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ぱちんこもある意味球技よね~って

 

ふと思ったポリッピーです。

 

 

私、小学2年生から高校卒業まで野球やってたって言ったこともあるし

 

サッカーが好きになったって言ったこともあるけど

 

もうひとつ本気で取り組んだ球技がありました。

 

 

ぱちんこ!

 

 

ではなく

 

 

ドッヂボール。

 

 

これも小学生の頃のこと。

 

 

ドッヂボールって、昼休みのアソビ、ぐらいのモンやと思ってる人がほとんどやと思うんやけど

 

私が小学生の頃にはちゃんとしたドッヂボールクラブたるものがありました。

 

 

全国だいたいどこでもあったかな~。今もあるんかな?

 

 

このドッヂボール。

 

昼休みのアソビだと適当に人数を1:1にして

 

ただただ陣地の中を適当に動き回って当たったら外野にいって

 

外野も相手陣の横までいけるのもあれば後ろにしかいけないものもあったんやけど

 

 

簡単にこの本格的ドッヂボールのルールを説明するとね

 

 

まず、人数は12対12。

 

5分ワンセットで最終的に中に残った人数が多い方が勝ち。

 

これの2セット先取。

 

 

開始はバスケットみたいにジャンプボールから始まる。

 

各チームフォーメーションみたいなのもある。

 

外野のスタートが1人とか2人とか

 

内野の中でも

 

ディフェンダー、パスカット、アタッカーとか。

 

 

基本自チームが攻めてる時はアタッカーは陣の前に出て、パスカットは陣の後ろ。

 

パス回しは5回までとし、内野同士のパス交換は反則。

 

5回パスを回すまでにアタッカーは相手の陣地にアタックボールを投げなければいけない。

 

 

逆に攻められてる側はアタッカーも含めディフェンスに回るから

 

陣の真ん中で横に列になり、パスコースを消しつつアタックが来たらボールを掴みやすいように低い姿勢で構える。

 

パスカットがいるチームはパスカットだけ相手チームの外野の動きを見ながら陣の中を自由に動き回る。

 

 

うん

 

 

今この時点で思ったけど

 

文章で説明するのムズイ。

 

 

だから参考動画でも貼り付けとこかな。

 

第27回春の小学生ドッジボール選手権全国大会inサオリーナ決勝トーナメント第1試合 ガッツクラブ 対 徳間クレストキッズ - YouTube

 

 

小学生の頃、周りから誘われて、ノリで入部したものの

 

練習とか試合とか、全てにおいて超スパルタ指導のもと必死に全国大会を目指した。

 

 

私のチーム

 

天理朝和ボンバーズ

 

は、奈良県の中でもけっこうな強豪チームだった。

 

 

他にも

 

 

ザ・チャンピオン とか

 

下市ファイターズ とか

 

 

いろいろと強豪チームはあったんやけど

 

私らが6年生の頃には、チームが県大会優勝2回。

 

関西大会3位、という結果を残しました。

 

 

 

広島遠征とかもあったな~。

 

当時全国最強と呼ばれた

 

金剛寺ファイターズ やったかな?忘れたけど

 

そこと練習試合のアポが取れて

 

1泊2日での遠征。

 

6年の修学旅行でも広島やったのに、なんで年に2回も広島行かんとダメなん?とか思ってたけど

 

今考えたらよかったよね。

 

 

まぁ私は野球もやってたので、基本は野球の試合、ドッヂの試合が重なってしまったら野球を選んでたんですけどね。

 

ドッヂは小学生で終わるし。

 

 

 

そんなドッヂボールクラブでの一番の思い出と言えば

 

 

 

忘れもしないなぁ、8月31日。

 

小学生夏休み最後の日。

 

県大会。

 

 

30日、31日と2日間で行われた県大会。

 

30日の予選はなんなく通過したのですが…

 

この時私、高熱があったんですよ。

 

39.5度ぐらい熱があってね

 

30日の予選はなんとか出場したものの、31日の決勝はしんどすぎて休んだんですよ。

 

 

で、31日の決勝トーナメント。

 

 

私は他のメンバーがきっと勝ってきてくれる。優勝してくれる。

 

そう願いながら自宅で寝てました。

 

 

