日本政策学校 代表代行の加藤です。
本日は日本政策学校 政策議論講義として、
藤原和博先生(教育改革実践家/杉並区立和田中学校・元校長/元リクルート社フェロー)より
「人生を豊かにする教育」をテーマにご講義いただきました。
前半は20世紀は成長社会(みんな一緒/情報処理力/正解主義)、
21世紀は成熟社会(それぞれ一人ひとり/情報編集力/修正主義)であるという点を
ワークや被災地の例を交えながら、伝えていただきました。
『前例主義、事なかれ主義、これを潰さなければいけない!
イマジネーションを働かせて、知恵を使えば、前例主義、事なかれ主義はなくなる!』
『成熟社会になると、みんな一緒の量の平等ではない、一人ひとりの納得感が人の幸せにする!
つまり公平性の概念が時代とともに変わってきている!』
非常に印象的なお話で、心に残りました。
後半は教育界の大問題をどう解決するか?について講義をいただきました。
・教員側で起こっている変化
=教員側で30代~40代の採用年齢が少ない。
年齢構成として50代が約3割いる。
つまり、教員にて年齢構成の逆ピラミッド化が発生している
かつ、教員がマスコミの影響で人気がない。
(教員の競争倍率が2.0倍を切っている場合もある)
⇒この構造によりノウハウの伝達もされず、優秀な人材の確保が難しいため、教員の質/教育力が下がっている。
・児童・生徒側
テスト成績優秀者とそうではない子でバラツキが大きい
※小学校3年生の算数の分数で差がつく
=分数を考える際にはイメージ性が要求される。
ここでつまずくとその後ずっとわからなくなってしまう。
⇒小学校3年生の算数で落ちこぼれを作らない教育が
必要。
ではどうするべきか!
これについて様々な施策が受講生からでました!
私もグループワークに入らさせていただき、様々な議論をさせていただきました!
ほんの少しだけ、講義の様子を動画公開☆
http://youtu.be/gaUl_NSrsO8