参考資料723 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

いちじくの木とぶどう園
「もっともなことだが、古代イスラエルの予言者たちは主としてイスラエルに関する予言を残している。
 多くの人口が消え失せた謎はのちの章で論じることにして、ここでは紀元前970年にイスラエル王国が南北―――ユダ王国(ユダの家)とイスラエル王国(イスラエルの家)に分裂したことを述べておけば充分だろう(ここで“家”とは血族的な同族関係を意味する)。ユダ王国(のちにユダヤと呼ばれるようになる)はユダ族、ベニヤミン族、そして祭司の支族であるレビ族の一部からなっていた。残りの十支族が北のイスラエル王国を形成した。
 現在イスラエルとして知られている国は、イスラエル王国の領土の一部を占めているが、イスラエル王国ではない。また、北王国つまり“イスラエルの家”でもなく、この一族とはまったく重ならない。現在のイスラエルは“ユダの家”つまりユダ族、ベニヤミン族、そしてレビ族の一部から構成されているのである。ちなみに、これはユダヤ教の指導者たちも認める事実なのだ!
 こう言えばいいだろう。ウェールズ人はみなイギリス人だが、イギリス人はかならずしもウェールズ人とはかぎらないのと同様に、ユダヤ人はみなイスラエル人だが、イスラエル人はかならずしもユダヤ人とはかぎらない。
 多くの聖書解釈者と違って、予言者はけっして“イスラエルの家”と“ユダの家”とを混同しないのである。
 予言者の予言を解釈する際には、根本的に異なるものはきちんと区別するように充分に注意しなければならない。
 要約すると、次のようになる。
 イスラエル王国は十二支族からなる。
“ユダの家”(ユダヤ人あるいは現在のイスラエル)は二支族からなる。
“イスラエルの家”の十支族は国外に散って消えてしまった。
 予言の中で「ぶどう」あるいは「ぶどう園」という言葉が象徴しているのは“イスラエルの家”で、現在のイスラエルとは無関係な十支族のこと。そして運命の紀元前970年以来ずっと“ユダの家”とたもとを分かつことになった一族のことだ。その年、理不尽な重税に耐えかねて、十支族は分裂を決意したのである。
 予言者イザヤは、予言書における「ぶどう」の象徴を、次の引用部分で明らかにしてくれている。

 イスラエルの家は万軍の主のぶどう畑。主が楽しんで植えられたのはユダの人びと。
イザヤ書 5章7節

 予言者エレミヤも、紀元前700年に次のように書いて、「いちじくの木」の象徴を明らかにしている。

 主がわたしに示された。見よ、主の神殿の前に、いちじくを盛った二つの籠が置いてあった・・・・一つの籠には、初なりのいちじくのような、とても良いいちじくがあり、もう一つの籠には、とても悪くて食べられないいちじくが入っていた。
 主はわたしに言われた。「エレミヤよ、何が見えるか」。わたしは言った。「いちじくです。良い方のいちじくはとても良いのですが、悪い方はとても悪くて食べられません」
 そのとき、主の言葉がわたしに臨んだ。「イスラエルの神、主はこう言われる。カルデア人の国へ送られたユダの捕囚の民を、わたしはこの良い方のいちじくと見なして、恵みを与えよう」
エレミヤ書 24章1~5節」
「Ⅴ・ダンスタンの終末大予言(上)」ヴィクター・ダンスタン著・幸島研次訳より

感想
>“イスラエルの家”の十支族は国外に散って消えてしまった。

日ユ同祖論によると、これが日本だというのである。

「ユダヤ人は今でも、「十支族」を探し続けている。宇野正美氏によれば、その最大の研究所はニューヨークにあり、そこには膨大な資料が集まっている。そして彼らは、日本が最も有力な候補であると考えているという。「日本とユダヤ人の連合を世界が怖れる理由」の著者である小石豊氏は、「十部族を発見するための条件」として六項目に分け、その一つ一つに関して詳しく検証している。その六条件とは、「ユダヤ人が発見する」「経済的に急成長する」「選民意識がある」「今も偶像の国である」「埋没された民族である」「いっせい行動のできる民族である」というもので、小石氏は、これらすべての条件に合致する国は日本しかないと結論付けている。ユダヤ人が日本人を「失われた十支族」として正式に受け入れる準備は、今や水面下で着々と進められているはずである。」
「ユダヤの救世主が日本に現われる」中矢伸一著より
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11767437750.html

おまけ