家具屋が教えるレザー(合成皮革)のメリットデメリット | ひらた家具店のブログ

だんだんと日中の日差しが春っぽくなってきましたね~。


どうもこんにちは!ひらた家具店主任の平田敬(たかし)です。


この間はソファーの素材ってどんなものがあるのか紹介したんですね。

その時の記事はこちら。
↑こちらをクリックするとジャンプしますよ。


ソファーの素材には、

①本革
②レザー(合成皮革、フェイクレザー)
③ファブリック(布)

の3つがあるというのがわかって頂けたかと思います。


ってわけで、本日はソファーの素材としての②レザーのメリットデメリットを主任と一緒に見ていきましょうね。


なんで①からじゃないの?とお思いでしょう。

それはレザーとファブリックを説明してからの方が説明しやすいからです。なので説明する順番は②→③→①の順になっちゃいます。これは主任の見通しの甘さです。純然たるミスです。申し訳。



説明に行く前に、上に紹介した記事にも書きましたが、家具業界では本革を「革」、合成皮革(フェイクレザー)を「レザー」と呼びます。

ですので革=本革レザー=合成皮革という意味なのでご注意を。



さぁ、それではレザーのメリットデメリットの話に参りましょう。


〇メリット

・革に比べて価格が安い
汚れを水拭きすることができる。薄めた中性洗剤でオッケー。
・水拭きできることでメンテナンス(お掃除)が簡単。
・豊富なカラーバリエーションとデザイン。
・革と比べ、レザーそのものを加工しやすい。



〇デメリット

・革に比べて寿命は短い。年々少しづつ劣化していく。
・耐久性がそんなに高くないので、色あせや刺激に対する破れなどに気をつけなければならない。
通気性がほぼない。
・ソファーカバーをかけた時に滑りやすい。
・冬など室温の低い時にレザーに直接触ると冷たい。



箇条書きにするとこんな感じです。


主任が思う一番のメリットは汚れを拭ける、という点ですね。

中性洗剤や専用のクリーナーで汚れを落とすことが出来るという点で、ひらたでもレザーのソファーは主婦の方に人気です。お子様にジュースなんかをこぼされた時にもサッと拭くことができます。


しかしその反面、デメリットとして通気性の無さがあります。拭き掃除できるということは、水をはじく、ということです。撥水性があるんですね。

すると例えば、夏の湿度が高い時にレザーのソファーに座っているとムレます。主任も今はレザーのソファーを使っているのですが、レザーに素肌が触れていたりすると、あっという間に汗で濡れてしまいます。


それで主任は自分がいつも座るところにムートン(羊の毛)のシートクッションを敷いています(ムートンは吸湿性がある)。これで夏もムレずに快適です。
レザーをお使いの方でムレが気になる方は、薄いクッションを敷くとかなり快適になりますよ。



レザーにも色々な種類があって最近は傷に強いレザーもあるんですが、それ以外だと傷にもそんなに強くはありません。

何かの原因で穴が開いたりするとそこから裂けたり、傷が広がりやすいのもデメリットの一つです。


なので実はペットを室内で飼っていらっしゃる方には安いレザーソファーはオススメ出来ません。

ワンちゃんやネコちゃんにガリガリされるとあっという間にボロボロになってしまう場合があるんですね。

といっても布も革もガリガリされるとダメージを受けるのは一緒なんですけど(笑)特にレザーには大ダメージ、といった感じなんです。



最後にレザーの寿命を縮める原因の一つに直射日光があります。

直射日光を長い期間浴びていると、レザーがヒビ割れたりレザー自体が剥がれてしまったりと耐久力が低下していってしまうんですね。直射日光の当たらない場所に置くか、可能ならば日中はカバーや布なんかを掛けておくと良いと思いますよ。



レザーのメリットとデメリットはこんな感じになります。


参考にして頂けると主任嬉しいです。


それでは次の機会には「ファブリック(布)」のメリット・デメリットを見ていきましょうね。


それでは。


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