東日本大震災の津波で亡くなった祖母や叔父たちへの追悼記事 | 【仙台ヒーリングサロン インスパイア】エネルギーヒーリング 西洋占星術 ホロスコープ

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仙台でヒーリングサロン「インスパイア」を開業しております。
エネルギーヒーリング・西洋占星術(ホロスコープ)を提供しております。


2011年3月11日に起きた東日本大震災から今日で半年です。


今日のブログは津波で亡くなった私の祖母や叔父たちへの追悼記事です。



祖母たちが津波で亡くなった様子が含まれますので


感情が刺激されやすい方は読むのをご遠慮ください。



3月11日の震災当日と翌日の私の様子については


以前にこちらの記事 で書きました。



まずは、以前の記事で書いていなかったことから書きます。



津波は私の自宅の目の前まで来ました。


私の自宅は海まで徒歩2~3分の距離にありますが


高台にあるので、津波の被害は逃れました。



津波の浸水で私の自宅の近辺は陸の孤島になったようで


水が引いたのは夜で、それまでは車が通れなかったそうです。



地震発生時は仙台市中心部で車を運転中だった私ですが


後から家族に


「麻子、地震でビックリしてすぐに家に帰って来なくて良かった。


すぐに家に帰って来てたら、麻子は津波に巻き込まれてたよ。」


と言われました。



私のサロン「インスパイア」から自宅まで30~40分です。


津波が来たのは、地震発生後、約40分だったので


確かに、すぐに家に帰っていたら


私自身、地震の渋滞で


津波に巻き込まれていた可能性がありました。



震災の翌朝、起きると家の近所は津波の被害でこのような状態でした。



東日本大震災の翌朝の2011年3月12日に私が写真を撮りました。


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自宅の目の前の空き地には、自衛隊車が何台も止まっていました。



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この状況を茫然と見ていたなか


近くの工場地帯が大爆発の恐れがあり


私の自宅の一帯の地域が火の海になる恐れがあるので


避難するようにと


役所の方々が車で警報を鳴らしていました。



役所の方々が一軒一軒、人が残っていないか


調べ回っているほどの大爆発の可能性のものでした。



家族がみんな避難準備をして車に乗り込む中


私は母に


「爆発しないから大丈夫だよ~、私、避難しない。」


と言うと


母から


「せっかく津波で死ななかったのに、火の海で死んだらどうすんの!!」


と、なんともブラックジョーク的な事をいわれ


母に怒られながら避難しました。



私の家よりもさらに高台に避難し


その場所から数時間ずっと


自宅と自宅の背景に見える


ガス爆発している工場からの黒い巨大な煙をぼーっと見ていました。



避難しながらラジオで流れるTBSの全国放送のテレビ番組を聞いていると


私の自宅の地域について


「この地域に住む住民は


ガス爆発で大規模火災の恐れがあるので


避難しています。」


と流れ、そこまで重大な状態なのだと認識しました。



震災後、数日たってから


首都圏に住む友人から


「テレビで麻子さんの家の地域の名前が出て


ガス爆発で避難させられてるって何回も流れてて心配だった。」


と言われ、本当に重大だったんだなと再認識しました。



避難警報が解除され家に戻り


母の実家も沿岸部なので


母の実家の家族たちは大丈夫かという話になりました。



ラジオにも母の実家の地域の被災状況が出ないし


もちろん、電気などのライフラインは止まっていたし


電話も携帯も繋がらないので連絡の付けようがありません。



震災後の翌々日13日に


ラジオで仙台の中心部は電気が通っていると聞き


私のサロン「インスパイア」は仙台駅前の中心部にあり


隣が東北最大の新聞社、河北新報なので


電気もインターネットも繋がるはずだと思い


店に行って、情報を仕入れて来ようと思いました。



店に行き、すでに充電が切れている携帯に充電すると


メールがたくさん来ていて


海外や県外に住んでいる親戚たちや友人たちから


「大丈夫?」という心配のメールがたくさん来ていました。


大丈夫だという状況を知らせるメールを一通りしました。



確か、震災3日後の14日だと記憶していますが


ネットで震災の状況をいろいろ調べていました。



すると、ヤフーニュースで母の実家の地域の名のタイトルが出ていました。


見ると、母の実家の地域を走る電車が津波で倒れた画像が載っていました。



「確か、電車が通っている場所って、海から2キロ以上離れてるなずなのに


津波、ここまで来たの?


