私がブログを書き始めてからお付き合いのある、或いは、よく見させて頂いている数名の闘病ブロガーの方達(ご本人様、ご家族の方)の状態が、最近、あまり良くありません・・・・。

どの方も、何とか、症状が落ち着き、痛みが取れてご家族の皆さんと穏やかに静かに過ごして貰いたい・・・本当に願うは、このことばかりです・・・。

ブログの更新がある度に毎回、その方達へ直接、励ましのコメントかメッセージを送ろうと思い、コメント欄やメッセージ欄をあけ、いざ、書こうとはするものの、どうしても文章が書けずにいる・・・・本当に自分自身の弱さ、情けなさに腹が立ちます。

ここまで、何年にも亘って闘病生活を頑張って来られたんだから、これ以上の痛み、苦しみ、早く消えろ!早く無くなれ!と、このブログより、ひたすら念じておりますので、どうか私の不義理をお許しください・・・・。


さて、本日は母親の二週間に一度の通院日でした。

この2週間弱の母親の様子ですが、TS-1の服薬を2週間(余りのTS-1を1日余計に服用はしましたが^^;)で止めたこともあって、例の酷い副作用の便秘も今回は出現せず、休薬期間は至って順調でした。

只、母親自身は、内心、不安感で一杯のようでもあり、恐らく、母親の心の内が次のようなものだったからだと思います。

今年の3月下旬より、TS-1を3~4週間の服用期間で挑戦しCEAも下がってきた(1200→660)。それを副作用の為に2週間で服用を止めたら・・・・。もし、CEAがボ~~~~ンと上がり、再びTS-1を元の3~4週間の服用期間に戻したとしても果たして、その時に今一度、効くのかどうか、、そして、もし、効かなかった時に服用する予定である「新薬(ジオトリフ)」は残念ながら評判が良くないらしい(副作用が酷い等)、、、そうなったら私の命は・・・・。

まぁ、こういう感じで、本日の通院日を迎え先ほど、母親から電話がありました。

診察結果は、先ず、今回のCEA値の結果から言いますと、、、

TS-1の2週間服用、2週間休薬という変則パターンにも関わらず、前回同様CEAが引き続き下がっており、その下げ幅も、なんと!150も前回値よりも下がっていて、今回のCEA値は「510」でした!

この検査結果には主治医も両親も驚き、、主治医が思わず母親に、、「TS-1がここまで効く患者さんは中々いないんですよね・・・」と言ったそうですが、私もその意見に賛成です^^;

私の母親のように手術不可のステージⅣで告知された肺がん患者(腺がん)さんは、大体が、先ず最初に遺伝子検査でOKが出たならばイレッサやタルセバ、ザーコリ等の分子標的治療薬を服用するか、或いは、所謂エビデンスの観点から、治療成績が良い(ことになっている)点滴タイプの抗がん剤治療を幾つか順番に行っていきます。

そして、それらが効かなくなってから(体力も気力も最初に比べて随分、衰えてから)漸く、今迄してきた他の抗がん剤に比べて負担が(副作用が)軽いですよ~というキャッチフレーズ(笑)を信用して、TS-1を服用するのが「TS-1治療の開始パターン」だと、色んな闘病ブログを見てきて勉強しました。

只、残念なことに腺がんの方で、TS-1を服用して、CEAが母親みたいにガクンと驚くほど下がった、症状が落ち着いたという方は、余りというか、全く私は見たことが無かったので、今回の依然として続くCEAの下落には驚きと同時に不可思議さを感じざるを得ません。

実は、母親が3月下旬に初めてのTS-1で入院中に、ガン友さんから、「私はTS-1を4週間、4週間の合計二回、必死に頑張って服用したけれど全く効果がなかった・・・・腹が立ったので余ったTS-1はゴミ箱に投げ捨てたわよ(笑)」と言われたと、電話口で聞いた時には、「人其々だよ~お袋にはTS-1は効くよ!」と励ましはしましたが、内心、「やっぱりなぁ・・・肺がん患者のTS-1は、色んな治療を経てきた人が「最後近辺に」使う気休めの薬だもんな・・・効いても現状維持が関の山・・・ジオトリフにかけるしかないよな・・」と思っておりました。

今更ながら、本当に抗がん剤って奥が深いよなとつくづく母親をみていて実感致します。

全く期待していなかったナベルビン・ジェムザールの変則的な点滴投与の時も、此方が考えている以上にビックリする位、CEAは下がりましたし、副作用も十分、許容範囲でした。今回のTS-1も又、然り。。

只ね・・・・、実際に、患者本人が、抗がん剤を身体の中に「命がけで」「必死の覚悟で」入れてみないことには、その効果の程が「正確には分からない」というのが何とも現状では歯がゆい限りですよね(尤も、分子標的治療薬に関しては、タルセバのように遺伝子検査が陰性でも効く可能性があり、服用することもありますが、大抵は、予めの遺伝子検査で陽性が出た場合のみ其々の薬を服用となります)。

TS-1が、母親の負担にならない2週間服用、2週間休薬の、このペースで少しでも長く効果のほどがあらんことを只々祈るばかりです。


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