親は裁判官ではない 2 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

前回の記事の続きです。


本当の姉妹だったら、こんな風に 簡単に 仲直りは できないかもしれませんが、
今回のことで 伝えたいことは 2つです。

まず、子どもをジャッジしないことです。

親は 立場上、正しいこと、するべきことを 教えようとします。


でも、本当は 小さい子でも 自分が どうしたらよいかを よく知っています。

年齢が 小さいときは、社会のルールとして 教えることも 必要なことですが、
徐々に 自分で考えさせる 場を持たせていきます。


ポイントは、気が済むまで 泣かせ、否定をせずに 子どもの言い訳を 聞くこと。

その後なら、たいてい 自分から どうしたらよいかを 話し出します。
できるなら、一人ずつ 丁寧に話を聞いてあげられると いいですね★


また、親は 誰が悪くて 誰が悪くないと ジャッジする必要はありません。

悪さの順位をつけることって、そんなに大事ですか?


また、どちらかの子が 叩いたり 蹴ったりしたときこそ、冷静に 問いかけます。
「どうしたの?」「何があったの?」


人は、自分を 見て欲しいとき マイナスの行動によって、注目を得ようとすることがあります。
暴力に訴えるのは、親の注目を 浴びたいための行動かも しれません。

激しく叱ってしまうと、相手の「僕を見て!」「私を見て!」という欲求を
満たしてしまうことになります。

表面的な ぐずりや 反発や 悪態に 振り回されず、話を聞きます。
(忍耐力が いりますよ~!)


親の役割は、ジャッジをすることではありません。

罰を与える人ではなく、話を聞く人
だと、私は思います。


つづきます★