東京中央郵便局 KITTE(キッテ) 取材報告 | jafca blog

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トレンドカラーの情報を発信する一般社団法人日本流行色協会がお届けするブログです。


1931年、日本最大級の郵便局として
東京駅丸の内に建造された東京中央郵便局。

昔の姿を極力残しながらリニューアルしました!


郵便局の方は夏からOPENしていたようですが

2013年3月21日、商業施設 KITTE(キッテ)がOPENします。
OPENに先駆けて
取材に行ってまいりました。



KITTEはB1~6Fの7フロア。


自然光が入る気持ち良い吹き抜け空間です。

「想い桜」

日本画家の千住博氏の描いた桜の下絵を拡大プリントし、

千住氏と一般公募で集まった参加者が
一緒に完成させた絵なのだそう。


1Fのお店はどこも天井が高くて気持ちいい空間になっていますね。


千疋屋さんは
天井高を活かし、フルーツをイメージしたシャンデリアを設置していました。



KITTEの目玉の一つが
JPタワー学術文化総合ミュージアム
「インターメディアテク」


日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館(IMT)が運営、

東京大学の学術文化財を常設展示しています。


展示するだけではなく

「間メディア実験館」として
歴史性と現代性をつなぎ、さまざまな文化創造を試み発信していくそうです。



展示に使われているケースや棚は

東大でずっと使われていたものを
そのまま、もしくはリデザインして使っているのだとか。


こんなワークショップスペースも。タイムスリップしたみたい!


古い建物の梁や
配管がデザインの一部になっているようでした。


旧東京中央郵便局の写真なども展示されています。


上の階へつながる階段を上がると・・


目の前には鳥の剥製がたくさん!



ラボのようなところも。




古い旧郵便局舎が持っていた大規模空間を「大きな空間」としてそのまま活かし、
木の床も保存、
古い鋼鉄製の窓枠の一部は展示用フレームに転生させ、
カウンターで使われていた御影石、扉などの
歴史を刻んだ建築部材も空間の中に転生させて使われているそうです。
「転生」と「継承」として見事な空間を創り出しています。


何の前知識もなくいきましたが
とにかくかっこいい!
なんだかとってもかっこいい!

今までも、古いものを活かした空間はあったと思いますが
展示棚や展示物にいたるまで
ここまで徹底しているところって無かったのでは。
しかもそれがすごく新しく見えるのです。


確かな歴史の厚みと新しさ、
デザインされたものとデザインされていないもの。

ここだけ見に行くだけでも価値があるのではないでしょうか。



取材報告、続きます ^^
★tm