配給プロデューサーの『じんじん』ロケ日記(2) | 映画『じんじん』公式ブログ

映画『じんじん』公式ブログ

「絵本の里」北海道剣淵町を舞台に人の優しさと親子の絆を描く、
映画『じんじん』2013年春〜全国で上映。現在はオンデマンドサービス等で観ることができます。撮影記録や映画の最新情報をお届けしている公式ブログです。

東京はすっかりこの数日で秋らしくなりました!
さて昨日からお届けしている連載、
『じんじん』配給プロデューサー・野嶽によるロケ日記、
今日は2日目です!


ロケ中は撮影風景スナップや剣淵の自然を
カメラに収めていた野嶽さん。
その様子をこっそり?山田大樹監督が激写した1枚です。


 2008年8月、旭川、当麻、東川、上川での
『恋するトマト』の上映会ツアーでの、ひとつの出会いが、
私をはじめ多くの人が大きなプロジェクトに
係わることになろうとは、この時はまだ誰も想像していなかった。

 東川での上映後の交流会の席で、
大地さんの前に座ったひとりの男性と話が盛り上がり、
例の映画の構想を語り合い意気投合。
自分の生まれた町を案内しましょう・・・となった。

彼の生まれ故郷は剣淵町。絵本のふる里だった。

 20数年前、時の竹下内閣が打ち出した
「ふるさと創生」という国家プロジェクト。
当時、1億円が各自治体にバラまかれた。
様々な事業が全国各地で実施され、夢のプロジェクトとされたが、
そのほとんどが泡となって消える中、
剣淵町は未来を担う子どもたちのために使おう・・・と、
絵本での町おこし事業に着手した。

  大地さんが思い描くストーリーの中に、
娘との絆は、小さい時に読んだ絵本が唯一の思い出だった・・・とあり、
ストーリーをふくらませるのにはぴったりの町だった。

 絵本の原画を収蔵し、蔵書数3万冊を誇る
けんぶち絵本の館」を見学し、設立当時に係わった人と会い、
ボランティアによる絵本の読み聞かせを目の当たりにして、
大地さんはつぶやいた。

「剣淵の子どもたちは幸せだね。小さい時から、
こんな素晴らしい環境で絵本に触れられて・・・」と。

生の読み聞かせと、子どもたちの笑い転げて、涙を流し、
真剣なまなざしで聞き入る姿を体験したことで刺激を受けた大地さんは、
少し方向転換をするため一度帰郷した後、
再び剣淵町を訪れて熱心に取材をして新たな物語の構想を作り上げた。

                (つづきます!)



『じんじん』応援団についてご興味・ご質問のある方は、
『じんじん』ホームページからお問合せ・お申込みください。
(『じんじん』ブログを見て、とお書き添えください)

映画『じんじん』公式ホームページ http://www.jinjin-movie.com
『じんじん』公式twitter http://www.twitter.com/jinjin_movie/
『じんじん』公式Facebook http://www.facebook.com/jinjinmovie
絵本の里・剣淵町ホームページ http://www.town.kembuchi.hokkaido.jp/index.htm
剣淵町・映画『じんじん』盛り上げ隊!ブログ http://vir2.eolas.co.jp/jinjin/


※当ブログおよび上記『じんじん』各公式サイトで使用している写真の無断転載を禁じます