私が毛深いことに非常にコンプレックスを感じていたことを書きましょう。

 

学生の頃から 私は人よりも毛深いという事をずっと気にしていました。

サッカー部に在籍をしていまして、エース格の選手だったので女性からは人気があった方です。
しかし、毛深い自分を見られて笑われたり引かれたりすることが、異常にコンプレックスに感じたり恥ずかしいという思いが強かったです。

 

永久脱毛をしようと思ったのもその頃です。

母親に相談し、最初は反対をされましたが、ようやく納得してくれまして永久脱毛をしました。
それによって私のコンプレックスは解消されましたが、容姿コンプレックスへの怯えはおさまることはなかったです。

ただ毛深いことへのコンプレックスがなくなっただけで、次へと症状が波及していました。

 

その当時私は自分が身体醜形障害ということは全く知りもしませんでしたし、そんな症状名があることも知りませんでした。

ただ思春期特有のコンプレックスが多い、外見を人よりも気にする人間だという認識でしたが、生きにくさは感じていました

 

しかし毛深いことへのコンプレックスは一時的におさまっていただけでした。

数年後、ふと鏡で自分の裸を見ていた所、脱毛した右脚の毛の量が左と違うと思い始めました。

目の錯覚だったら良かったのですが、まじまじ観察するとやっぱり違っています。
これを他人から見られたらヘンテコな奴だと思われる事を恐れました。

毎日気になって足ばかり見続けてしまい、それにとらわれる日々を過ごしました。

 

苦しかったです。

ぷちうつ病になっていたと思います。

この時も病院には行きませんでした。

 

家族も誰も変とは言いませんが、私は気休めで言っていると思いこんでいました。

また脱毛の手術を受けることで、一応納得した私は一時的に身体醜形障害が寛解して、自分のやりたいことにエネルギーを向けることができました。

 

思えばこの身体醜形障害がおさまっていた時に勉強に励んだり、会社を設立したりできたことはラッキーでした。

私が身体醜形障害、対人恐怖症、うつ病になってしまった時に、なんにもできなくなったことを考えたら、この時期に落ち込んでいたら、大卒も会社経営者の肩書もなく、みすぼらしい人生を送っていたでしょう。