309.それでも言えなかった事~シンくんの赤ちゃんを産めたら笑い話に出来るかしら? | かおり流 もうひとつの「宮」

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「チュ・ジフン&イ・ジュンギな毎日」のまほうの手・かおりが
こっそり書き溜めた「宮」の二次小説を今更公開(四十の誕生日2013/08/18にOPENしました)
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きらきら初めての方は本編はじめましてから順に読み進めて読みください
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前のお話→308.真意~いいだろう それで充分だ 自分の身を守るために俺を利用しろ
306.言えなかった事~말해봐 천천히 다 말해봐に次ぐチェギョシン目線です

 


「俺がお前の子を欲しくないなんて心外なんだが?」
なんて言った
「ええっ?!だって…いつも皇太子妃の懐妊は?って聞かれるたびにまだ要らないって…結婚一周年の特番でも そう答えていたわ!?」

拍子抜けした顔で それから ちょっと憤慨した顔で…
そして熱い眼差しで… 何度抱いた?何度…注いだ?って
うひゃ そ そりゃ…そうだけどぉ…(//.//)カァァ

シンくんは あたしが自分の子を他のお母さんがするように普通に育てられない事なんかを…色々と気にしてくれてた
シンくんがまだ要らないって言ってたのは対外的なポーズで 出来たら嬉しいに決まってるって言ってくれたから
恥ずかしくて言えなかった想像妊娠でぬか喜びしちゃったこともやっと話せた
そしてなにより シンくんも赤ちゃんが欲しいと…
婦人科受診の理由も もしかして出来ないんじゃないかと思うと言えなかったんだって
「シン・チェギョン 俺の子を産んでくれるか?」
彼の口からそう言って貰えて 天にも昇る気分だった
そして漸く 皇位継承順位の事だとか… 悩んでた事を全部打ち明けた

「心配するなって言ったのはそういう意味だ
俺の子がいつ生まれるか 男か女か 皇位は誰が継ぐべきか それは天が決める事だ
お前は何も考えなくていい 俺も…考えない それでいいか?」

な~んだ そんな簡単な事だったんだ…
あたし どうしてこんなに一人で悩んじゃったんだろう?
もっと早くシンくんに相談すればよかったんだね…
いくらシンくんが厳粛な皇太子殿下だからって そんなに怖れる事ないじゃない
これからは もう少し 怖がらずに彼を信じてみよう

「で?今夜は抱いても良い日なのか?」
もう!意地悪!からかってるの?
いくら検査を受けてタイミング指導を受けてるからって!
こんなに気持ちイイキスされて どうして我慢なんて出来るの?

ふわふわうっとりいい気持ちになるくらい いっぱいキスをくれて…
びっくりするような初めての事も…経験しちゃった…////
求められて…求め返して…与えてくれた
その手 その指 その唇とその声で いっぱい愛をくれたから
あたしは凄く久しぶりに…ううん 多分初めて 皇太子も皇太子妃も皇孫も何もかも忘れて 夢か現実か解んなくなるまでシンくんに甘えた


でも実は…想像妊娠だった事 恥ずかしかったなんてあんな風にさらりと言って見せたのは強がり
どんなに優しく 愛してると囁いて抱きしめられても それでもシンくんには言えなかったの…
想像妊娠だと告げられた日のショックと その翌週の事…
今後の方針を決めたあの日 乗馬から帰ったシンくんに東宮殿を出て無いと嘘を吐いたワケ
病院の帰り あまりの屈辱に耐えかねて 車を待たずに春雨の降る街に飛び出して…チェ尚宮お姉さんに叱られた日の事

 

 

あんなに惨めな思いをしたのは初めてだった 正直 その後病院に通うのもやめようかと思ってた
それくらい あれは強烈な屈辱だったの
だから…やっぱりシンくんには言えない
自分に自信が持てたら…シンくんの赤ちゃんを産めたら笑い話に出来るかしら?
ううん 彼女に認めて貰えるまでは 言えないかもね

 

 

 

 

今日もありがとうございましたカムサハムニダ
続きは9/9(水)→
310.スーパーマン~まあいいか…俺もそう遠くない未来にああなる
9/7(月)はこの夜のお話をお久しぶりのIアメンバー限定番外編で書きます
番外編32.イ・ソンの産まれた夜~したことはあるけど してって言われたのは初めてだから…
が! amebaさんに公開させて貰えるか怪しいので
ヤフーロゴへジャンプして貰う事になると思います(笑)
http://blogs.yahoo.co.jp/mahonote18/13404159.html
 
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