RPM 5登場:PC UNIXのメジャーパッケージシステムが一新 @ builder
最近はすっかりパッケージ管理の方に傾倒してしまった私。
RPMによるパッケージ管理はサーバー管理をするうえで、必要不可欠な存在になってしまいました。
昔は、ソフトウェアをインストールする際にはソースからきちんとインストールする方だったんですが、サーバー台数が増えてきたり、メンテナンス(バージョンアップ等)が面倒になってきたりと同じ事を繰り返す事が億劫になって、徐々にパッケージ管理の方に移行していきました。
もし、Unix/Linux系のサーバー管理者としてやっていきたいのであれば、ソフトウェアをインストールする際、まずはソースからインストールして管理してみた方が良いと思います。
その理由としては、
・ ソフトウェアのインストールの仕組みを理解できる
・ 細かなオプションを指定する事で、そのソフトウェア自体の仕組みが理解しやすい
・ インストール場所が明示的なため、ソフトウェア全体の構成が把握しやすい
・ アンインストールしやすい
・ パッケージ管理用ソフトウェア(RPM、PKG、APTなど)に左右されない
などが挙げられます。
一方で、パッケージ管理コマンドからインストールするメリットとして
・ インストールが楽
・ パッケージの更新が楽(ネットワークを介して最新のパッケージに更新できる)
・ ソフトウェア自体の管理(何がインストールされているか、どのバージョンを使用しているか)が楽
がありますが、デメリットも当然あり
・ お任せでインストールされているため、どういったオプションが利用できるかわかりにくい
・ ソフトウェアのインストールディレクトリや設定ファイルの場所が分かりづらい
・ アンインストールしにくい(他のパッケージとの依存関係に悩まされる)
といった事が挙げられます。
RedHatなんかはインストールされているソフトウェアは全てRPMパッケージで管理されているので、インストールしたい対象パッケージがRPMで存在する限りは、RPMパッケージで管理していった方が楽です。
up2dateのコマンドを通して簡単に更新できますしね。
一方で、Solarisとかを使う場合はOSインストール時のオプションによっては何もソフトウェアがない(OSの基本機能のみ)といった事もできますので、そういった場合はソースから一つずつ管理する事もできます。
まぁ、好みの問題ではありますが、ソース管理はどちらかと言うと玄人好みな感じです。
しかし、得られるものが多いので基本的なソフトウェア管理の構成・方法を理解するにはソースからインストールをしていった方が良いでしょう。
昔、同僚があるソフトウェアをソースからインストールしようとしていて、どうにもうまくいかず某掲示板に助けを求めたら「パッケージでインストールすりゃ良いじゃん」と身も蓋も無い事を言われて凹んでいましたっけ。