する監査法案、下院で支持拡大
http://jp.reuters.com/article/treasuryNews/idJPnTK842025620090709
2009年 07月 9日 14:36 JST


 [ワシントン 8日 ロイター] 米連邦準備理事会FRBにとって長年の天敵とされるロン・ポール下院議員(共和、テキサス州選出)が提出している「FRB透明化法案」下院での支持を拡大しており、FRB関係者は警戒している。

 下院での同法案に対する賛同者は現在250人に達している。FRBの独立性に関して9日に議会公聴会が開催され、FRBのコーン副議長が証言する見通し。

 今回の金融危機対策のほか、投資銀行ベアー・スターンズや米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)の救済などで、FRBが数兆ドルの資金を投じたことに対して、国民の間では批判的な見方が出ており、FRBに対して一段の説明責任を求める声も強まっている。

 オバマ大統領の金融規制案では、FRBに対し金融システム全体に対するリスク監視の役割が与えられたが、これも適否をめぐり議論が活発化している。

 これらの不満を背景にポール議員は2ページ半の法案で、FRBの金融政策決定に対し、政府監査院(GAO)の監査を免除する条項の明確な撤廃を求めている。FRB関係者はこれに対し、最良の長期的な決定を下す能力が損なわれる可能性があるとして、危険な動きと捉えてる。

 ポール議員はロイター・テレビに対し「FRBはなぜ独立的であるべきなのか。かれらにとっての独立性は秘密を意味し、望むことはなんでもできることになり、数十億ドルを使い、彼らの友人を救済することを意味する」と述べた。

 民主党議員78人も賛同している同法案はまた、FRBと他国の中央銀行との取引やFRBの緊急貸出オペレーションのほか、FRB当局者間の協議内容もGAOの監査対象にすべきとしている。

 

 同法案が法制化されるには、下院の民主党指導部の支持が必要となる。同指導部は今ところ法案に対し明確な意思表示はしていない。

 しかしアナリストによると、議会は現在、金融危機を受け、国民感情に非常に敏感になっているため、法案は真剣に検討される必要がある。

 ワシントン・リサーチ・グループの金融サービス政策のアナリストは「現在、過去数十年で最もポピュリズム的な議会となっている。このような法案の法制化は勢いづく可能性がある」と述べた。

 議会では、金融機関の経営幹部報酬に対する批判があるほか、クレジットカード規制改革法案も成立した。民主党指導部の間では、国民の支持を得られると思うような法案を阻止することは躊躇する空気が強まっているという。

 FRB側はポール議員の動きを深刻に捉えている。

 バーナンキ議長は6月25日の議会証言で「この法案について私が懸念しているのは、GAOがわれわれのプログラムの運用や詳細に加え、政策決定の判断まで監査することになれば、実質的には議会が金融政策を乗っ取ることになることだ」と指摘。「それはFRBの独立性の否認であり、金融システム、ドル、わが国の経済状態にとって非常に破壊的なことを意味する」と述べた。

 ポール議員の法案賛同者は、FRBの翼を切ることではなく、非常に秘密的な機関を少しだけ白日のもとにさらすことが法案の趣旨としている。

 上院では他の法案に同様な法案を付帯させようとしたが、手続き上の理由から阻止されている。

 しかし、アナリストによると、2010年11月の中間選挙までには、あと数人の民主党議員を説得し支持を取り付けた上で、財政関連法案に付帯させてこのFRB透明化法案が正式に取り上げられる可能性があるという。

 (Barani Krishnan記者;翻訳 宮本辰男:編集:村山 圭一郎)

(tatsuo.miyamoto@reuters.com; 03-6441-1864; tatsuo.miyamoto.reuters.com@reuters.net)

© Thomson Reuters 2010 All rights reserved.



さらに、もうひとつの記事、



米下院金融委、FRB政策決定に関する議会監査の修正条項を可決
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=a1.eGSXsOb78

11月19日(ブルームバーグ):米下院金融委員会は、30年間にわたって禁止されてきた米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利決定に関する議会監査を解禁する修正条項を可決した。

  下院金融委は、システミックリスク監視を目的に監督当局者らで構成する協議会創設を盛り込んだ法案にFRB監査に関する修正条項を加えることを、19 日の採決で可決した。同条項はロン・ポール下院議員(共和、テキサス州)が提案。法案は300人余りが共同提案している。

  バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、金融政策への干渉を招く恐れがあるとして、ポール議員の提案に反対している。より包括的な金融規制関連法案が成立するにはまず同委員会にかけられ、その後、上下両院本会議での可決を経てオバマ大統領の署名が必要。

  ポール議員は同日の審議で「これは、特別な利益の獲得を可能にする法案だ」と指摘。「修正に反対する人たちは間違いなくFRBの秘密主義の代弁者だ」とした上で、監査は「いかなる形でも打撃を与えるものでない」と説明した。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 山口裕子 Yuko Yamaguchi yuyamaguchi@bloomberg.net Editor:Keiko Kambara, Eiji Toshi記事に関する記者への問い合わせ先:Scott Lanman in Washington at slanman@bloomberg.net.
更新日時: 2009/11/20 13:07 JST


さて、皆さん、この記事を読んで、ロン・ポール議員側と連邦準備理事会(FRB)側のどちらの主張が正しいと考えていますか?


私は、様々な要素も考慮すると、ロン・ポール議員側の主張が正しいと考えています。

大きな理由は、

51.[α-3]アメリカの連邦準備銀行(FRB)は【民間】です!!


ですね。

51.の記事も関連させながら、次回からより詳しく見ていくことにします。


まずは、ロン・ポール議員がどんな人物なのかを知る必要がありますね。


ただのおっさんではありません・・・。


次回をお楽しみに・・・



いかがでしょうか?

皆さんは、どのようにお考えになりますか?


様々なご意見、ご質問、ご要望などをお待ちしております。

お気軽に下部のコメント欄をお使いくださいませ。





『「FRBはなぜ独立的であるべきなのか。かれらにとっての独立性は秘密を意味し、望むことはなんでもできることになり、数十億ドルを使い、彼らの友人を救済することを意味する」かもしれない』
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