- グーグル・アマゾン化する社会 (光文社新書)/森 健
- ¥735
- Amazon.co.jp
本の内容としては、最近のWeb上の大きな潮流を要約したような本です。
Web2.0とは何ぞや、GoogleやAmazoneはどこが凄いのか?何で成功を収めたのか?
そういったことを、web2.0の成功事例として大きく取り上げられている、GoogleとAmazoneを持ち上げて書かれています。
ただ、今となってはこうった本と言うのはあふれかえっているので少し物足りない感じをする方も多いかもしれません。
逆に、今起きていることを知りたいと言う事であれば、最適なものとなりえます。
あと、話の例えのため色々な事例を取り上げて紹介しているのですが、話が飛びすぎてかえって解りにくくなっている部分もあります。
興味を引いたのは、第5章「スケールフリー・ネットワーク -金持ちほどますます金持ちになる理由-」第6章「個人への一極集中 -タグとパーソナライゼーション-」ぐらいでしょうか。
一つは、ユーザー参加型のサービスで起きている個々のつながり(ネットワーク)と言うものがどういった理由で形成されていくのかが書かれており、もう一方は数多く発生してくる情報・サービスと言うものに対し個が快適にWeb上で過ごしていくために何をすればよいのか、そしてそれによって起こりえる弊害にについて書かれています。
テーマとしては、今読むなら少し古い感じがするのですが、内容としてはそれほど難しくは無いため、読みやすい本ではあります。