昔、一碧湖は大池、または溜池(ためいけ)と呼ばれていました。
池の主は、年取った赤牛で、岡の小川の「池の平」から
移ってきたのだと言われてました・・・・
伊東の民話 一碧湖の赤牛
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一碧湖にも寄る予定です。
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なぜ伝説とか民話が語られて来たのでしょう?
「一碧湖の赤牛」 を掘り起し!(σ・∀・)σ
民話では大池(一碧湖)にやって来た赤牛は、村人達を
困らせたので、吉田の光栄寺の日広上人がお経をあげ
て赤牛の魔力を封じ込めた・・・
というようなお話になっています。
赤牛は岡の小川の池の平からやって来たことになっています。
一碧湖では村人達の舟をひっくり返したり、村人に悪さを
いっぱいしました。
岡の小川、一碧湖、いずれも水に関係していますね。
赤牛は水の災害をもたらしているようです。
赤牛伝説は水の災害、土石流災害に結び付けることが
できるのでは?ということです。
水神様があるということは、昔は多くの人が災害で亡くなった
のかも知れません。
今年の5月には沼地の方の普段水がない所も溢れて
下は昭和33年の狩野川台風の時の丸山町です。
水の災害があったから気を付けよう! と後世に残して
くれているのかも知れませんね。
伊東市史だよりから
伊豆の戸田地区の民話・伝説 「池の平の赤牛」というのを
拾わせてもらいます。
戸田と西浦を結ぶ山道の池の平には、昔、大きな池があり、
赤牛が住んで人々をたぶらかすとうわさされていました。
ある時、戸田の男が西浦に出掛け、池の平のほとりまで来ると、
池のふちに一匹の大きな赤牛がねそべっていました。
男は里人のうわさを思い出し、腰に持っていた大鉈(おおなた)
を隠しながら牛に近づき、頭めがけて切りつけました。
赤牛は血をふきながら池の中に飛び込みました。
しばらくすると、一匹の大蛇(だいじゃ)が池の上に
浮かび上がり、みるみるうちに池の水が引きました。
やがて池は干上がり、里人も安心して通れるようになりました。
赤牛=大蛇 水との関係を伝える伝説は一碧湖の伝説
と似ていますね。
民話・伝説巡りをしながら、話の奥を探り、昔の人達が
残してくれたメッセージ、災害に気を付けろということを
感じてみたいものですね(*^o^*)/~