自称集団ストーカー被害者は右傾化する傾向が有る事は以前書いたのだが、右傾化の原因までは分からなかったが、最近少しづつ分かり始めて来た。


自称集団ストーカー被害者のもう一つの特徴が「理解力が無い」と言う物がある。

他人の話を理解し難く、物事の関連性の把握に異常な偏りが有る。

科学と常識と非科学があるとすると、科学と非科学を関連付けて常識は関連付けられなかったり、非科学と常識を関連付けて科学を関連付けれなかったり、アスペルガー的な傾向がある。

理論的な思考部位は前頭葉である。


そして、もう一つの共通点に、コミュニケーション力が無い事がある。



その原因の答は「脳の発達」に有ると考えられる。


人間の脳は未完成で生まれて来る。

特に前頭葉は未発達で、子供の前頭葉は小さく扁桃体に直結している。

それが17歳~25歳頃まで成長を続ける。

扁桃体は怒りや恐怖を司り、アドレナリンの分泌で知られる部位であり、前頭葉が発達していない子供は感情のコントロールが効かない。

つまり、ヒトと言う動物の本能のプログラム が強く影響すると言う事だ。

そのアドレナリンは「闘争か逃走」のホルモンと呼ばれ、闘争は攻撃、逃走は引き篭もりと考える事が出来る。


そして、「人間をパソコンに例えて考えてみる BIOS編 」で書いた様に、人間の脳の進化は集団の数に関係していて他者とのコミュニケーションをする為に進化したと考えられる。

以前、それを裏付けるような事件があった。

統合失調症の母親が娘を8年監禁した事件が報じられたが、発見された時には19歳であったが知能は3歳程度まで退行していた。

この少女は、中学一年の時には2日学校へ行っている。

つまり、12歳前後まで成長していた脳が3歳まで退行したと言う事でありる。

また、別の事件では6歳に救出された子供はハイハイしか出来ず、言葉も全く喋れなかったと言う。

それをガンザー症候群と言うらしいのだが、拘禁反応で発症しやすいとされている。

つまり、コミュニケーションが無い状態であり、コミュニケーションが無くなると脳が退行すると言う事だろう。


また、携帯依存になっている人が携帯でメールを打っている時に、前頭葉の活動が低下している事も分かって来ている。

その前頭葉は表情を読み取る能力に関係している。


こうした事実を踏まえて考えると、自称集団ストーカー被害者の右傾化からネット苛めまで前頭葉と扁桃体で説明が付いてしまう。



携帯依存の人の脳が前頭葉の活動が低下していると言う事は、緩やかなガンザー症候群とも考えられる訳で、緩やかに前頭葉が退行して行く事が十分に考えられる。

また、子供の頃から他人と直接会って会話をしたりする機会が少なければ表情を読み取る力が発達しない。

相手の表情が読み取れなければ、脳がストレスを感じてしまい、直接有って話をする基本的なコミュニケーションが苦手になるが、人間はコミュニケーションを求めるようにプログラムされている。

その相反する物を両立させるアイテムが「インターネット」だろう。


しかし、それは携帯依存の様に前頭葉の発達の妨げになるばかりでなく、退行現象も引き起こしかねない。


子供の前頭葉は未発達で扁桃体に直結していて、しかもコミュニケーションに飢えている。

そんな子供がインターネットを使えば本能のプログラム によって、一人が誰かを攻撃すれば同調して攻撃してしまう。


自称集団ストーカー被害者の右傾化は長年引き篭もった挙句の脳の退行現象とも考えられ、前頭葉の退行により怒りや恐怖を司る扁桃体の影響が強くなり、攻撃的な性格になっているものと考えられる。


ほとんどの無差別殺傷事件を起こす犯人も、コミュニケーション能力が欠けていて攻撃的である反面コミュニケーションに飢えている。


但し、脳の損傷はストレスや外傷によっても起きるので、退行ではなく前頭葉の機能不全による物かもしれない。





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