119.冬のリゾートホテルⅢ~そんなにスゴいの…?アレって… | かおり流 もうひとつの「宮」

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「チュ・ジフン&イ・ジュンギな毎日」のまほうの手・かおりが
こっそり書き溜めた「宮」の二次小説を今更公開(四十の誕生日2013/08/18にOPENしました)
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前のお話→118.冬のリゾートホテルⅡ~は?俺に同意を求めるなよ!
このお話は 117.冬のリゾートホテルⅠ~シャワー使うか?  に続く チェギョ目線ですl


シンくんに腕を掴まれて引っ張られるままにシンくん達の部屋に来ちゃったけど…
話すこともすることもなくて…どうしよう…えっと何か話さなきゃ…そうだ さっきインくんと何話してたの?いや 耳を塞ぐ位だもん聞かせちゃくれないよね…
「シャワー使うか?」
ええぇっ!いや…あ…汗掻いたからだよ…何考えてんのあたし!
「え?いや…いいよ…着替えが部屋にしか無いし」
「…だよな…」
「殿下こそ…シャワー使ったら?」
「ああ…そうしようかな…」
シンくんが寝室に隣り合うバスルームに入るとあたしはリビングの奥にあるカウンターキッチンを物色する
珈琲でも淹れよう 電気ポットにお水を入れてプラグを挿す
コーヒー豆をドリッパーにセットして… コーヒーカップは…と

「…んんっ!…」
え?何?
「…や…んっ!」
何?この声…何処から…
と…隣の部屋…確かギョンくんとファンくんの部屋… ギョンくんはさっきガンヒョンとリフトに乗ってったから…ファンくん!?
って事はシネさんと?
「…あぁっ!んっ んん~っ!」
ぎゃ~っ!
あたしはシンくんがシャワーから出てくるのも待たずに 急いで部屋を出た

フロントで鍵を貰って女子部屋へ帰る…
お落ち着いてシン・チェギョン!お風呂…うんお風呂入ろう!
浴槽にたっぷり張ったお湯に鼻まで浸かってブクブクと息を吐く
も~っ!ファンくんのバカァ~聞くつもりは無かったけど聞こえちゃったじゃないっ!
ってかなんでこんな立派なホテルで隣の声が聞こえるのよぉ~(ToT)
よっぽど大きな声出してるんじゃない…そんなにスゴいの…?アレって…
ドキドキが止まらない胸に手を当てる…
やんわりとその胸を揉んでみると先端が硬くとんがってきた
な…なにやってんのあたし!変態か?!

ふぅ~ 大きく溜め息をつくと ふと思い出した あちゃ~ 珈琲を淹れる準備を放り出して出てきたから…シンくんきっと変に思っただろうな…
だけど…あの声をシンくんと一緒に聞いちゃってたら…む無理!
…怖いよ…シンくんの友達が彼女とあんな事しちゃうんだもん… シンくんとあたしだって婚約したんだし…その…そうなったっておかしくない…でもでも!!
あたし達全然そんな感じじゃない…好きだと言ったことも言われたことも無い…
それなのにそんな事…ナイナイ!絶体ナイよ!

夕食の後 せっかくファンくんの撮ったシンくん達の日常が観られる上映会になったのに…場所が… No~~~!!
さっきファンくんとシネさんがこの部屋で…なんて思いが先に立って ろくに観れなかった~(ToT)

その夜…
あの声を思い出し どうにもドキドキしちゃって眠れそうになく… あたしは思いきって聞いてみた
「ねぇ…二人は 彼氏とお泊まりって言ってきた?二泊三日の間に なんか進展したりして…」
並んだ三つのベッドで ガンヒョンとあたしの間に横になってたシネさんが急に 上掛けを目元までズリ上げた
や…やっぱりそうだったんだぁ////
すかさずガンヒョンが詰め寄った
「なんか有ったの?!」
「いや…あの…その…」
「有ったのね?!」
コクンと頷くシネさんは
「実は…初めてじゃ無いの…夏に一度…でも…家族と色々有って… やっと交際を認めて貰えたから…なんかファン…タガが外れちゃったみたいで…すごく積極的で…」
「きゃ~そうなの?!」
ガンヒョンとシネさんが盛り上がってるからあたしも適当に話を合わせなきゃと思ったのに…
「チェギョンさんはどうなの?」と訊ねられて焦った
「あた?!あたしは…まだ…キ…キスだけだよ ガンヒョンは?」急いでガンヒョンに振った
「私も…そんなところ…」


「積極的ってどんなよ?!」
調子に乗ってあたし達は シネさんに根掘り葉掘りあんな事やこんな事…聞き出してたらすっかり耳年増 ますます眠れなくなっちゃって…
翌朝 とてもじゃないけど ファンくんは勿論 シンくんの顔も見れなかった
午前中もうひと滑りして お昼頃あたしとシンくんは公用車で先に帰ってきたんだけど 車の中ではずっと窓にもたれて寝た降りしてた

東宮殿に帰るとシンくんは直ぐに「お前は昼寝でもしてろ」と お仕事に出掛けてった
ふ~ なんかまだモヤモヤしてるけど//// さすがに眠くなって来た
あれ?シンくんが 出掛けてったと思ったら直ぐに戻ってきた
「コレを俺の机の上に置いといてくれ」
そう言って一眼レフのデジタルカメラを手渡された
車に忘れてたのを 誰か届けてくれたみたいね
わ~ 観たいな~ でもダメよ!あたし機械オンチだからやめておこう

カメラを机の上に… と そこではたと気付いた
あたしシンくんの部屋に入るの初めてだ~
うわ~い シンくんのお部屋~ お邪魔しま~す(^-^)
あたしの部屋と同じくリビングスペースが有って 奥が寝室 寝室に有るデスクの上にカメラを置こうとしてある物が目に留まった
はれ?コレって…アルフ…?じゃないよね…ちょっとサイズが大きい…
シンくんの机の上には 青い綺麗な箱の上にアルフにそっくりだけどちょっと大きいテディベアが鎮座してた
でも…色も毛並みも…おまけに手触りまで!あたしはテディベアを手に取った
うそうそビックリ!!なんで?!

雪だるま今日もお読み頂き ありがとうございます
わおっアルフレッド発見

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