定期考査万全対策講座その3:国語の勉強方法。 | 34年学習塾を経営し、92.8の生徒を志望校合格に導いた塾長の本音

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■■定期考査万全対策講座~目次~■■

【その1】 90点以上を取る勉強方法。

【その2】 社会の勉強の仕方。

【その3】 国語の勉強の仕方。【NOW】

【その4】 数学と理科の勉強の仕方。

【その5】 英語の勉強の仕方。



こんにちは、平山です。


今日は、定期考査の国語で
点数を取るためには意識することをお話ししていきます。


まず、社会でもそうでしたが、
テスト範囲は、一度は全文を音読してください。

範囲内の長文問題がでることがわかっているわけですから、
ひととおり音読できる状態になることがまず第一歩だと思います。


そのうえで、どんなことを意識すればいいのか、です。



(1)漢字問題

定期テストの場合、必ず、漢字の読み書きが出ますよね。


この新出漢字の読み書きは、サービス問題です。

明らかにでることがわかっている漢字問題で失点するなんて、
テストをナメている証拠です(泣)

こういう部分を落とすことなく正解することは
90点以上を取るためには必須だと言えるでしょう。


全て満点がとれるまで練習しておくことです。


なお、先生によっては
新出以外の漢字も出題することがあるので、要注意ですよ。



(2)ワークの問題

ワークの問題は必ず解くことはもちろんですが、
自分で丸つけできるように解答をもらっていると思います。

厳しく自己採点してくださいね。


小学生では先生によっては内容が合っていれば、
多少答え方がまずくても丸をもらえたかもしれませんが、
定期考査や高校入試では答え方も大事です。


例えば、「~なのはなぜですか」、「~の理由を書きなさい」

といった問題の答え方は、
「~だから」、「~するため」になりますよね。


「~は具体的にどうすることですか」と問われたら、
「~すること」または「名詞」で答えます。


質問されている内容に沿ったかたちで
答える必要があるので注意しましょう。

こういった、答えの部分は合っているのに
考え方やちょっとしたミスで減点されたり不正解するのはもったいないです。


また、「耳が痛い」などの慣用句を使って
短文を書かせる問題もよくありますね。


「中耳炎になって耳が痛くなった」

なんて書いたら、もちろん0点です(笑)


こういった短文を作る問題では、
必ず主語と述語を書くことを心がけてください。



普段の会話の中では、主語がなくても通じることはありますが、
会話は省略しているだけであって、文章というのは、
必ず主語が存在しますので、それを抜いてはいけませんから。


あ、耳が痛いという慣用句は物理的な痛みではないので
「中耳炎になって耳が痛くなった」は
主語がないから間違いというわけではないですよ。

一応、念の為に。



(3)作文問題

高校入試では作文問題を出す都道府県が多いため、
定期考査でもよく出題されます。

作文も短文問題と同じで文章を作る問題です。

「私の夢は……したいです」のように、
主語と述語が合っていなかったり、
文章として不自然にならないように気をつけましょう。


また、タテ書きなのに「2年生」のように、
算用数字で書いたりしてはいけません。

算用数字の漢数字かで減点されることってもったいないですよね。


条件をよく読んで、
作文のきまりにしたがって書かなくてはいけません。


作文は減点方式なので
作文で満点をとるのは、実は簡単なんです。


漢字や書き方でミスがなければ減点しようがないんですから。


まぁ、内容が幼稚すぎるとちょっとは引かれるかもしれませんが、
人と違う内容とか、驚かせるような作文みたいに
すごい文章を書く必要は全くありません。


場合によっては事実ではなくても構わないのです。

「AKBに入るために、家で密かに練習しています」とか(笑)


むしろ、すごい文章を書こうとして
ミスをしてしまっては本末転倒です。


減点方式である以上、
減点されないように書けば、必ず点数がもらえます。


この作文問題は、配点も読解問題の5~6問分くらいはあるので、
時間が足りなくて書けなかった、というのは非常にもったいない話です。

こういったところでも点数を落とさないようにしましょう。



(4)文法問題

国文法は、はっきり言って読んだだけではわかりにくいです。

特に品詞の見分け方などは特にですね。


こればかりは問題を解きながら覚えていくしかないでしょう。

問題を解いていく中で、
「こういう時はこの品詞になるのかー」
という風に、自分の知識として取り入れていくことが大切です。



(5)古典問題

古典の問題に取り組む前にやっておくこと。

それは「音読」です。


これは最初に言った「ひととおり」ではなく、
スラスラと読めるようになるまで練習してください。


古典というのは、昔の言葉なので、
あまり馴染みがないですよね。

ですから、まずは読めるようになることが大事ですし、
「音」や「リズム」に慣れることから古典の勉強が始まります。


慣れる前に問題を解いても解けません。

そして、問題が解けなければ面白くありません。

段階を踏んで、練習していきましょうね。


次は、数学と理科です。

この2つは、ポイントとなる部分が一緒なので
まとめてお話ししていこうと思います。

→ 数学と理科の勉強の仕方。