レストランで踊るベリーダンサー 考察 | 踊る♪テキサスの不動産投資家
昨夜、ソルがゴルフ仲間と飲みに行ってもいいかと聞くので、


「どうぞ、どうぞ、是非、遠慮なく、ゆっくりと行ってらっしゃーい。」


と見送り、そして私は、ベリーダンスの見られるレストランにディナーに行くことにしました。


突然だったからベリーダンス仲間を誘うわけにもいかず、一人で。


私は一人ランチも一人ディナーも平気だし、ソルはギリシャ風のお料理が嫌いだし、ベリーダンスにも興味がないのでこういう時にしか行けないんですよね。





家の近くでベリーダンスが見られるレストランは2カ所のみ。


まだダンスを見たことのないほうのレストランに行くことにしました。



去年の夏に見に行った時、スピーカーの調子が悪くてベリーダンスがキャンセルになってしまった、この地中海料理レストランです。













昨夜は雨が降っていたせいか、お客さんはほとんどいない。席は半分以上がガラガラでした。



まさか今日もキャンセルになるんじゃ?と心配になってお店の人に聞いてみたら、「ベリーダンス?今夜は予定していますよ。」と言うのでテーブルにつきました。



しばらくすると、何の前触れもなく突然アラブの音楽がかかって、ダンサーが現れました。去年の夏に見た人と同じ。






小さなステージがあるのでそこでベールを持って1曲。


次に各テーブルを周りながら1曲。


またステージに戻ってジルを持って1曲。



アメリカ南部の水辺より






で、ですね。


これがもう、全然盛り上がっていなかったのです。


お客さんが少ないのもあるけれど、左奥のほうにもテーブルはあって、全部で7テーブルくらいは埋まっているのにみごとに誰もダンスを見ていない。



家族連れやグループ、カップルがほとんどなので皆さんお話しに夢中で、ダンスを見ていたのは私と、1人で食事に来ていた男性の2人だけだったと思う。その男性のほうも、ちょうど食事を食べ終わったところだったので、途中で席を立って帰ってしまったし。



ダンサーが近くに来たらチップをあげようと思ったのに、誰もあげている人はいなかったし、女一人の私のテーブルには踊りに来なかったのであげられなかった。









実はこのダンサーZaraは、私が入っているトゥループのメンバーの内の一人の友人です。


そのことを最近知りました。




Zaraはまだ若い(28歳だそうです)、美人、スタイルがいい。




だから、ベリーダンスの衣装を付けてナンちゃってダンスを踊ったとしても、お店に華を添える役割は十分果たせると思う。




でも、昨夜の彼女の踊りはレベルが高く、思っていた以上に上手だったんです。




はっきり言って、あそこで踊るのは勿体ないと思ってしまった。







もう1軒、近くにあるギリシャレストランはお店が小さくてステージもないし、ダンサーは上品な雰囲気の素敵な人ではあるけれど、年齢が高め(見た目40代前半くらい)です。


そして、レベル的には、昨夜のダンサーのほうが断然上でした。




「猫に小判」なんて言ったら言い過ぎだけど、他に言い方が思いつかないからそういう表現をしたくなる。彼女のダンスをアプリシエイトしない、見向きもしないお客さん達の達のために踊るなんて勿体ないです。







何かのイベントやハフラだったらお金はいただけない場合が多いけれど、本当にダンスを観たい人達からの何十人、ときには何百人ものアテンションを受ける。



レストランと契約したダンサーだとオーナーからそれなりの報酬は支払ってくれるものの、お客さんが誰も見ていなかったとしても笑顔で一生懸命踊らなきゃいけない。



うーん、難しいですね。








私が持っているDVDの中に、レストランで踊っているダンサーの方向けのアドバイスがありました。


「別にベリーダンスなんて見たくもないのに、ディナーに行ったらたまたまベリーダンサーが踊っていた。頼んでもいないのに自分のテーブルのほうにやってくる。面倒くさいなあ。」


というお客さんのアテンションをどうやって自分に向けさせるか。



ベリーダンサーはエンターテイナーとして時にはホステスに転じなければならない。笑顔で各テーブルをまわって自らお客さんに話しかけに行ったりして、お客さん達との距離を縮めなきゃいけないみたいなことを言っていました。



ホステスか、、、、。それだと、ベリーダンサーの地位がいつまでたってもあがらないような気もするのだけど。得意げ







でも、昨夜はお店側にも責任があると思いました。






前に行ったギリシャレストランのほうは、スタッフの盛り上げ方がよかったんです。



最初に「これから美しいベリーダンサーが登場します。皆さん拍手~!!!」とアナウンスしてから音楽をかけ、お客さんのアテンションを向けさせます。



そしてダンサーが踊っている間中、スタッフの人がザガリートと呼ばれる「レレレレレレレ!!!!」というかけ声をかけたり、「オパー!!!!!」と叫んだり、手の空いているスタッフが手拍子したりととにかく盛り上げまくるんです。



お客さん達みんながダンサーの腰にチップをはさんでいたのも、スタッフが上手く盛り上げたからこそだと思います。





昨日のレストランのスタッフも、もう少し協力してあげて欲しいな。



と、私の感想でした。










さて昨夜のレストランで食べたチキンケバブは、あっさりしていて美味しかったです。


アメリカ南部の水辺より








これにサラダとピタとハマスが付くだけなので外食にしてはヘルシーなほうだと思うし、私はギリシャ料理けっこう好きです。


アメリカ南部の水辺より







また機会があれば、別のお店のダンスも見に行こうと思います。ニコニコ