千羽鶴問題の続きです。

 

さて前回、先に、ドネーションに関してはなしました。

 

「Run for 〇〇」 っていうイベント、このアイデアを利用します。

 

つまり、「折り鶴 for ◎◎」イベントにしてしまうのです。

 

折り鶴を折る折り紙を1枚〇〇円で購入して折り鶴をおり、それで集まった金額は寄付金にするとう仕組みですね。

 

👇海外インターから日本の大学の理系を目指すなら、この本の内容を読んで理解できる日本語力が欲しいです。

大学受験Doシリーズ 鎌田の有機化学の講義 五訂版 (大学受験Do Series)

 

別に鶴でなくてもかまいません。

 

折り鶴は単におもちゃ・小物程度の認識になり、多くはその当日のうちに捨てられます。紙なのでリサイクルを考えても全く問題がある行為ではありません。

 

また、折り紙の完成品を売るだけではなく、作る過程を楽しむ、折り紙体験・教室でも成り立ちます。

 

折り紙をキーホルダーとセットにして配るとかもありますね。

鶴の羽に穴をあけ、キーホルダーにして販売。

 

また、折り紙の大小で値段を変えることもアイデアです。

 

小さい折り紙は鶴をおるのが難しいので、値段は安く、大きい折り紙は簡単におれるので値段が高いとか。

 

ピンセットで折り紙を折る「マイクロ折り鶴コンテスト」にしても盛り上がりの手助けになります。

 

プログラムやロボットに絡めることもできます。

 

つまり、簡単なアイデアを膨らませること、学校内の活動で外部へ寄付をするというように、校内から校外へつなげること。

 

 

インター校でのドネーション活動、その発起人になることは、かなり大きな意味があります。

 

まだまだ子供が学校でできることって、いくらでもありますね。

 

上の内容で、どこからがキラキラに見えるかを考えてみて。

 

早期英語はいろいろ批判されたり、勘違いされたり。

 

常にSNSでも賛否両論ですね。

 

賛成派では、成功した人たちが声をだし、反対派では全く関係のない人達が想像で語っていたり。

 

そもそも、失敗ということがあまり起こらないので、賛否の否がなりたちにくいのですが、それでもいろいろ話題です。

 

そこで、多くの勘違いもあるのですが、1つ重要なこと。

 

それは、国語力です。

 

「国語・日本語を大切に」と言われる否定側の人達にとっても勘違いが多くあります。

 

つまり、早期国語教育がなされているかどうかです。

 

早期英語の日本語版です。

 

日本語は、日本にいて、日本人・日本語話者の両親に育てられ、日本の普通の保育園・幼稚園・小学校に通っているのであればそれで良いと考えていませんか?

 

日本語・つまり国語の教科としての学習としては、単純に家庭などで会話するだけでは不足します。

 

早期英語を否定するのであれば、その反面、早期国語教育をもってくる必要があります。

 

早期になにも教育しなくて良いという派閥の方はこの点も否定してきますね。もちろん、小さいうちは遊んでいるだけでも十分教育として成り立ちます。

 

そのまま海外のインターへ入学する場合は英語が必要ですが、そうでないのであれば、全く何も対策をしなくても、特にお勉強を進めなくても問題ありません。

 

👇質問の多い、小学生向け英語の本のおススメです。

The Adventures of the Wishing-Chair Deluxe Edition: Book 1

 

早期になにもしない場合と、早期に行う場合では、小学校での対応力が変わってきますが、それがあまり気にならないのであれば対策を行う必要もありません。

 

今の中学受験の過熱は、いろいろと悲惨な状況を作り出しますが、小学生に勉強勉強とならない家庭ではそれとも無縁ではあります。

 

早期英語は否定する。

早期国語を行わない。

小学生低学年では宿題以外の勉強は必要ではない。

 

この3点がセットであれば、子育てに関する基本的な考え方が異なるため、お互いが教育に関して議論する必要はありません。

折り鶴問題(その1)

 

千羽鶴問題の話しです。

 

すっかりテレビなどで話題になりましたね。

 

最初に、ドネーションに関して話します。

 

「Run for 〇〇」 っていうイベント、ありますよね。

日本でもすでにおなじみ。

 

つまり、マラソンなどの大会に参加する時に、数千円の参加料を払い、そのお金は〇〇の為の寄付に使うという仕組みです。

 

参加していることで、その寄付をしているということとなり、サポートしている、サポートしたいんだという意思も表現できています。

 

これ、日本では10年くらい前にはまだなじみが薄いイベントでした。

 

しかし、実際は、何十年前から日本でも定着していることなんです。

 

赤い羽根共同募金を思い出しましょう(いろいろ問題がある募金ですが)。
 

赤い羽根を買って、その金額の何パーセントかが寄付のように、特定の福祉の目的に使用されます。

 

👇日本語のコミックです。勇者たちが魔王と倒した後のストーリーという発想がすごい。

大人気なので聞いたことがあると思います。

葬送のフリーレン(1) (少年サンデーコミックス)

 

