参考資料882 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

失われた十支族の謎
「《ここ数年の間、わたしは自分がその使者であると考えさせられるメッセージを受けている。それはじつに簡単明瞭なメッセージで、わたしの国の民衆なら、だれでもすぐに理解できることだろう。すなわち、われわれはだれにも敵意を抱かず、何事にも貪欲にならないが、ただ愛するものの防衛のためには、それがわれわれの利益のみならず、連綿とつづく人類にとっての名誉と幸福を意味すると信じて、一致団結しなければならぬということである。
 1941年のあの暗澹たる時期に、わたしが合衆国議会で述べたように、われわれは威厳と平和の中をともに歩んで行かねばならない。これは誓ってもいいが、世界に広がるわれわれ、イギリス、アメリカ両国民二億人の圧倒的多数が抱く願いである。これこそがわれわれの運命であり、あるいは多くの人びとが言うように神の御心であることは、疑う余地がないといえよう。これがどう表現されるか、またいつどのような形で実現するかはわたしにもわからないが》(1946年3月8日、ヴァージニア州議会におけるウィンストン・チャーチルのスピーチより抜粋)
 いにしえの予言者たちによると、アメリカ合衆国とイギリスは、遠からずふたたび、ひとつの国家に統一されるという。
 やがて実現するこの世界連合帝国には、アメリカとイギリスのほか、イギリスを母体として生まれ、植民された国々も加わることになるだろう。
 イギリスとヨーロッパ、アメリカとその同盟国のあいだに、政治、軍事、経済面でどんな結びつきがあろうと、アングロ・サクソン、イギリス、ケルト系の民族が運命をともにするという認識の前には、どうでもいいことになるだろう。ふさわしい名称がないのでとりあえず“アングロ・サクソン連合”と呼ぶことにするが、スカンジナビア諸国もまた、この連合に加わるだろう。
 現在、アメリカとイギリスはどちらも経済的苦況に立たされているが、この状態は今後もつづき、さらに厳しくなり、混乱も深まるだろう。両国が真の運命―――国家の統一―――に気づくまではである。イギリスはヨーロッパ大陸の外に位置し、全世界に散らばった親類縁者とはもう結びついている。
 イギリスがヨーロッパの一画でこれまでになかった経済危機に直面する一方で、アメリカもまた経済危機だけではなく、政治的、国家的な混乱にみまわれる。そしてこの現象は、アメリカがイギリスの王座はアメリカの王座でもあり、イギリスが自分たちは“合衆国”であるアメリカの一部でもあると認めるまでつづくだろう。何千年も昔に予言されたこの状況を両国が理解しないかぎり、いや、理解するときまで、南米の国がひとつ、またひとつと共産圏に支配されるたびに、アメリカはその脅威を受けつづけるのだ。
 イギリス、アメリカ合衆国、イギリス連邦に属する国々、そしてスカンジナビア諸国が、いずれ統一国家になるという予言には、読者のみなさんもきっと驚かれたことだろう。だが、さらに驚きなのは―――ユダヤ人国家イスラエルが、この世界王国の一部となるという予言である。
 なぜこのような結論に達したか、とりわけ―――ユダヤ人国家イスラエルを除いて―――予言者も述べていない国々を、具体的にあげたのはどうしてか、と知りたくなるのも当然である。
 この章では、その点について解き明かしていくが、じつは、西側諸国の名称は、現代のそれとは違うが、すでに予言者によって語られ、“終わりの時”の運命もこまかに予告されているのだ。」
「Ⅴ・ダンスタンの終末大予言(下)」ヴィクター・ダンスタン著・幸島研次訳より

感想
>いにしえの予言者たちによると、アメリカ合衆国とイギリスは、遠からずふたたび、ひとつの国家に統一されるという。

この著者は「失われた十支族」はイギリスだと考えているらしい。因みに、以前に何度か書いたが日本説もある。
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12031238990.html
補足:http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12046051242.html

おまけ 「優しさ」は求めてもいいが「奇跡」なんか求めないで、だろう。