ほとんどの人が知らないと思うのですが、
実はあのナタデココも
発酵食品なんです。
ナタ・デ・ココ(スペイン語:nata de coco)は、
ココナッツの汁を発酵させたゲル状のもので、フィリピン発祥の伝統食品です。
ココナッツの実の内部に含まれるココナッツ水と呼ばれる液体に酢酸菌の一種である
アセトバクター・キシリナム(ナタ菌)を
加えて発酵させると表面からジュースが凝固してゆくので、
一定の厚みになったところでさいの目に切ります。
このゲル状物質はほとんど菌の合成するセルロースから成っていて、
寒天に近い外観ながら、独特の歯ごたえがある食感をもち、
カロリーが低く食物繊維が多いのでダイエット食品としても人気が高いのです^^
ちなみに
アセトバクター・キシリナム(Acetobacter xylinum)と呼ばれる酢酸菌の通称です。
酢酸菌といえば一般的にはお酢が作られるときに活躍する菌ですが、
アセトバクター・キシリナムに至ってはナタデココ作りに活躍します。