つまり、赤い羽根を当日つけていることは、寄付をした印、マラソンに参加していることと同様の意味ですね。

 

このアイデアは、非常に有効で、インター校などでのドネーションイベントにも多く利用・活用されていますね。

 

学校でドネーションイベントを開く際の注意点は、各国によって規定が違い、お金がからむだけあって慎重に行います。

 

学校への許可が必要です。

 

そして、その寄付金を明確に第三者を交えて管理し、不正がないこと。

 

その点も難しくはありませんが、そんなイベントを開く勇気が必要です。

 

日本の場合は、毎年大きな災害があり、ドネーションイベントを開きやすい環境にあります。

これは決して良いことではないですが、それを利用して学校内で頑張って行い、役立てる。

 

しかも自分の課外活動の成果としても書ける。

 

=次回に続きます=

 

 

課外活動の難しさと、UK、USAに向かう親たち

 

セカンダリースクール、ハイスクール、国際バカロレア校。

 

その学校がいかに受験に特化した内容を持っているかで、大学受験が大きく左右されます

 

過去の大学進学先一覧や、進学率を参考にすれば、おおよそめどがつきます。

 

大学進学実績がすぐれた学校とは、生徒の偏差値が高いという意味ではありません。

 

もちろん日本の学校ではその意味が強く、どうしても学校の入試によって選別された生徒がそれぞれの学校にあつまりますから、最低ラインを引かれたその上の生徒が集まっていることに間違いはありません。

 

それでも国際バカロレア校やインター校では偏差値的には幅広くばらばらな生徒があつまります。

 

つまり、インター校の場合はそれほど学力が均衡していることはありません。

 

👇セカンダリー生徒向け英語の本。いろいろな人種のストーリーに触れましょう。今はUKが天国ではありませんが。

The Beekeeper of Aleppo: The heartbreaking tale that everyone's talking about

 

海外の一部のインターを除いて、インターナショナルスクールの多くの場合は小学校の受験を経て入学しているか、国籍要件で入学している生徒が多く、頭のよい子供をとっているということではないので、ハイスクールの年齢になってくるとかなり学力がばらばらです。

 

その中でも、ある程度は、学校によって受験できる大学がきまってきます。

 

つまり、現地の良い大学への入学数が学校によって変わってくること、アメリカのアイビーリーグへの合格人数が学校によってばらばらなこと。

 

たとえその学校で一番優れた生徒でも、チャレンジする場合を除いて、確実に合格できる範囲の大学は、その学校によって決まっています。

 

学校になじんでしまいます。

 

もちろん、ひたすら親と一緒に努力して、未踏の国の大学を選択することも可能ですが、勉強以外に時間がとられることになりますし、学校の進学カウンセラーの手助けから離れることにつながります。

 

つまり、ここで話したいことは、「高校のプログラム」のことであり、「高校のプログラム」が大事だということです。

 

一般に、国際バカロレア校、インター校は、イギリスかアメリカの大学受験に向けたプログラムが充実しています。

 

もちろん、準英語圏であれば特にそこの現地大学のさらにトップ大学への進学に向けたプログラムも充実させてます。

 

日本のインター、日本の英語での国際バカロレアプログラムの高校は、しっかりとイギリスかアメリカの大学受験に特化したプログラムになっています。

 

同時に、国内大学への進学サポートも持っていますね。

 

国際バカロレア受験を利用して国内大学を受験する場合は、日本の大学側が国際バカロレア校に合わせているといってもいいでしょう。

 

その合わせてくれている内容にそって、高校側はプログラムを充実させます。

期待を裏切らないように、生徒を育てています。

 

さて、高校でのプログラムは科目の勉強に関してだけではありません。

 

大学受験には、アメリカであれ英国であれ、そして日本の大学であれ、現在は課外活動の実績を提示することが必須です。

 

その学校での成績がよければ、あとはいかに課外活動で学校内外からの評価を得ることができるかが、大学合格の決め手になってきます。

 

つまり、その学校の成績と内申書的な推薦状があることで優良大学への合格の資格を得ただけとなりますが、それだけでは信用されないということですね。

 

もちろん、まずは簡単にその合格の資格を得ることが重要です。

 

ここで日本の生徒さんたちがまず疑問に思ってしまうのは、「何が課外活動になって、何が課外活動ではないのか?」ですね。

 

👇国際バカロレアで避けて通れない、詩の良書です

野生のアイリス

 

何が課外活動? とは、よくある、よく聞く質問ですね。

 

答えは、「科目の勉強以外は、課外活動」です。

 

一般的な数学、物理、化学、歴史や言語(国語)の授業を除いて考えましょう。

それ以外で、学校で、〇〇しましょうということは、課外活動に含むことができます。

 

例えば、アートの授業で、アートを使って校内のどこかを飾る、音楽の授業で、入学式などで音楽の演奏をするグループに入った。

 

これも、課外活動に含めます。

 

でも、いざ課外活動を行うとなると、なかなかどれに参加すべきか、何を始めるかを思いつかない生徒も多いです。

 

