外国人のお友達からも、電通の過労死自殺の悲しいニュースについては、動揺の声が届いています。
メッセンジャーなどで連絡をとっているお友達からも、
「海外でも電通の事件は、ニュースになってるよ。日本人は働きすぎだね。」
「タイにある日本企業(ホンダ)で働いたことあるけど、早く帰るように言われたし、電通のようなことはなかったよ。タイでは、日本企業がたくさんあるから、こんな働き方がタイにも広まったら嫌だな。」
日本には、実習生として働きに来ている外国人の方もたくさんいらっしゃいますから、
心配になられるのも当然です。
実際、日本で働いている外国人実習生の方が過労死(自殺ではない)したという事例もあるようですから、海外のニュースで取り上げられ、反応が広がるのは当然だと思います。
電通さんは、大企業で、誰もが知っている会社さんんですが、
私が新卒で就活をしていた9年前から、「ブラック、ブラック・・・」と噂になっていた企業のひとつでした。
その後、社会人になってから、偶然お見合いの出会いで、食事を一緒にした男性も、電通に勤めていた方でしたが、
「上の人が、早く帰ることを悪いこと、怠けだと考える人たちだから・・・」
というような話をしていましたので、あーやっぱり「ブラック」の噂って本当なんだなと思いました。
電通の事例のみならず、上場企業の「管理職」の人が、「残業しているのに、規則があるから、残業したことにはできない。」つまり、サービス残業が横行しているのは、結構当たり前なのではないかと思います。
9年前から噂は就活生にまで広まっていた。
管理職の働き方が、法律通りには絶対にいかない、むしろサービス残業なんて当たり前にあることは、前から分かっている。
周りも何となくわかっていても、そこにいる人たちが閉鎖的になり、半分洗脳されていき、閉鎖的な組織の中で、変えることが難しくなっているように思います。
サービス残業に関しては、海外でも訴訟がたくさん起こっているので、日本に限ったことではないですが、日本語のKAROSHIというのは、英語の翻訳はなく、そのままKAROSHIで世界共通語になっているのですね。
その人が本来持っている能力を発揮できない働き方なら、
あなたのことを否定の言葉ばかりで追い詰めるような会社なら、
そこにいる必要はないのでは?
あなたの方から願い下げ、働く価値のない会社なのでは?
と私は思ってしまうのですが。
きっとそんな考え方をする人が,日本には少数派で、
たとえ効率良い行動をしていても、早く帰る人は怠けている、
逆に、長時間働いている人、残業している人を「褒める」「尊敬する」「讃える」と考える人が、割合的に多いのかな、と思います。