先日、御蔭様にて母は、ステージⅣの肺ガンを宣告されてから丸9年を迎え、闘病生活も10年目に突入致しました。

 

これも、偏に、母の頑張り、そしてそれを何時も温かい眼差しで励ましている父の御蔭だと、遠く離れているところで生活している私としては強く実感しております。

 

それでは、先ごろ、帰省した時に、メモしてきた母の血液検査の結果を記します。

 

5月の血液検査の結果

CEA→151.9

GOT→20

GPT→11

クレアチニン→1.66

CRP→0.17

好中球比率→76.0

リンパ球比率→15.6

 

6月の血液検査の結果

CEA→135.7

GOT→24

GPT→16

クレアチニン→1.55

CRP→0.07

好中球比率→75.8

リンパ球比率→15.8

 

7月の血液検査の結果

CEA→128.5

GOT→21

GPT→11

クレアチニン→1.67

CRP→0.05

好中球比率→74.4

リンパ球比率→17.2

 

8月の血液検査の結果

CEA→118.7

GOT→18

GPT→9

クレアチニン→1.53

CRP→0.09

好中球比率→78.3

リンパ球比率→14.5

 

もう直ぐ、タグリッソを服用してから1年になりますが、依然としてCEAは下落傾向にありますので、家族の立場としては一安心といったところです。

 

副作用としては、脱毛。あとは、皮膚障害。今回は耳の耳輪の部分に出来ておりました。。あとは、時々の下痢。発熱、食欲不振等々です。

 

まぁ、欲を言えばきりがないですし、体重も闘病開始以来20kg以上減って、現在42kg前後をいったりきたりの状態ですが、それでも、出来る範囲で、毎日の夕食や洗濯等、父に対して出来ることは頑張ってするというスタンスで生きています。

 

※現在、要介護2で外出時は車椅子移動です。

 

※他の臓器の転移は確認されておりません。

 

※月に一度のランマークは欠かさず注射しております。

 

ステージⅣの宣告当時、ここまで奇跡が続くとは誰もが夢想だにしておりませんでした。私の母の奇跡が何時まで続くのか、恐らく、現実的な事を申し上げれば、母の体力(気力)次第であり、薬の効き次第ということになるのでしょうが、もう、ここまで来たら、あとは、神のぞ知る領域に入ったのではないのかなと、今回、実家の仏壇に手を合わせた時に、ふと、思いました^^;

 



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お久しぶりです。

 

タグリッソは、お陰様で、まだ効いております。

では、前回以降の様子をザッと書いていきます。

 

1月のCEA→検査ナシです。何故なら、正月明け早々に肺炎になり!!緊急入院という事態になったからです。最初の10日間は抗生物質も全く効かずに、このまま・・・とも覚悟はしたのですが、漸く、母親に合う抗生物質が見つかり、10日目以降は肺炎も回復傾向に向かいました。特に私が運が良かったなと思ったのは、今回の母親の肺炎が間質性肺炎では無かったことです。間質性肺炎では、無かったからこそ、肺炎治療中もタグリッソを毎日、服用出来たのだと思います。もし、一時中断していたらと考えるとゾッと致します・・・・。

 

2月のCEA→244。前回12月のCEAが480だったので半減という素晴らしい検査結果になりました。内心、母親も含めて皆が、肺炎の影響が一体、どう出るのかなと案じておりましたが、杞憂に終わりました。

 

3月のCEA→207。今回も引き続き下落継続でした。画像診断では、若干、肺に水が溜まりつつあるけれども未だ、気にするほどではないとのこと。あと、昨夏から栄養改善の為に飲んでいたエンシュアリキッドなんですが、栄養状態も大分、改善されたので飲まなくていいということになりました^^

 

そして、4月のCEA→160。まだまだ、タグリッソは効いており今月も引き続きCEAは下がってくれました。先月指摘された肺の胸水も気にしなくて良いレベルと主治医に云われ、母親も大変、喜んでおりました。