お母さんの実家、線路より海に近い内側だけど・・・


避難して無事であればいいけど・・・。」


と思い、母に情報を伝えようと


家に帰り


「お母さん、○○(母の実家の地域)がヤフーニュースに出てたよ・・・。」


と言いながら、家の台所に行くと


母の眼は真っ赤で腫れていました。



母の顔を目にした瞬間


「あー、駄目だったんだ・・・。」


と思いました。



母が泣きながら


「○○も○○も○○も津波で死んだんだって・・・。」


と言いました。



私もその場で号泣しました。



母は、父と母の実家まで車で行こうとしましたが


通行止めで行けず


母の実家に近い親戚の家に行って


母の実家の津波の被害の様子を聞いたそうです。



母の実家の親戚たちは


私の自宅近辺も津波で流されたという情報を聞いて


がっかりしていたそうです。


津波は私の自宅前の道路の手前で止まり難を逃れましたが・・・。



震災当日、


母の実家には


祖母と母の弟の叔父夫婦とお嫁さんと子供たちと親戚たちがいたそうです。


車で逃げようとしましたが


すでに渋滞が出来ており


車で逃げても津波で車ごと流されると判断し


敷地内に大きめのプレハブ小屋があったので


もし津波が来ても


そのまま箱舟みたいに流されて助かるのではないかと


叔父(母の弟)はみんなをプレハブに入れ


家族を助けるために自分はプレハブには入らずに


外からプレハブが開かないように戸を閉めて


押し寄せてきた津波の瓦礫の大群にぶつかって


一番最初に亡くなったそうです。



火葬の際に叔父の顔を見ましたが


瓦礫がたくさんぶつかったんでしょう。


顔は腫れて、目は陥没していました。



祖母はプレハブに入っていましたが


プレハブは津波でぐるぐる回転して流れていたので


高齢で揺れに耐えられなかったのか


体がどこかにぶつかって亡くなったそうです。



火葬の際に祖母の顔を見ましたが


祖母も顔が腫れて、目が陥没していました。



叔父も祖母も検死で水を一滴も飲んでいなかったそうで


瓦礫にぶつかったり、どこかにぶつかって即死で亡くなったようです。



助かったお嫁さんの話によると


プレハブ内にも水がどんどん浸水して来たので


プレハブ内に2段ベットがあったので


子供たちを2段ベットの上に乗せようと


叔母(母の弟の奥さん)は孫を2段ベットの上に乗せ終わると


ニッコリと安心した表情で


水の中に沈んでいったそうです。


すでに体のどこかを打っていたようです。



叔父は震災から一週間後に遺体が見つかり


祖母は10日後でした。


叔母は2週間たってからで


ずっと水に沈んでいたため


顔が見分けがつかない位に腫れていて


遺体安置所ではビニールの風船のようなものが乗せられて


顔がはっきり見えないようになっていました。



プレハブにいた他の親戚たちもいつの間にか亡くなっていたそうです。


お嫁さんは子供たちを2段ベットの上にあげて


本人は何度も水に沈みながらベットにつかまっていたそうです。



プレハブ内の天井近くまで水が浸水して


プレハブが津波で流されているうちに


どこかにぶつかって斜めに止まり


空気を吸う空間が出来たそうです。



お嫁さんはあの寒い中


一晩中、水の中に口元まで浸っていたそうです。



翌日、仕事で県外から戻ってきた


私の従兄弟(叔父の長男)が


瓦礫の中、プレハブを見つけ


お嫁さんと子供たちを助けたそうです。



お嫁さんも子供たちもよく助かったと思います。


自分の命を投げ出して家族を救った叔父の英断だと思います。



母の実家の地域の避難場所は


海から2キロ以上も離れている小学校の体育館だったそうです。



親戚の大叔母は津波の知らせを聞いて


自転車でいち早く小学校に逃げ


「ここまで来れば安心だね。」


と避難していたそうですが


その安全なはずである小学校の体育館にまで津波が押し寄せ


体育館のギャラリーの高さまで浸水し


体育館内はまるで洗濯機のように


水が渦を巻いて押し寄せて大叔母も亡くなりました。


小学校に避難していた300人ほどの方がお亡くなりになったそうです。



母の実家の近所の車で避難した方々も


渋滞にはまっているときに津波に流されて


亡くなった方がたくさんだそうです。



祖母たちの火葬は3月、4月でしたが


5月1日に祖母たちのお葬式に行った際に


母の実家を見てきました。



母の実家は跡形もなくなっていました。


母の実家近辺の写真をたくさん撮りました。



他のブログなどで


「津波の被害の写真を撮る気になれない。」


というフレーズをたまに目にしますが


それは自分の家の目の前に津波が来たわけでもない


肉親が津波で死んだわけでもない



第3者のキレイごとにしか聞こえません。


私は祖母たちの物は家もお墓も


すべて津波で流されて何もないので


形見のつもりで写真を何枚も撮りました。



↓この写真の真ん中付近が母の実家のあった場所です。


跡形もありません。



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以下の写真も


震災発生から2ヶ月近くたった5月1日に撮った写真です。



写真だけ載せます。


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私は津波で10人ぐらい親戚が亡くなりました。


今日のブログは


自分の命を投げ出して家族を助けた叔父の英断への敬意と


祖母や叔父や叔母、親戚たちへの


追悼の意味を込めての記事でした。


お読み頂いた皆様、ありがとうございました。



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~以上までが、2011年9月11日に書いた記事です。

 



こちらは遠い親戚の家に

津波で流された車がなだれ込んだ写真です。





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