ライフラインを断たれるということ | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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まもなく計画停電です~@ひたちなか★

今回の地震は、茨城沖が震源のものありました。

そのとき私は娘を乗せて、信号が消えた道を 車で走っていました。

あれ?なんだか変な揺れを感じる…と思ったら、道の横で 消防署の方が 運転をやめるよう合図していました。

銀杏並木が 大きく首を振るようにして 揺れていました。

運転をしていて 揺れを感じる地震なんて、初めてでした。


帰ってきて、ライフラインが断たれていることがわかりました。

わずかに出る水を お鍋に貯めていきました。

お店も 10分後には 閉店しており、電気・水・食糧・ガソリン・情報が届かない状態。

日ごろの備えが必要だということを、身をもって感じました。


その日は、たまたま お風呂の残り湯を入れてありました。

普段は 少ししか入れておかないガソリンを たくさん入れてありました。

残り湯をためておくこと。ガソリンをたくさん入れておくこと。

(茨城のガソリンは、2日半で枯渇しました)

これらは、当事者となってみて 普段から やっておかなくてはならないことだと、わかりました。


ライフラインの中でも、特に 困ったのが 水・電気・情報です。

水は、飲むだけでなく、トイレもお風呂も食器を洗うのにも使います。

お風呂に 水がなかった家は、近くの小川まで 水を汲みに行ったそうです。

給水は 3時間並んで1リットルという状態。

2日目からは スーパーなども空いていましたが、3時間以上並んで 品物を買えるかどうか…?という状況。

ふだんは潤沢にある水が、こんなにも ありがたいものだとは 思いませんでした。

今も のどが渇いていますが、水分をとるのは 調整しています。

飲むと トイレに行きたくなりますし、今ある水が減ってしまいます。

昨日、積水ハウスさんが ペットボトルの水を配りに来てくれましたが、それが 本当にありがたかったです。


また、うちはオール電化なので 電気がないと なにもできません。

(実家はガスなので、お料理はできていて だいぶ 普段の暮らしに近い様子でした。)

水が出るうちに お風呂の水を ためようと思っても、電気が来ていなければ スイッチが押せません。

エコキューとにたまっている水は、手動で取り出すことになります。

お料理は カセットコンロ。暖をとるのは毛布となります。

心がいっぱいいっぱいの私に、「遊んで~」という娘。

こんなときテレビがあったら、ちょっと見ててね、と言えるのに…なんて思いました。


それから、情報。

電話がかからなくなり、電波も届かなくなり、携帯の電池が切れ、ラジオだけが 頼りの生活になりました。

普段、ラジオ自体苦手で まったく聞かないんだけど、今回 茨城放送に救われました。

「ひたちなか市・・・」という言葉が出るたびに、耳を傾けました。

近くの市町村で復旧がはじまっている様子に 勇気づけられました。

情報がある、というのは なんて安心なのだろうと思いました。


当たり前のものが なくなることがある。

それを 前提に 今を生きなくてはいけないこと。

身を持って 感じています。

今日も断水です。水を汲みに行って来なくちゃ。