感動 | 子育て~夜遊び~お仕事

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51歳。ビジネスの裏側。
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アントレプレナーという会社の社長で福島氏という

男性がいる。

新興企業などに対するコンサルティング事業をする

傍ら厚生労働省など省庁の諮問委員会の委員も

務めている。


その方の話を先日聞いた。


「夢」を実現するために、というような感じの内容。

テーマ自体はよくあるもの。

内容はちょっと違った。


印象に残る言葉を列挙する。

(夢というワードには直結しないものもある)


・他人には期待してはいけない、信頼するものである。

(期待は自分の意のままに行動することを望むもので、

 信頼はその人のすべてを受け入れるもの)


・自分の持つGOALは事前に見えるものではなく、直前

 になって見えるもの。

(人生の充実は夢の実現ではなく、その過程にあるもの)


・コンサルティングというのはノウハウ、方法を伝授する

 のではなく、相手の想いに「本気」で向き合い、添い遂げる

 こと。


・究極のリーダシップは「存在」そのもの。


・顧客に感動を与えない(られない)企業はかならず死滅する。

(自分自身で感動を体感できない組織、人材、社員も同様)


などなど。


最後の「感動」というワードは随所に出てきた。

この福島氏はバンダイ再生やモスバーガーの再生など著名な

企業も含め多くの「実績」がある。

しかし、どれも一遍のコンサルティングではなく自身が本気で

付き合い、成功させたいと思う顧客としか契約しなかった結果、

という。


採用力で悩む企業も近年に限らず多い。

企業には受付や入り口が必ず存在する。そこを通らない外部

のお客様はまずいないだろう。

つまりは初対面の場所になる。

ここで未来の顧客や社員に感動を与えることが一番の早道、

という。

近年のオフィスは社員への配慮でいろんな工夫や装飾を施す

ところが多い。しかし、このような外部との第一接点の場所に

気を配る企業はすくない。

DELLはその昔、受付のテレビモニターにその日に来社される

お客様の時間に合わせWellcomeモニターを演出した。

初めて来社する企業、学生、採用応募社員などがその画面に

迎えられる。今では珍しい光景ではないが、当時このような

些細な演出が実に多くの優秀な人材を獲得できる起爆剤に

なっている。


そういう意味では「感動を与える」ことは、すなわち事業会社の

利益に直結するといっても良いかもしれない。