 

※毎月一度のランマーク注射はしております。あと、脳を含めた他の臓器の転移は、依然としてありません。副作用は、頭皮の湿疹、指先の湿疹等、何とか母親的には許容範囲のようです。

 

このまま、夏を迎えて無事に「10年生」になって欲しいと心より願っております。



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今年も早いものであと、10日ちょっとで終わりとなりますね。

本当に月日が経つのは、早いものだと、しみじみと感じます^^;

 

さて、昨日は、母親の通院日(CEA検査日)でした。

 

実は、先月、タグリッソ服用から一ヶ月目の検査の時に、CEAの値が、前回比400も上昇し、肺にも若干、胸水が溜まりつつあるという結果だったので、この一か月間の母親の様子は、かなり、ネガティブなものでした^^;

 

※主治医も私たち家族も、服用一ヶ月でCEAが400も上昇したことについては、今迄の薬でも直ぐに効いた(CEAをガクンと下げた)のよりも、2~3ヶ月経って、徐々にCEAを押し下げる薬の方が多かったでしょう!と言って、母親を励ましてはいたものの、先月のCEA値は1500近くでしたので、母親も含めて皆、内心は不安だったと思います。

 

私との電話でも、母親の口からは愚痴が多くなり、咳が続けざまに出れば、「ああぁ、、、ドンドン胸水が溜まっていっているのか・・・」「新薬が、たった二か月ちょっとで効かなくなるとは、、思ってもいなかった・・・」等と思い悩んでいる様子が窺えました・・・。

 

そして、昨日の通院検査日。

 

診察が終わったお昼過ぎに私の携帯に電話がありました。

 

結論から、言うと、この一ヶ月で母親のCEAは、1000近く下がり!!何と!!今回は480だったとのことでした^^

 

懸念されていた、胸水も、画像診断によれば前回とそんなに変わっていなかったこともあり、、母親の口調は、、「こんなことって、あるのかね~」と何度も何度も、何度も(笑)、嬉しそうに繰り返し言っておりました。

 

しかしながら、貧血がちょっと進んでいるとのことで、診察後、輸血はしたみたいです。

 

※輸血に対する母親の弁・・・最近は、どうせ、飲んでも・・・・と思って真面目にエンシュアリキッドを飲んでいなかった所為かもね・・・・^^;

 

それでは、皆様、少し早いですが、来年も宜しくお願い致します。

 

市川



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大変、ご無沙汰を致して申し訳ありません。

 

「タイトル」からみてお分かりのように、母親は未だ闘病中で生きております。

 

早速ではありますが、前回ブログ(2015年9月)以降の母親の闘病記録をザッと書き記していこうと思います。

 

2ndナベルビン・ジェムザールは結局、2015年11月末の8回目まで継続いたしました。

 

その効果は、緩やかであり、副作用の方も、母親的には受け入れることが出来るレベルではあったものの、腎機能の数値が思わしくないとの主治医の判断から、8回目で打ち切りになりました。

 

その後、正月明けより、ジオトリフの服用を始めました(2016年1月~10月)

副作用としては、下痢、手の指先の(爪周りの)腫れ、そして、脱毛(泣)。。

 

タルセバの時ほどではないにしても、下痢には悩まされていましたね。。

 

※1stイレッサ服用時の下痢の時は、母親も未だ60代前半で若く、体力もあったので、一日何回ものトイレも、そう苦ではなかったのですが、70代になってからの頻繁にくる副作用の下痢は、かなりの体力と精神力の消耗を伴うもので、、可哀想でした。。

 

結局、このジオトリフは1stイレッサの時のように、CEAを二桁に持って行くほどのパワーはありませんでしたが、2ndナベルビン・ジェムザールのような感じで緩やかに効いてくれたと思います。最後の2~3ヶ月は下痢が辛いとの母親の愚痴を主治医の先生が受け止めて下さり、20mg錠まで減薬して服用しておりました。

