Windows XPマシンは08年1月31日に生産終了 @ITmedia News
このWindows XPのOEMライセンスとは、パッケージを販売するものと異なりPC製造メーカーに対して、Windows XPの販売を行い、PC製造メーカーはそのWindows XPをPCの一部として販売できるライセンス形態を指します。
いわゆるプレインストールモデルですね。
自宅で使用している、PCも多くはこのタイプで購入した方が多いのではないでしょうか。
家電量販店には、「Windows XPプレインストールモデル」なんて肩書きで陳列されていますよね。
で、このOEMライセンスの提供が終了になるとのこと。
つまり、2008年1月31日以降に、新規にWindows XPプレインストールモデルは発売されない事になります。
※ 以前にOEMライセンスで買ったWindows XPが使用できなくなるというわけではありません。
これが、何故社内でWindows Vistaが席巻されていくことになるかというと、社内で利用されているPCは多くがリース物件だと思います。
つまりリース会社から、(多くはビジネスモデルだと思いますが)市販されているPCを期限付きで借りているわけですね。
このOEMライセンスの終了に伴い、PCメーカーからWindows XPモデルがリース会社にも提供されなくなるという事になりますので、必然的にも2008年1月31日以降にリースするPCは全てWindows Vistaモデルになってくることになります。
※ リース会社が、Windows XPモデルのPCの在庫を持っていれば別です。
そして、当然リース物件には期限がありますので、期限が過ぎたものは延長をしない限り返却する事になります。
このサイクルで2008年には多くはWindows XPからWindows Vistaへの移行が進められていく事になって行くと思います。
情報システム部のお仕事として、社内のPC標準機の選定、キッティング作業などがありますが、リース会社からWindows XPモデルが入らないということになれば、当然Windows Vistaへの社内導入対応という事に追われていきます。
そういえば、5年程前にはWindows2000からWindows XPへの移行に追われましたっけ。。。
このときも大きなインターフェースの違いから、ユーザーへの周知などについて苦労した覚えがありますが(当然、対応数r情報システム部員のスキル向上も必要)、このWindows Vistaへの移行もどれくらいのインパクトがあるか・・・。
確かに、5年前に比べたら社員のITリテラシーは向上しているでしょうが、XPに移行した際と同じぐらいのインターフェースの違いも見受けられますし、Office2007やさらにはInternet Explorer7の搭載など、社員に対する周知・教育だけでなく、既存のシステムへの影響など対応する課題は山済みです。
残り半年も無いことですので、こういった対応を行う情報システム部門の方は今から頭を悩ませる種になってきそうですね。