定期考査万全対策講座その4:数学と理科の勉強の仕方。 | 34年学習塾を経営し、92.8の生徒を志望校合格に導いた塾長の本音

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■■定期考査万全対策講座~目次~■■

【その1】 90点以上を取る勉強方法。

【その2】 社会の勉強の仕方。

【その3】 国語の勉強の仕方。

【その4】 数学と理科の勉強の仕方。【NOW】

【その5】 英語の勉強の仕方。



こんにちは、平山です。


今日は、定期考査の数学と理科で
点数を取るために意識することをお話ししていきます。

数学と理科は重要なポイントが似ています。


それは、例題を軽く扱わないということです。


教科書やワークの「例題」を解かずに、
いきなり「問い」や「問題」に入る生徒は多いのです。

もしかしたら、あなたのお子さんもそうかもしれません。


そんな人に限って「問題」が解けません。


一体なぜなのか。


それは、「例題」はその学習内容の本質を問うものや、
応用問題の土台となる超重要な基本問題だからです。




例題には、問題と答えが書いてありますので、
「もう解き方や答えが書いてあるから解かなくていい」
なんてバカにしがちですが、この考えが危険です。


答えを読んで納得できることと、
実際に問題をみて答えを導き出せることは違います。


例題には答えが書いてあることで
もう解ける気になってしまいますが、
実際に問題だけを見たら解けないということもあるでしょう。


例題を読んで意味がわかるのに、テストの問題が解けない場合は
ほぼ確実に、上記のパターンだといえるでしょう。


例題、甘く見ないでくださいね。


次に、1つ質問をしますが、
計算の正確性と速さはどちらを優先するべきだと思いますか?


これは、間違いなく正確性です。


計算問題でミスをする生徒のほとんどが
途中の式を書かずにメモで済ませています。

もうわかっているから、スピードを上げるために
途中の作業を省くことで、速く問題を解こうとしているわけです。


でも、仮にAさんとBさんの2人が10問の計算問題をした時に、
スピードを重視したAさんは10問全てを解きましたが、
あちこちにミスをして6問正解だったしましょう。

一方、Bさんは時間が足りずに6問しか解けませんでしたが、
解いた6問は全て正解だったとします。


このAさんとBさんでは、どちらが将来成績が上がるか。

これは、Bさんです。


計算ミスをするAさんは、100問解いたら60問正解、
1000題解いても、600問正解で、
正解率が60%を超えることはありません。


素直に正しい勉強法を受け入れない人は、
計算ミスをするクセが治らないのです。


一方でBさんは、解く問題数自体は少なくても
正解率は100%の状況です。

60問しか解けなかったのが、だんだん計算が早くなると、
70問、80問と解けるようになるので、
比例して、解ける数も増えていきます。


スピードよりも正確さの方が大事なのです。


ただ、普段から途中の計算式を省略している場合、
テストの時にいきなりやろうとしても、つい省略してしまいます。

ですから、ワークの問題を解いたり練習の段階でも
途中の式を書くことが重要です。


理科の勉強の中心も、やはり教科書になります。

ヘタな参考書よりも、分かりやすく丁寧に説明が書かれていますし、
教科書にはムダなことな何一つ書かれていません。



社会の図や写真、表、グラフなどは
本文の理解を助ける「参考資料」ですが、
理科の場合は、それらは本文と同じくらい重要です。


そして、理科の教科書を読む時は


「何のためにこの実験・観察をしているのか?」

これを意識しながら読むようにしましょう。


理科はこれが全てです!

そして、教科書にはその手順が省略されることなく書かれています。


つまり、教科書のどのページを開いても、
ある【目的】を確認するために、決められた【手順】どおりに
【実験】と【観察】を行っているのです。


ちなみに、これは直接のテスト対策ではないのですが、
授業で実験があったら、必ず積極的に参加して
いろんな器具に触れたり操作したりさせるようにしてください。


「百聞は一見にしかず」ということわざがあるように、
実際にやったことがあるのと、
教科書で手順を見たのでは大きな違いですから。

失敗すると、ずっと忘れませんのでもっと効果的です(笑)


人間はうまくいったことより、失敗をやらかしたときのことを
ずっと覚えているものです。

特に好きな子の前でミスをしたら……


永久に記憶に残りますね(泣)


でも、実験なんかは間違えるためにするものです。

それが勉強。そこからスタートになります。


次に、実験の中に出てきた用語をきちんと理解すること。

例えば、電流や電圧、抵抗の本質が分かれば、
オームの法則を使わなくても、電流の計算することができます。


反対に、飽和水蒸気量の意味を知らなければ、
グラフを見ながら湿度の計算をするのは難しいことです。


問題を解くことだけが勉強ではありません。


確かに問題を解くことで理解が深まることが多いでしょうが
その前にまず教科書をしっかり読むこと。

これが最重要です。


というわけで、理科と数学で点数を取るためには、
教科書を重点的に抑えていくこと。

まずここからはじめていきましょう。


さて、次はいよいよ五教科最後の英語についてです。

→ 英語の勉強方法。