 

しかしながら、今年の9月位から、電話で母親と話していても「ホッホ、ホッホ」と息苦しく話すようになり、9月中旬に緊急入院して右肺に大量に溜まった胸水(幸運なことに今迄、微量の胸水は確認されても、いつの間にかに自然消滅していました)を抜いて、胸膜癒着術をしたり等、絶対安静の状態が一時、続きました。

 

主治医の見解も家族の思いも、服用中のジオトリフの効果が薄れて胸水が溜まったとの認識は一致していましたが、じゃあ、ジオトリフを止めて、次の薬は?となった時の考えは違っておりました。

 

両親、弟は、副作用が少ないといわれているオプジーボが希望。

それに対して、主治医は、現時点でのオプジーボには否定的。。

 

※恐らく、主治医は、オプジーボが母親にどう出るのか、全く予想が出来ないので、Goサインを出されなかったのでしょう。

 

※長年の副作用を伴う闘病生活と食欲不振、年齢的にも70を超えたこともあって、母親の栄養状況は余り、芳しくなく、今年の夏から、主治医に勧められてエンシュアリキッドを一日一本、文句を言いながら(笑)飲んでいる状態でして、点滴タイプの抗がん剤をする体力は、もはや残されていないと僕は思っています。

 

そういう状況下で、主治医が次に出されてきた選択肢は、AZD9291、、、つまりは、第三世代の分子標的治療薬のタグリッソでした。

 

しかしながら、このタグリッソを服用するためには、今一度8年ぶりに気管支鏡による検査(生検)をして「現在の」肺内の癌細胞を摘出し、タグリッソに適合するかどうかのチェックをうけて「合格」を貰わないといけないらしく、母親はかなり逡巡していました^^;

 

 

といいますのも、8年前の気管支鏡検査の時の余りの辛(苦しさ)さが、頭にこびり付いていたからでした。

 

でも、家族の懸命な説得により、母親も「生き抜くため」に気管支鏡検査をOKしてくれて、必死な思いで臨んだところ、母親曰く、今回は楽だった、、、技術の進歩は凄いね^^と。

 

そして、検査の結果も、一発で、適合することが判明し!!10月25日からタグリッソの80mgを服用しております。現在までの副作用は、指先の爪周りの炎症くらいで、酷い下痢などは、未だなく、また、息苦しさも完全に消えて、電話口では、私に、大声で文句を言ったり、注文をつけたり(笑)、今度もまた、肺がんステージⅣのおばあちゃんは、、奇跡を起こしてくれました。

 

思い起こせば、ぬらりさんが、亡くなるちょっと前のブログにて、アファチニブ(ジオトリフ)が早く承認されれば良いな、しかしながら、アファチニブよりも、更に凄い薬がある(タグリッソ)と書かれてから既に5年以上が過ぎようとしています。また、NONさんが、ブログにて、クニちゃん(NONさんは、当時、AZD9291という名前だったタグリッソの治験に参加して服用されていました)と親しみを込めて、名づけ、頑張ってらっしゃるのを読んで、早や、3年。。

 

まさか、まさか、私の母親が、分子標的治療薬の第一世代のイレッサ、タルセバ、第二世代のジオトリフ(2016年1月~10月までの約9ヵ月間)、そして、第三世代のタグリッソまで、無事に到達できようとは、心の中で願ってはいても、現実に到達するとは思ってもいませんでした。

 

闘病生活が始まって8年余りが経ちますが、身体をはった母親の頑張り、それを傍で温かく支え続ける親父の頑張りには、ただただ、頭が下がる思いで一杯です。応援してくれる全ての人に、感謝、感謝、感謝です。本当に有難う御座います!

