プチ信の部屋 -580- 16/09/18
今回は「逆風の中…突き抜けた「やっちゃえ!」」
僕は「プチ-551-」で「日本全体が「やっちゃえ!」になったら」を書いた。
それは他人の迷惑も考えず…やっちゃえる人が増えている事への危機感だった。
「猫ひろし」さんはカンボジア代表としてリオ五輪男子フルマラソンを完走した。
途中「最下位」になりながらも…最終ゴールは2時間45分55秒(139位/140人中)となった。
この「やっちゃえ」に対しても賛否両論がある。
カンボジア代表としてロンドン五輪出場をめざしたのは彼が35歳の時。
結局、参加資格の問題で出場できなかった。
そして…
日本では国籍を変更してオリンピック出場を目指すことに倫理的な問題が指摘された。
ネット上では
「代表になれなかったカンボジア人の気持ちを考えろ!」「あいつは日本の恥」
とまで書いている人もいた。
(倫理的な問題があるかないかは別にして)
僕らも自分がやりたい事をやったら人に迷惑をかけてしまう!という事がよくある。
迷惑をかけてでもやろうとしたら多くの非難を受ける。
それが失敗して…次は4年後まで努力を続ける必要があるとしたら
それでも、皆さんは「やっちゃえ」をするだろうか?
デメリットが大きすぎる。
僕なら…きっとやらない。
だいたい…今の僕は自分がやりたい事をしたら人に迷惑をかけるという状態で
…やりたい事をやらないただの小心者。
猫さんはロンドン五輪に出場できなかったのにもかかわらず
その時、すごいバッシングを受けた。
それから4年…彼は走り続けた。
リオ五輪の代表に選ばれた時
「ロンドンがダメになってから地球1周分以上、走りました」と言った。
この「やっちゃえ」はとてつもない努力の上に誹謗中傷が待っている。
それでも彼は走り…「カンボジア」で認められた。
良い悪いは別にして…僕は「すごい」と思う。
「やっちゃえ」のデメリットがあまりにも大きすぎる。
あなたは自分の夢を叶えるためにどれだけの障壁を超える事ができますか?FIN.
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