夜にうちに、雪が降ったようですね。
本日私はオフなので、のんびり起きて、のんびりしています。
古風な女パート3は、味噌作りです。
現在我が家は、築40年あまりの傾いた平家に住んでいるので、頑張ってエアオンやらヒーターやらをフル稼働させても、20度に満たないという過酷な冬を、かれこれ7年くらい送っています。
今どきの住宅のような、断熱材など入っていませんので、何もつけない家は、外気とほぼ変わらず、風呂は、毎日露天風呂のようですし、台所は、他の部屋に比べ、さらに2度ほど寒いので、ご飯の支度の際は、フリースのひざ掛けをズボンの上に巻きつけ、ニット帽をかぶり、というような、とてもお見せできないスタイルでおります。
味噌作りの大豆を煮ている最中ですが、最近読んでいる本は、
まだ読み出しですが、こんな寒さなど屁でもないわ。と思えるし、
今の自分の生活が、億万長者に感じられる気がします。
豊かさと引き換えに、幸せを感じる機会が減ってきている。
水木さんは、そうおっしゃっていましたが、本当にそうですね。
スーパーに行って、2、300円出せば買える味噌を、数時間かけて仕込み、半年以上置かないと食べられない味噌をわざわざ仕込むこの手間こそ、
大げさかもしれませんが、今、失われている幸せの象徴のように思えます。
大豆をコトコト煮まして、柔らかくなったら潰して、麹と塩と混ぜ混ぜてして、壺に入れて、重石をして、放置。
っていうだけのことです。
時間と気合いさえあればできます。
ただ、私は材料にこだわり、より栄養豊富な味噌にしています。
大豆は、宮崎で有機大豆を作っている、高校時代の友人(やさいだ農園)から、送ってもらい。
麹は、鎌倉のささやさんで扱っている、五分づきの生麹を使用。
塩は、そこらへんで売っているあら塩ですが。
そして、毎回、圧力鍋でやっちゃうんですが、今回は、半分は、鍋でコトコトしてみたら、大豆の味が違うではないかっ!!
ってことで、来年は、圧力鍋を使わずに、全部鍋で煮てみようと思います。
混ぜるときは、ビニール袋でガシガシ混ぜます。
素手でやると、お肌にもとぅるとぅる効果があるそうです。
半年くらいでも食べられますが、一年経つと、これくらいになり、濃厚で深みのある味噌になります。