 

そういう訳で、3ヶ月ほどの遅れとなりますが、無事に、母親が「9年生」に進級しましたことをご報告させて頂きます。

 

※上記の期間中、母親は月に一度必ずランマークは注射しております。

 

※幸運なことに、現時点では肝臓や脳などへの新たな転移箇所は確認されていません。

 

 

追伸

 

このブログの御意見番であった「しんちゃん」さん、そして、WINさん、study2007さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。ブログを通して、沢山の励ましや気づきを頂き、本当に有難うございました。いつまでも忘れません。



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予定通り、今日から母親は入院致しました。

そして、先ほど、その母親から電話があり、、来週の月曜日から点滴する予定だったカルセドが中止となった旨の報告がありました。

最初は、白血球が下がって基準値以下だったので中止になったのかなと思い、「さて、どうやって母親を励まそうか」とも考えたのですが^^;、、、何故だか不思議と電話口の母親の声は弾んでいるようにも聞こえるし(笑)。

結論から云うと、入院前におこなったCT撮影で前回くらいから溜まりつつあった肺の水が綺麗に無くなっていたこと、そして、本日の血液検査で、なんと!なんと!CEA(腫瘍マーカー)が前回比135のマイナスだったとのこと!!つまりは、漸く、2ndナベルビン・ジェムザールは最初の投与日が6月5日だったので4回目にして(投与後3か月で)母親の身体に巣食う憎きガン細胞に反応をしてくれたようです^^

※母親の2ndナベルビン・ジェムザールは、1stナベルビン・ジェムザールの時同様、一ヶ月に一度のペースで、標準量以下の点滴となります。

主治医も、今回の母親のようなケースは初めてだそうで、思わず母親の手を握り締め良かったですね!と一緒に喜んでくれたのこと^^

う~~~~ん・・・・今だから言うのですが2ndナベルビン・ジェムザールの3回目が効かなくて4回目を点滴すると母親から聞いた時には、内心、「もう効かない、耐性がついてしまっている抗がん剤をダラダラダラダラ、何でうつんだろう・・・」と不満に思ってもいましたが、4回目で初めてCEAが135も下がり、画像診断でも肺の水が消え、他の臓器には転移なしとの所見・・・本当に本当に有難い限りです!


この2ndナベルビン・ジェムザールがいつまで効果を発揮するのかは、神様のみが知るところでしょうが、できる事なら、、一回でも多く、これからも点滴できるように只々、祈るばかりです。

あっ、今更ではありますが^^;、、、ブログのテーマに2ndナベルビン・ジェムザールを追加いたしましたので宜しくお願い致します。


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大変ご無沙汰をして申し訳ありません!

お陰様で、闘病中の母親は何とか今夏も乗り越える事が出来、無事に「8年目」を迎えることが出来ました。

母親を応援して下さる全ての方々に心から感謝申し上げます!!

さて、早速ですが、前回ブログ以降の闘病中の様子を簡単ではありますが、記したいと思います。


<5thイレッサ>

結局、今年の1月22日に入院し翌23日より5thイレッサを開始致しました。

服用にあたり、当初は、気管支鏡検査をして遺伝子調査をするとのことだったのですが、結局、そういうこともなく、5thイレッサ突入となりました。

※過去4回のイレッサ服用時と同じく、毎日(連日)服用です。

母親の場合、本人の体質もあるのかもしれませんが、今迄の治療の経緯から、「腫瘍マーカー(CEA)が下がっていれば、その時点での治療が上手くいっている」とかなりの確率でいえるので、母親を始め、皆が、5thイレッサが母親の身体に巣食うガンに反応してくれよ!と念じる中での前代未聞の挑戦となりました。

結論から云えば、一か月後の2月24日のCEA検査では、マイナス40。
更に、二週間後の3月10日の同検査でも、マイナス40。勿論、その間の画像診断等でも特段の異常ナシという、この話だけを聞けば、良かったね!と言えるものでしたが、、、実際は、タルセバ服用時以上の皮膚湿疹の副作用が容赦なく、母親を襲い、特に、頭皮に出来る皮膚湿疹には相当、心を圧し折られていました。。

