192-参10 教育無償化等制度改革の推進に関する法律案
【発議者】藤巻健史議員(日本維新の会) 外1名
教育無償化のための制度改革を行う法案なのですが、昨今の議論は、高等教育や高校教育での無償化が中心となっています。まずは義務教育における完全無償化を望みます。義務教育は無償と言いながら、多くの経費がかかっており、それらは国民の負担となります。一方で高校からの進学は、社会の流れとはいえ、基本的には個人の自由選択によってなされていることが建前である以上、必ず受けさせなければならない小中学校での教育費を完全に無償化することを先行するべきだと考えます。
この法案の基本理念では、幼児教育から高等教育にいたるまでのすべての学校教育等が、学校等の設置主体にかかわらず、社会の発展の基盤であることに鑑み、教育費用について、原則として社会全体で負担するようにすることとされています。
その基本方針は、
1.授業料について学校教育を受ける者などに負担させない制度を整備すること。
2.私学の授業料負担については上限を定めること
などとしており、私学についての授業料負担は、憲法に違反しており、この部分についての削除を求めます。