午前に決勝トーナメントの1回戦が終わったのですが、テレビでやってるわけでもなく、携帯電話が普及しているような時代でもなかったので、私は結果を知ることができません。

 

 

すると、試合が終わったころに自宅に1本の電話が。

 

 

相手はドッヂボールクラブの監督。

 

母が電話に出て、内容を聞いてみると何やらハプニングがあったらしい。

 

 

「ポリッピー!一人選手が怪我したらしい!メンバーギリギリで人数足りないから、どうしても来て欲しいって監督さん言ってるけどどうする?」

 

 

母からこう言われた。

 

 

しかし私はまだ前日に引き続き39度以上の高熱。立っているのもやっとの状態。

 

こんなのでボールが取れるのか?投げれるのか?チームの為になるのか?

 

 

けど、私が行かなければ最後の夏のドッヂボール人生が、試合棄権で終わってしまう。

 

 

私の決断は一つしかなかった。

 

 

「すぐに準備していきます」

 

 

家から会場までかかる時間は30分ほど。

 

試合は13時スタート。

 

たしか、12時25分ごろ家を出た。

 

 

頭につける紫の「一手一つ」と書かれたハチマキを握りしめ、向かう。

 

 

一手一つとは

 

簡単に説明すると、共に助け合う。という意味。(やったと思う)

 

 

今は私がチームを助ける時、救う時。

 

 

みんな、、、待ってろよ。

 

 

会場に到着したのは試合の5分前。

 

 

本来ならもうウォーミングアップをしている時間。

 

 

しかし、メンバー、監督、チーム関係者、保護者、みんなが私を会場の外まで迎えに来てくれた。

 

到着し、みんなの顔を見た時、自然と涙が溢れてきた。

 

 

みんなもそう。監督からは熱い抱擁。

 

 

だって、みんなで心ひとつにきつい練習乗り越えてきたじゃないか。

 

この日の為に、切磋琢磨して頑張ってきたじゃないか。

 

 

もう、みんなの心は、まとまった。

 

 

急いで試合会場に向かい準決勝。

 

 

私はふらふらになりながらもフィールドを動き回った。

 

そして、僅差ながら勝利。

 

 

そして、いよいよ決勝。

 

 

私の体はもう限界を超えていた。満身創痍の状態だ。

 

 

しかし、さっきも言った。

 

この日の為に…県で一番になる為に…全国大会に行く為に…。

 

 

決勝はライバルチームのザ・チャンピオン。

 

 

 

試合前のミーティングで監督はこう言ってきた。

 

 

「ポリッピー、お前にアタッカーを任せる」

 

 

普段はディフェンダーだった私が、アタッカーに。

 

監督はもう、勝っても負けても、この試合に出れる喜びを感じ

 

私に全てを託すかのようにそう言ってきた。

 

メンバーも皆、納得した。

 

 

そして…

 

 

優勝。

 

 

チームで初の県大会優勝。

 

 

試合が終わった瞬間、勝った私達は皆泣き崩れた、抱き合った。

 

 

ほんとに熱い熱い夏だったよ。

 

 

唯一今後悔しているとすれば

 

 

その日、急いで準備しすぎて

 

室内用のシューズを忘れて土足で体育館を駆け回ったこと。

 

これだけは誰にも言えやしなかったな。たぶん言ってたら、バレてたら

 

せっかく行ったのに試合出れなかったな。

 

おかげでめっちゃ足元滑ったわ。

 

 

まぁ、勝ったからなんでもええんやけどね。

 

 

 

あともう一つ

 

 

試合終わってから数日後にテレビで放送されたんやけど

 

その時の実況の人

 

私の名前ずっと間違えてた。

 

 

ずっと

 

 

ほりた、ほりた、ほりた(正解はホッタ)

 

 

ゼッケン12番はほりた(だからホッタ)

 

 

ほりたアタック!(ホッタやー!)

 

 

このほりたは野球とドッヂボール、両方をやっているスポーツ少年みたいですね~。(ホッタ…)

 

 

あんな感動した日やのに…

 

 

 

最後に一言

 

 

ホッタがボールを…

 

 

これと

 

 

ホッタが穴を…

 

 

超ド定番ダジャレね。

 

 

 

長々とご愛読、ありがとうございました。