只、それでもCEAが下がっている以上はと頑張って連日、5thイレッサを服用していましたが、3月24日のCEA検査では早くもプラス10の上昇に転じ、4月8日のCEAでも明らかな上昇が見られ、尚且つ、その頃には、過去のイレッサ服用時にはなかった頭皮の皮膚湿疹が原因での脱毛も見られたこともあり、5thイレッサの服用は、約3ヶ月弱で中止となりました。

しかしながら、幸運なことに、CEAは上昇するものの、他の臓器への明らかな転移は確認されなかったので、闘病生活以来、2か月弱ではありましたが、6月初旬まで初めての「長期の休薬期間」となり、身体と心の復調に努め、6月5日から、再度、入院して、2ndナベルビン・ジェムザールに挑戦いたしました。

<2ndナベルビン・ジェムザール>

こちらの薬は、過去のブログを読んで頂ければお分かりになるかとは思いますが、少量の点滴でも母親には効いてくれた有難~いお薬です^^
そして、明らかに効かないとなる前に、スパッと点滴するのを止めたこともあり、今回、再度の点滴挑戦となったそうです。

結局、、、

6月5日→1回目

6月26日→2回目

7月24日→3回目

8月21日→4回目

の都合4回の同抗がん剤を点滴致しましたが、前回みたいな効果は残念ながら現れることなくCEAは上昇を続け、こちらの薬は4回目をもって中止となり、次回は、9月14日より、カルセドに挑戦することになりました。

※5thイレッサ、2ndナベルビン・ジェムザールの時も、毎月一回はランマーク注射はしております。

以上が、前回ブログ以降の簡単ではありますが母親の闘病記録となります。

まぁ、体重はこの一年、47~49kgを行ったり来たり、現状では痛みもなく、骨以外への明らかな転移もなく、足腰は年齢相応に弱ってはきていますが、私への電話での嫌味攻撃(笑)もマダマダ健在なので、このままの状態でも良いので、何とか今月中旬からのカルセドが効いてくれれば良いなと今は、只々、願うばかりです。。

市川


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前回ブログより4ヶ月も空いてしまいました。

昨年は、ブログを通してお付き合いのあった方(のご家族)、普段参考に読ませて頂いていた方、そして、私のブログにおいて「奇蹟の方」と勝手に呼ばせて頂いていた方の最後の御一人まで、本当に多くの方が最期まで必死にガンと戦って旅立っていかれた年でした。

このブログを書き始めてから、こんなに多くの方が次々と旅立っていかれた年は今までになかったので、母親の肺がん闘病記を書いている私としても、闘病ブロガーの方の(ご家族の方の)訃報を知る度に心が圧し折れていました。。

さて、このブログは、母親の闘病ブログである以上、この4ヶ月ちょっとの間の母親の様子を書いていきたいと思います。

先ずは、腫瘍マーカー(CEA)の推移です。

9月2日(→408)

9月16日(→362)、ランマーク注射日

9月30日(→312)

10月14日(→295)、ランマーク注射日

10月28日(→262)

11月11日(→273)、ランマーク注射日

11月25日(→288)

12月9日(→333)、ランマーク注射日

12月25日(→375)

1月6日(→450?)、ランマーク注射日

TS-1は昨年の3月下旬より朝晩二回、25mg×2の4週間服用をスタートさせましたが、副作用(極度の便秘と食欲不振)から、既にブログにも書いていますように初夏辺りから二週間服用、二週間休薬のパターンに変更致しました。

ただ、この服用パターンでも服用10日目を過ぎる辺りから母親の様子にきつそうな感じが見受けられたので、腫瘍マーカー(CEA)も下がっていることだし、ここは母親のQOLを保つことが先決との思いから親父と相談の上、TS-1を10日服用、18日休薬というふうにして貰えないか担当主治医に談判いたしました。

