(1) 労 災 勘 定
一億総活躍社会の実現の加速及び熊本地震からの復旧・復興を図るために必要な経費の追加を行うもの。
【歳入】
未経過保険料受入 19億8700万円
支払備金受入 8億2000万円
(独)労働者健康安全機構 納付金 2億2300万円
合計 30億2900万円
【歳出】
労働安全衛生対策費 5400万円
社会復帰促進等事業費 3億5200万円
仕事生活調和推進費 3400万円
合計 4億4000万円
30億2900万円の歳入で4億4000万円の歳出ですが、残りの25億8900万円の行方が不明。
(2) 雇 用 勘 定
一億総活躍社会の実現の加速及び地方創生の推進を図るために必要な経費を追加するとともに、既定予算の修正減少を行うもの。
歳入については追加も減額修正もありません。
歳出については、
地域雇用機会創出等対策費 30億3400万円を追加。
高齢者等雇用安定・促進費 6億7600万円を追加。
男女均等雇用対策費 10億6100万円を追加。
雇用安定資金へ繰入 47億7100万円を減額。
追加額の合計は47億7100万円であり、雇用安定資金へ繰入れる予定の費用をあてて財源とするものです。
雇用保険制度では、特別会計に関する法律第104条第3項の規定により、予算で定めるところによる繰入金及び雇用安定事業等に係る剰余金のうち雇用安定事業費に充てるために必要な組入金をもって充てる雇用安定資金を置くこととしています。
積立金の明細については、予算書の「労働保険特別会計積立金明細書 雇用勘定」に記載されています。
http://www.bb.mof.go.jp/server/2016/pdfhdocs/201622002Main.html
本年度末の現在額は
1兆1112億0739万4542円となっています。