ついに | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

私の出身中学で、卒業生が元担任を刺す、という事件が起きました。不幸中の幸いというか、その先生は重傷ではあるものの、一命は取り留められたようですが。


ある新聞によれば、その卒業生は在学中にその先生にひどく叱られ、その後ひきこもりになったとか、書いてありましたが、そんなのねえ。理由と膏薬はどこにでもつくってもんです。


18歳ということですが、卒業して3年もたってるのにその先生を恨むというのは、ものすごいエネルギー、それもマイナスのエネルギーですね。そんなにその先生に、精神的に執着していたということなんでしょうか。それともただの言い訳なのかなあ。


くわしい事情は一切わかりませんので、これ以上コメントできませんけど、私なら、あの中学の先生にはこの先も一切かかわりたくはないですねえ。あの頃いらした先生はもうどなたもおられないとは思いますが、殺人(未遂)という、自分の人生を棒に振るような振る舞いまでしてかかわりたいとは、とうてい思えませんもの。


今日ハリーポッターの最終巻を読み終えたのですが、愛情とか執着とかってことを考えさせられましたね。このシリーズは話が進むほどに苦いテイストが増えてくるような気がしてましたが、最終巻はほんとにビターな感じでした。

死ぬということとか、生きるということの意味意義価値、そんなことまで考えさせられました。ってか、イギリス人て、そういうことを問題視するのかあ、という驚きもありましたけどね。ちょっと前の日本人ならわりと普通にこういうことを発想するんじゃないの?という気がちょっとしました。


噂ではかなり誤訳があるとのことですので、ところどころ、???と思うような単語が出てくると、つい「これは誤訳では?」なんて思ってしまいました。だってねえ、いきなりハーマイオニーが「猿股」って叫ぶんですよ。なにそれ?って思いませんか。


ひきこもっている人には、ぜひ本を読んでほしいと思いました。

学校がどうとか言ってる暇があったら本を読んでほしい。みんなあまりにも視野が狭すぎるよ。