主治医の方からは、折角TS-1が効いている以上、ここは我慢して服用しましょうとのお話がありましたが、いつも側で母親の辛そうな様子をみている親父が押し切り、10月中旬よりTS-1の10日服用、18日休薬という形になりました。

この10日服用、18日休薬というかなりの変則パターンは、母親をかなり楽にさせ、この期間はかなり快適に過ごせたと思います^^

電話の声も、かなり元気になり、普段中々、会わない母親の遠くの知人からは、「末期の肺ガンだなんて絶対に誤診だよ。手配するので私の知り合いの大学病院の先生にもう一度診てもらわない?」等、本気で電話口で心配される状態まで戻りました(笑)。

体重の方も、48~49kgを維持し、食欲も普通にあったようです^^

しかしながら、この服用パターンに変えてから腫瘍マーカー(CEA)が上がりだしたのもまた事実で、12月中旬より再び以前の二週間服用、二週間休薬という形に戻りましたが、徐々に上がりだしたCEAの上昇は抑えることができず(昨日の時点)、二週間後の20日に今一度、CEA検査をして、このまま上昇が止まらないのであれば、TS-1は止めて、「5thイレッサ」を入院してチャレンジすることになりました^^;

私自身、母親のTS-1は3月下旬より始めた抗がん剤なので、10日服用にしろ2週間服用にしろ、そろそろ耐性がつく頃なので、仕方がないのかなという思いと、二週間服用で上手くいっていたのに10日服用ということにチャレンジさせたから「寝た子を起こす」ではありませんが、CEAの上昇を招いたのかな、たかが「4日」されど「4日」だったのかな・・・母親には申し訳ないことをしたのかもしれないなという思いが現在は交錯しております。

そして、昨日は脳のMRI検査、骨シンチなどの全身検査日でした。

不幸中の幸いで、CEAの上昇は依然続いているものの、脳にも骨にも他の臓器にも転移はなく、只、肺の部分の影がちょっと濃くなっているのかなという診断結果で、上記にも書いておりますように、二週間後の20日に今一度CEA検査をしてTS-1続行か、前代未聞の「5thイレッサ」挑戦になろうかと思います。

5thイレッサ挑戦への理由としては、前回4thイレッサを止めてから10か月近く間が空いていること、そして、新薬の「ジオトリフ」が、副作用も含めての評判があまり良くないことなどを、現状の母親の様子と照らし合わせての総合的な判断だそうです。

兎に角、予想外に10か月近く、少量で効いてくれたTS-1には今は感謝の気持ちで一杯と同時に、前代未聞の5htイレッサに対しては、、、どう言えばいいんでしょうか・・・期待感とも不安感とも高揚感とも違う、この感情の正体は一体なんなんでしょう・・・・。

取りあえずは、20日の結果待ちです。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

市川


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時々、闘病ブログでも御見掛けするイレッサと他の抗がん剤との併用療法ですが、「がん患者のあきらめない診察室」様が8月20日付けの記事でイレッサと他の抗がん剤の併用について書かれていましたので以下、重要部分を転載致します。


<やはりイレッサは単独投与すべきではない。 2014年ASCO NEJ005/TCOG0902試験の結果より イレッサは他の薬との併用療法のほうが効果が高い 北海道大学からの発表より>



切除不能非小細胞性肺がんEGFR遺伝子変異ありの80例を

 A群 イレッサ+CBDCA+アリムタを導入療法で行いその後維持療法としてイレッサ+アリムタ併用療法を増悪するまで行う。

 B群 イレッサ8週投与後CBDCA+アリムタを2サイクル導入療法で行いその後維持療法としてイレッサ8週投与⇒アリムタ2サイクルを増悪するまで交互に投与する。

  1、OS中央値 A群 41.9月 B群 30.7月
  2、PFS A群 18.3月 B群 15.3月
  いずれも差がつきました。

同じ薬を使用しているのにかかわらず同時に投与したほうが交互に投与するより明らかに成績が良いのです。これはイレッサは抗がん剤との併用でより奏功効果があがることを示しています。


