福岡県の健康器具販売会社「毎灸」が嘘の説明をして温灸器を販売したとして5日、同社社長の筒井直美容疑者と社員・元社員ら計11人が特定商取引法違反容疑で福岡・長崎両県警に逮捕されました。
温灸器は別の医療器具メーカーが製造した物で、説明書には「ペースメーカーが入っている方は使用しないで下さい」とあるにも関わらず「使っても大丈夫」などと本来の効能と異なる説明をしたということです。
同品は医療用具として1988年に承認を得ていますが、使用目的は「灸の代用」で効果は「疲労回復」や「神経痛の改善」にとどまるということです。
同社では昨年10月までに九州をはじめ22府県で、計約7千人から約21億円を売り上げていたということで、そのうちの9割が65歳以上だということです。
これまで国民生活センターによると毎灸に関する苦情や相談は計133件寄せられているということです。
(2010.01.25の記事もご参照下さい)
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