大晦日を迎え、今年も残りあとわずかとなりました。
私は、まだ仕事場(茶室)にいます。
今日も、外国人観光客のお客様をお迎えしました
弊店・茶道体験古都は、金閣寺から徒歩1分の場所にあります。
かといって、茶道みたいな、ちょっとマイナーな体験(相撲やサムライ体験や忍者に比べると、主流とは言えません・・)は、金閣寺に行く通りすがりの人がどんどん来るかというと、そうでもないんですが。
ただ、この立地には、すごく助けられているところもあると思います
金閣寺エリアは交通の便があまり良くなく、ホテルも周りになく、
祇園や東山エリアに比べて、飲食店や店舗が周りに少ない
とはいえ、金閣寺という世界遺産や、お土産物やさんが周りにありますからね。
これが、もし、周りに店舗がない住宅街で、しかも駅から遠い場所にあったとしたら、どうでしょうか?
もちろん、それでも、「そこにしかない、ユニークな体験」ができたらり、「口コミ」で好評価があったりすると、ご来店が増えていく可能性は大きいと思いますが、
1件ぽつんとお店があるより、周りに何か訪れるべきところがたくさんあった方が、観光客は足を運びやすいのではないでしょうか?
インバウンド(外国人の訪日旅行)を取り込むためにも、やはり、地域で連携して盛り上げていくのがベストだと思います。
例えば、商店街全体で、インバウンドに取り組まれている地域が出てきているようです。
☆大阪の千日前道具屋筋商店街 http://www.doguyasuji.or.jp/
口コミサイト・トリップアドバイザーでも、外国人の口コミがたくさん入っていますね。
ものづくり「体験」も、商店街でできるのがすごい
ホームページも翻訳機能がついています
☆名古屋の円頓寺商店街も http://toyokeizai.net/articles/-/123032
ひとつのゲストハウス&カフェから始まる吸引力で、インバウンドの魅力が周りにも波及しているようですね。
☆栃木県の商店街でも、商工会議所が外国人観光客への対応・取り組みを支援されています。
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/south/ashikaga/news/20160604/2346174
うちは、外国人は関係ないよ・・・英語も話せないしな・・・と思っている方も多いと思いますが、意外に関係あることも多いです。
外国人に、日本の「刃物」がすごく人気だって、ご存知でしたか?
茶道体験に来た方からも、「どこに売ってるの?」って聞かれます
日本茶は、北米やオーストラリアで人気だとよく聞きます
また、日本の化粧品は、アジア・アセアンの女性に人気があります。
・・・などなど。
商店街を対象とした、「インバウンドに取り組む補助金」というのも今年は募集があったようなので、取り組みを始められた店舗も多かったのかもしれませんね。
「今のお客様といえば、おじいちゃんとおばあちゃんだけだね、若い人が来ないね~。」
と思っている商店街の方、
現在のお客様も大切にしながら、新たなお客様を取り込みたいと思われませんか?
商店街全体でインバウンドに取り組み始めると、その地域全体が盛り上がり、1店舗でぽつんと始めるより、効果が期待できるのではないでしょうか