つまり副作用が耐えうるならばイレッサをはじめとするEGFR-TKIは別の抗がん剤と併用したほうが成績が良いことを改めて示しました。実はアバスチンも併用効果が既に証明されています。


以上、転載終わり。





上記の記事に書いてあるCBDCAとはカルボプラチンのことであり、OSとは全生存期間、また、PFSとは無増悪生存期間のことです。


私の母親の場合、既に4thイレッサ(4回目のイレッサ)を終了していることもあって、これからイレッサと他の抗がん剤との併用療法をする可能性は、ほぼゼロでしょうが(2011年の春先、未だ母親の体力がある時にお世話になっている病院でTS-1とイレッサとの併用をお願いしたらあっさり却下されました。あくまでもイレッサは単独療法でとのこと)、これから、イレッサに臨まれる方、服用中の方で、通われている病院が併用療法OKで、尚且つ副作用に耐えうる体力がおありならば、チャレンジする価値は十分にあるのではないのかなと思います。



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本日は、母親の2週間に一度の通院日でした。

因みに8月5日の通院日のCEAは前回(510)と、そう変わらない値だったので、内心、CEAも下げ止まってきたのかなと思いもしましたが二週間後の8月19日のCEAは「450」と再び下がってきており、ほっと一安心致しました。

※骨転移があるためランマークは毎月月初の通院日にしており、胸等の画像診断でも特段、異常なしの状態が続いています。

又、本日9月2日のCEAは、「408」と引き続きの下落傾向を示す値だったそうで、先ほど、テンション高め(笑)の声で電話がありました。

只、上記にも書いたようにここ数年ずっと月初に注射してきたランマークは、TS-1の副作用で、ここ暫く微熱が出ていることもあって、次回、2週間の休薬期間明けの16日にすることになりました(母親の場合、ランマークの副作用での発熱があるため)。

ここ最近の母親の様子は、大分、足腰は弱くなってきていますが、調子が良い時には親父同伴で買い物に行ったり、8月最後の週末には車で1時間ちょっとのところへ、近所に住む孫を連れて葡萄狩りに行ったりと、それなりに楽しく過ごしているようで本当に有難い限りです。

そして、先月8月29日で余命宣告を受けて丸6年を無事に迎える事が出来ましたので、ブログのタイトルを「7年目の肺がん闘病記~」と変えさせて頂きますこと、どうぞご了承ください^^

市川


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私がブログを書き始めてからお付き合いのある、或いは、よく見させて頂いている数名の闘病ブロガーの方達(ご本人様、ご家族の方)の状態が、最近、あまり良くありません・・・・。

どの方も、何とか、症状が落ち着き、痛みが取れてご家族の皆さんと穏やかに静かに過ごして貰いたい・・・本当に願うは、このことばかりです・・・。

ブログの更新がある度に毎回、その方達へ直接、励ましのコメントかメッセージを送ろうと思い、コメント欄やメッセージ欄をあけ、いざ、書こうとはするものの、どうしても文章が書けずにいる・・・・本当に自分自身の弱さ、情けなさに腹が立ちます。

ここまで、何年にも亘って闘病生活を頑張って来られたんだから、これ以上の痛み、苦しみ、早く消えろ!早く無くなれ!と、このブログより、ひたすら念じておりますので、どうか私の不義理をお許しください・・・・。


さて、本日は母親の二週間に一度の通院日でした。

この2週間弱の母親の様子ですが、TS-1の服薬を2週間(余りのTS-1を1日余計に服用はしましたが^^;)で止めたこともあって、例の酷い副作用の便秘も今回は出現せず、休薬期間は至って順調でした。

