定期考査万全対策講座その2:社会の勉強方法。 | 34年学習塾を経営し、92.8の生徒を志望校合格に導いた塾長の本音

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■■定期考査万全対策講座~目次~■■

【その1】 90点以上を取る勉強方法。

【その2】 社会の勉強の仕方。【NOW】

【その3】 国語の勉強の仕方。

【その4】 数学と理科の勉強の仕方。

【その5】 英語の勉強の仕方。



こんにちは、平山です。


今日は、定期考査の社会で
点数を取るためにはどんなことをすればいいか、
これをテーマにお話ししていきます。


まず、定期考査において社会の勉強で一番大事なこと。


それは教科書をしっかり読むことです。

できれば音読させましょう。



当たり前のことのように感じるかもしれませんが、
教科書しっかり読むことすらやっていない生徒は意外と多いのです。


また、音読している生徒となるとかなり少なくなります。


最初は恥ずかしがったり、めんどくさがったりするかもしれませんが、
音読するかどうかでかなり違ってきますので、
ぜひ、お子さんにやらせてみてください。


ちなみに、読めなかったり、
意味が分からない言葉は、必ず調べさせましょう。


勉強したことが頭に入らない最大の原因は、
「言葉を知らない」ことです。



もちろん、1~2回読んだだけでは覚えられませんので
それは気にしなくてもいいです。

その代わり、理解できていなかった部分をそのままにして
先に進んでしまうのはやめさせてください。


また、教科書に出てくる地図やさし絵、表・グラフなどは、
ムダに本文の周りを飾っているわけではありません。


本文を読みながら目を通しておきましょう。



そのことを踏まえて、続いて、社会のジャンルごとに
どういったことを勉強すればいいかをお話しします。


まずは地理からです。


(1)地理編


まず、日本地理なら都道府県の位置と名前は完全に覚えてください。


定期試験の範囲だったら、都道府県庁の所在地名も覚えること。

これは高校入試前にときどき復習しないと忘れます。


大人なら誰でも知っているような常識を、
意外と子供は知らないものです。


たまにでいいですから、お子さんに日本地図(白地図)を見せて、
「ここは何県?」とか、「広島県はどこ?」と聞いてみてください。

「え~っ、こんなに有名な県を知らないの?」

という風に目がテンになることも多いでしょう(笑)


世界地理なら、やはり有名な国名と首都、
それを地図上で必ず覚えてください。


日本地理・世界地理とも、白地図を用意し、
自然分野(山・川・気候など)と、産業分野(どこで何が作られるか)に分けて、
書き込んでいきます。

この書き込むという作業は大事です。


学校のワークやプリントを復習していて、「これは大事だ」と思ったことは、
その白地図にどんどん書き込んで、自分専用のノートを作りましょう。


続いて、歴史の場合です。



(2)歴史編


歴史の場合は年代ごとにおおまかな出来事を並べていきます。


「誰が何をした」とか、「何年に何が起こった」といった
一問一答の問題は最低限覚えるべき事柄かもしれませんが、
こんな機械的で無味乾燥な勉強はつまらないものです。


それにテストが終わればすぐに忘れてしまいます。


歴史で大事なことは、「なぜそれが起きたか」ということ。


こういった部分を意識しながら、
一連の出来事について関連性を持たせ、理由を加えて覚えると
テスト後の記憶が持続します。


定期考査対策のために、とりあえず歴史上の人物や
年号と起きた事柄をただ暗記する生徒がほとんどですが、
このやり方だと短期記憶にしかなりません。


歴史の勉強は、その定期考査で終わりではなく
流れとして覚えておくことが大事ですので、
長期記憶を意識することで、記憶として残るようにしましょう。


最後に、公民です。


(3)公民編


中学生が公民を嫌いになる最も大きな理由は、
用語(漢字)が多く、しかも難しくて意味がつかみにくいことです。



教科書の太字で書かれてある用語のほとんどは、
日常の新聞やニュースで取り上げられているはずですが、
大人でもはっきりとその内容を答えられないものもあります。

ですから、子供の場合はなおさらです。


調べても意味が分かりにくい用語は、友達や先生に聞きまましょう。

そして、全て漢字で書けるように練習してください。



また、公民といえば時事問題を問われることも多いです。


一応、説明しておくと「時事問題」とは
最近起こった大きな出来事などですね。

社会というと過去に起こった日本や世界の歴史が中心ですが、
公民の場合は、つい最近起きた政治のニュースなどを題材に
問題を問われることも多いです。

ですから、最近はどの中学校の定期考査でも
ほぼ必ず、時事問題は出題されます。


テスト前に限らず、普段から新聞やテレビなどで
時事問題を確認しておきましょう。



以上、基本的には教科書を読み込む(音読する)ことが重要で、
それに加えて、分野ごとに
注意して覚えておいた方がいいものがあるということです。


ただ、暗記すればいいというのは誤解ですので、
気をつけてくださいね。


次は、国語についてです。

→ 国語の勉強の仕方。