それは、学校が課外活動として書けることを準備していないことがあります。


国際バカロレア校、インター校では、このような、課外活動として書ける活動をいっぱい用意してくれています。

 

つまり、考えず、悩まずに、自動的に課外活動に参加して、課外活動をこなしている状況が作られています。

 

海外の有名インター校、大規模インター校、国際バカロレア校では当然課外活動の機会の提供が充実していて、学年ごとに様々な内容で驚きます。

 

日本の学校はまだまだその点が弱いですが、国際バカロレア校の場合はCAS対応のために用意している学校がほとんどです。

 

もちろん、その活動はちょっと弱すぎるとか、書いてもあまり意味がないとかありますよね。

 

あまりにも簡単すぎるとか、授業で義務のようなものだからとか。

 

でも、それはそれを知っているあなたが思っているだけです。

 

合格の資格を得ることと考えると、それでも十分です。

 

合格するための物ではありませんよ。

 

それでは、キラキラな課外活動とはなんでしょうか?

そんなキラキラな課外活動が合格に必要と考えていませんか??

 

全ての課外活動がキラキラになる要素があります。

 

必要なのは、その活動を通して、なにを考え、なにを改善・提案したか、結果がどうなって、それを今後はどうしたいのか? です。

 

課外活動自体がすごく立派で、新聞に掲載されるレベルである必要はありませんよ。

 

合格の資格を得るための学校が準備した課外活動がまず入り口になり、そこから派生した課外活動がキラキラなものになります。

 

課外活動の活かし方に関しては👇を

 

 

インター生はイースターホリデーが終わり、学年最後に向けの試験に備える季節です。

 

この時期には授業もスピードアップし、カリキュラムの遅れを無理やり取り戻す先生も多く、家庭での予習復習をさぼるとついていけなくなる時期です。

 

また、学年が変わる夏休みの間に、何をするかを煮詰める時期です。

 

サマースクールや休暇の日程を考え、予約を進めていることでしょう。、

 

そこで忘れてはいけないこと。それは・・・

 

それは、自由研究ですね

 

学校で課題としてだされない場合でも、せっかくなので、やりましょう。自由研究。

 

学年がかわり、10月ごろにサイエンスコンペティションの案内があることも多いです。

 

その場合、夏休みに下地を作っておいた研究を進めることで、他の生徒よりかなりリードした場所から研究ができます。

 

自分で興味あることを探す目的としても、夏休みの間に自主的になにかを研究するのは良いことです。

 

もちろん、できればサイエンスですね。

 

👇そこで役立つ一品ですが、顕微鏡。こどもの興味を育てます。

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👆もっと安い商品もありますね。

 

サイエンスを大げさに考えないで。

しかし、あまり幼稚に考えないで。

 

大人でも楽しめるのが研究ですが、すすめていくとどんどん奥深くなり、大人でも太刀打ちできない興味の沼にはまることも。

 

小学生と、セカンダリー、しかもセカンダリーのロワーとアッパーでは研究を行うことの意味がかなり違います。

 

将来に向けて、自分でいろいろやってみるには、夏休みという長期休暇は便利なのです。

 

さて、親が子供といっしょに行うことも考えて、いろいろな案はすでに何度も提示してきましたが、改めてアイデア出しの手順を話しておきます。

 

何を研究すればよいの? という疑問は、小学生の自由研究を想像すればよいのですが、親にも悩みの種です。

 

まず、何か1つを考えます。妥協できる研究内容を探します。つまり、趣味や好きなこと、最近行った場所や学校で面白かったサイエンスの授業などを思い出します。

 

例えば以前も提案したことのある「塩の中のマイクロプラスチック探し」の研究を例にしてみましょう。

 

 

これは、テレビなどでも一時期話題になりました。異物混入ネタでもありますが、環境問題として定番です。

 

小学生低学年でもある程度は面白く進められる研究です。

 

まず、スーパーで売られている世界中の塩を購入。

ルーペ、顕微鏡レベルでの異物探し。

販売会社に配慮した発表をしましょう。

 

砂糖より塩、天然塩だけでなく、合成塩でも。

同時に塩の結晶作りや、塩を独自に作ってみることも。

 

環境問題も同時に考えます。塩から環境問題を読み解く研究にスイッチできます。

 

さらには塩と健康の関係性を。突き詰めれば医学になります。これは高校生でもおススメです。医学部を目指す場合は、塩という物をもっと科学的に考えたり、食事に関して細かく研究できます。

 

さらに、砂糖に代わるものは人工甘味料がありますから、塩に代わるハーブなどの研究も。

 

塩と漢方の関係も。

 

お住まいの国の塩に関する歴史は、文系の生徒にも使える研究になります。

 

👇ネタ本として使えます。

自由研究図鑑―身近なふしぎを探検しよう (Do!図鑑シリーズ)

 

最初から立派な内容の研究をしたいというのは無理です。

簡単そうなことから始め、それを年齢に合わせて昇華させます。

 

応用していくのです。

 

研究を進めながら応用していけば、いきなり難しすぎて挫折することがなく、途中まででもまとめれば研究として残ります。