只、母親自身は、内心、不安感で一杯のようでもあり、恐らく、母親の心の内が次のようなものだったからだと思います。

今年の3月下旬より、TS-1を3~4週間の服用期間で挑戦しCEAも下がってきた(1200→660)。それを副作用の為に2週間で服用を止めたら・・・・。もし、CEAがボ~~~~ンと上がり、再びTS-1を元の3~4週間の服用期間に戻したとしても果たして、その時に今一度、効くのかどうか、、そして、もし、効かなかった時に服用する予定である「新薬(ジオトリフ)」は残念ながら評判が良くないらしい(副作用が酷い等)、、、そうなったら私の命は・・・・。

まぁ、こういう感じで、本日の通院日を迎え先ほど、母親から電話がありました。

診察結果は、先ず、今回のCEA値の結果から言いますと、、、

TS-1の2週間服用、2週間休薬という変則パターンにも関わらず、前回同様CEAが引き続き下がっており、その下げ幅も、なんと!150も前回値よりも下がっていて、今回のCEA値は「510」でした!

この検査結果には主治医も両親も驚き、、主治医が思わず母親に、、「TS-1がここまで効く患者さんは中々いないんですよね・・・」と言ったそうですが、私もその意見に賛成です^^;

私の母親のように手術不可のステージⅣで告知された肺がん患者(腺がん)さんは、大体が、先ず最初に遺伝子検査でOKが出たならばイレッサやタルセバ、ザーコリ等の分子標的治療薬を服用するか、或いは、所謂エビデンスの観点から、治療成績が良い(ことになっている)点滴タイプの抗がん剤治療を幾つか順番に行っていきます。

そして、それらが効かなくなってから(体力も気力も最初に比べて随分、衰えてから)漸く、今迄してきた他の抗がん剤に比べて負担が(副作用が)軽いですよ~というキャッチフレーズ(笑)を信用して、TS-1を服用するのが「TS-1治療の開始パターン」だと、色んな闘病ブログを見てきて勉強しました。

只、残念なことに腺がんの方で、TS-1を服用して、CEAが母親みたいにガクンと驚くほど下がった、症状が落ち着いたという方は、余りというか、全く私は見たことが無かったので、今回の依然として続くCEAの下落には驚きと同時に不可思議さを感じざるを得ません。

実は、母親が3月下旬に初めてのTS-1で入院中に、ガン友さんから、「私はTS-1を4週間、4週間の合計二回、必死に頑張って服用したけれど全く効果がなかった・・・・腹が立ったので余ったTS-1はゴミ箱に投げ捨てたわよ(笑)」と言われたと、電話口で聞いた時には、「人其々だよ~お袋にはTS-1は効くよ!」と励ましはしましたが、内心、「やっぱりなぁ・・・肺がん患者のTS-1は、色んな治療を経てきた人が「最後近辺に」使う気休めの薬だもんな・・・効いても現状維持が関の山・・・ジオトリフにかけるしかないよな・・」と思っておりました。

今更ながら、本当に抗がん剤って奥が深いよなとつくづく母親をみていて実感致します。

全く期待していなかったナベルビン・ジェムザールの変則的な点滴投与の時も、此方が考えている以上にビックリする位、CEAは下がりましたし、副作用も十分、許容範囲でした。今回のTS-1も又、然り。。

只ね・・・・、実際に、患者本人が、抗がん剤を身体の中に「命がけで」「必死の覚悟で」入れてみないことには、その効果の程が「正確には分からない」というのが何とも現状では歯がゆい限りですよね(尤も、分子標的治療薬に関しては、タルセバのように遺伝子検査が陰性でも効く可能性があり、服用することもありますが、大抵は、予めの遺伝子検査で陽性が出た場合のみ其々の薬を服用となります)。

TS-1が、母親の負担にならない2週間服用、2週間休薬の、このペースで少しでも長く効果のほどがあらんことを只々祈るばかりです。


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