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それは昔々、ある衣料品店で働いていた時の事・・・。
その衣料品店は今では知らない人がいないほどの有名店。
でも、その頃は店内には洋物のレーザーディスクを流し、
洋画ポスターを飾っていたりしてました。
平日の店内は人もまばらで、お昼どきということもあり、
店員は後方に1人、前方のレジ付近に私という2人体勢。
そこへ日本人女性と黒人男性カップルがレジにやってきました。
レジカウンター上のテレビには
- カイリー・ミノーグの映像が!
ノリノリで見入る男性客。
すると、たどたどしい日本語で
「コノォ~、SINGERハダレデスカァ~?」
なんて聞いてきたので、
ニッコリと営業スマイルで
「カイリー・ミノーグですよ」
と教えて差し上げました。
彼はニヤリと笑みを浮かべると、
「オォ~!カイリー、カイリー
おカイリィ~!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
何が起こったのかわからず、たたずむ彼女と私でしたが、
沈黙を破ったのは彼女で、ひたすら
「すみません!」
と謝り倒しておりました。
謝る彼女の行動に納得のいかない『おカイリー』な彼。
「カイリーと帰りをかけてるんだよ。解らなかった?」
オヤジギャグに解説はいらねぇよ~!
なんて張り倒したくなる衝動をこらえ、
引きつりそうになりながら笑って差し上げました。
「面白いはずなんだけどなぁ・・・」
思ったよりうけなかったギャグに首をひねる彼と
頭を下げ続けた彼女はこうしてお店を出て行きました。
いや、マジだから!作ってないからね!
だって、別の日にそれらしきカップルを目撃したバイトさんいましたもん。
今、冷静に当時を思い出して気付いた事がありました。
外人の彼、
日本語ペラペラ!
最初のカタコトはギャグへの前フリだったんだなぁ。
他にも変な外人さん ネタはありますので、よろしかったらどうぞ♪