正直申し上げますとワタクシ、
格闘技観戦はあまり好きではありません。
世の格闘家の方々のせいではありません。
ただ単に、自分の周りで格闘技をやっていた人間に
変わり者が多かっただけの話です。
そして、いつも言っているように、
虫も苦手です。
それなのに、それなのに!
何故か昨日は釘付けになってしまいました。
「PRIDE カブト祭り2005」 in トリビア。(え、それ?)
スペシャルだったんですね、昨日。
世界中の強豪(カブトムシ)を一堂に会しての開催です。
甲冑類も今となっては全然ダメな私。
ですが、
小さい頃連れて行かれた昆虫展で見たヘラクレスオオカブト、
動いてるのを見るのは初めて!(遅?
「何でこんな角がついてるんだろう」
「コガネムシからどうやって進化したんだろう」
下らないことに思いを馳せている内に、
ゴングが鳴ってしまいました(要するにチャンネル変えそびれた)
木の切り株の上に向かい合わせで置かれた二匹のカブトムシたち。
「勝手に置かれただけで、闘ったりするもんかね?」
という予想に反し・・・
いや~カブトムシって、闘争心の強い生き物なんですね~。
すぐ闘い始めましたよ(笑
それも、ちゃんと頭使ってる!
いや待てよ、カブトムシって脳あるんだっけ?(Oh 脳!)
闘いが始まるまでは、
「私にとってはカブトムシもゴキブリも変わらない」
などと失礼にも思っていたのですが、
だんだん登場するカブトムシが靴に見えてきました(それもどうなんだ!)
比べてみると、
日本じゃ昆虫の大様と呼ばれるカブトムシも、
世界各国のものとは比較にならないくらい小さい。
でもね、これがまた強い!
自分の三倍はあろうかという大きさのコーカサスオオカブトを、
一瞬のうちに場外に投げ飛ばす!!
(熱くなり過ぎ)
次々と登場する革靴・・・じゃない、カブト達の中でも、
やはり異彩を放っていたのはヘラクレス。
標本でしか見たことがなかったので判らなかったのですが、
あの大きな角の下にもう一本角があったんですね。
もはやあれはクワガタ・・・!(何それ)
敵を二本の角で咥え上げ、
バックドロッ~~プ!!
(だから熱くなり過ぎ)
激戦を勝ち抜き、
決勝戦に勝ち進んだのは、
そんなヘラクレスと我らが(?)日本のカブトムシ!
(まだ続ける気かお前)
決勝戦は3本勝負。
1Rはカブトムシがあのヘラクレスの角の餌食に・・・(死んでませんが)
でも、日本のカブトムシも負けてない。
2Rでは、角に挟まれないように、
横にずれながらじりじりと攻め寄る。
考えてますね~確実に。
すごい!カブトムシ頑張れ!!
思わず手に力が入ります。
(かなり熱くなり過ぎ)
そして!
一瞬の隙をついて、
角であの大きなヘラクレスの身体をひっくり返したのです!
「おぉぉ~~~!!」
思わず大歓声(おかしな夫婦)
決戦の3R目。
またしてもヘラクレスの角に咥え上げられたカブトムシ、
絶体絶命!
しかしカブトムシ、諦めない!!
身体の小ささを生かし(?)ヘラクレスの角によじ登って耐える!!!
何度か体勢を立て直しつつ頑張ったカブトムシでしたが、
滑って落ちた際に背中(背中?)をついてしまい、
あえなく敗北。
(実況長すぎですんません)
いや~、手に汗握っちゃいました。
(何者)
それにしても、すごい。
身体の小ささという絶対的に不利な条件下でも、
諦めず敵に向かい、
頭を使って勝ち上がっていった日本のカブトムシ。
人間も負けちゃいられないよなぁ、と
真剣に思ってしまいました。
思いがけず虫に感動をもらった夜でした・・・。
でも、もし自分に子供が出来て、
虫を捕ってきたりしたら、
こそっと野に放しますけどね(酷!